本と旅とそれから 冬天の昴、地に巣くう/あさのあつこ

本と旅とそれから

冬天の昴、地に巣くう/あさのあつこ

しばらくチェックをしないうちに、弥勒シリーズの未読作品が2冊になっていました。
2冊まとめて読めるというのは、望外の幸せっ(≧∇≦)。
ほんと、面白い、楽しめるシリーズですよねえ。シリーズっていうか、あの二人、いや、三人が魅力的なのね。
冬天の昴、地に巣くう
冬天の昴、地に巣くう/あさのあつこ
(光文社)


ストーリーはもはや二の次。もちろんそれなりに興味深い物語になっていますが、このシリーズの魅力は二人の主人公。それは今回の2冊も変わりありません。
この二人の会話の部分が、読んでいて一番面白いところです。

でも、最近作では一層なのですが、二人ともうひとり、小暮信次郎の右腕、尾上町の岡っ引き・伊佐治の存在が実によいのです。クセのありすぎる二人と比べれば、単純明快この上ない伊佐治親分。でも、「あの」信次郎ですら、その腕前を認めぬわけにいかない有能な岡っ引きなわけです。

今回は、清之介、信次郎、伊佐治の3人を、ドラマ化するとしたら誰に演じてもらいたいかなー、とぼんやり考えながら読んでいたのですが――伊佐治はこの方(▼)はどうでしょ。


蛍雪次朗


蛍雪次朗(ほたる ゆきじろう)さんとおっしゃるのですね!あちこちでお顔を拝見していましたが、失礼ながら名前はぜんっぜん認識していませんでした。今は、NHK-BSの「伝七捕物帳」にも同心役で出ておられます。時代劇だし八丁堀関係者なのでイメージが湧きやすいのかも知れません。

もうちょっと柔らかい雰囲気の俳優さんでもいいかなー、とも思いますけど。ただ、伊佐治親分は脇役ですからねぇ。名脇役と言われる俳優さんは結構おられますが、ただでさえ俳優さんの名前を知らないワタシには、脇役の俳優さんたちの名前など思い浮かぶわけもなく。

じゃあ、主人公二人はどうだ。

滝沢秀明
まずは遠野屋清之介。

滝沢秀明さんはどーでしょーか~。
最近では、「鼠、江戸を疾る」に出ておられた――選択の範囲がNHK時代劇に偏ってますが。

正直なところ、私は滝沢さんを演技派だとは思ってなくて、特にセリフ回しなどはいまいち(死語?)などと思っているのですが、あの透明感のある美しさと、影のある雰囲気などは、凄腕の暗殺者だった過去を持つ、今は有能な商人、という役どころがハマるように思うのです。


とにかく、遠野屋清之介は、冴え冴えした美貌がなくてはダメさっ。
もちろん、美形の俳優さんはほかにもいるけれど。私が、若手の俳優さんをほとんど知らないってことですが。美貌といえば、小暮信次郎も、ハンサムでなければダメなんですが。
ということで――

高良健吾

高良健吾さん、どう?

小暮信次郎の特徴は、優しさとか温かさの感じられない、冷たい美貌です。
人の情けとか思いやりというものと無縁で、彼に影響を与えるものがあるとすればそれは自分にとって面白いと思えるかどうか。そして彼が面白いと思うのは、人間の正体や犯罪に隠された真実を解き明かすことだけ。

・・・なんだけれど、「冬天の昴」に描かれる彼は、いや、とことん冷血ってわけではないんでしょ、と思わせるところがありますし、伊佐治親分とのふだんのやりとりなども、やっぱり何かこう、味があるというか、SFにでも出てくるような完全に感情を失った人間ってわけではないと思うし、だからこそ面白い。

高良さんは、「花燃ゆ」のときの高杉晋作のイメージが、信次郎に似合うな~と思いました。高良さんの高杉晋作も、普段はまるで普通の人を超越してひとり高みにいるような人物でした。まあ、信次郎と違って、情熱家ではありましたが。

私の脳内俳優さん名簿は極めて薄いし、「顔は何とか浮かぶけど、名前全然わかりません!」な俳優さんがすごく多い。なので、選べる範囲も狭いのが我ながら残念。
20年前ぐらいなら佐藤浩市&中井貴一のお二人なんかもよかったかも。佐藤浩市さんの方が清之介かな。いや、あの人じゃちょっと線が太すぎるか。

まあ、本を読みつつ、こんなことを考えてニヤニヤしてました(全然感想文になってないって)。


webcitron01.gif


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tag: あさのあつこ 弥勒シリーズ 
  1. 2016/08/02(火) 22:00:01|
  2. 2016
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コメント

弥勒シリーズ、すでに新しいのが出ていたんですね!
lazyMikiさんのおかげで知ることができました~。私は東天の昴までしか読んでいなかったので、私も最新刊を読まなくては。

この本の面白さはメインキャスト3人のキャラクターによるところが多いですよね。
自分の記事を読み返したら、私は清之介に向井理、信次郎に綾野剛か速水もこみち、としていました。長身で涼やかな目をした俳優さんを選んだようです。
でもlazyMikiさんのキャスティング、いいですねー!伊佐治さんに蛍さん!ぴったりです。(この俳優さん、確かによくお見かけしていましたが私もお名前をぞんじあげませんでした。ひょうひょうとした感じも上手そうです♪

清之介にタッキー!なるほど~。いいですねー。
私も鼠、少し観ていました。タッキーの演技はまだまだ途上中かなというのが否めないと思うんですが、声自体はいいし、なんせお顔が美しいのでポテンシャル高いですよね。

私も地を巣くうを読んで、またキャスティングを練り直したいと思います。笑
  1. 2016/08/07(日) 13:26:09 |
  2. URL |
  3. lundi #dkQVFjxY
  4. [ 編集 ]

lundiさん

この小説って、主役が二人でどちらも美形、でもキャラ的にはカラーがかなり違う、という設定なので、キャスティングをしてみたくなりますよね^^。

伊佐治親分には、中村梅雀さんはどうかしら、などとも浮かんだのです。これまたNHKの時代劇で「神谷玄次郎捕物控」という番組があって、主役の同心は高橋光臣さんなのですが、その手下の岡っ引きを梅雀さんが演じておられました。
高橋さんの同心は、剣の腕はたつのに不真面目侍で、それを梅雀さんの岡っ引きが支えている、という役どころで、ちょこっと伊佐治親分と通じるものがあったのですが…。梅雀さんだと、ちょっと主張が強すぎるかなー、と思いなおしました。

綾野剛さん、そうか、あの人もよいですね!
信次郎も清之介も、どちらも演じられそう…。
俳優さんって、どんな役どころかでかなりイメージ変わりますよね。
lundiさんの読書記事、後で読ませて頂きますね。
  1. 2016/08/07(日) 22:31:46 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

この小説はぜひドラマ化して欲しいですね。
私の信次郎は、松田翔太。清之助は高橋一生です。
信次郎は内に狂気が欲しいです。
清之助は真っ暗な過去を抱えています。
そのイメージで(^O^)!
  1. 2017/01/27(金) 10:56:11 |
  2. URL |
  3. タケル #-
  4. [ 編集 ]

タケルさん

コメントありがとうございます^^
をを、信次郎を松田翔太さん(すぐにわかったように書いてますが、お兄さんの龍平さんとどっちだったかわからず、調べました)!
いいですね~。あの凄味のある美貌。
高橋一生さんも(「カルテット」は見ていないのですが、大河とか、「民王」とか見ました)ステキな俳優さんですよね。
いつもどこかに傷を抱えているような雰囲気が、清之介に合いそうですね。
  1. 2017/01/27(金) 21:11:32 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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