本と旅とそれから 青丹よし≪東大寺≫                        (2007年初夏・奈良)

本と旅とそれから

青丹よし≪東大寺≫                        (2007年初夏・奈良)


6月4日(月)
▲東大寺・大仏殿

春日大社から、若草山のふもとをてくてく。
しのちゃん小学校時代の遠足の思い出など聞きつつ。
「お弁当食べるのに敷物広げて座るんだけど、鹿のフンに触らないように気をつけなくちゃならなくて・・・」
それにしても、さすがに大仏様のおわします東大寺ともなれば、いますねぇ、たくさん!
鹿が?――いえいえ、修学旅行生、ですよ~!
今も昔も変わらないのでしょうが・・・阿弥陀様の変わりにドナルド・ダックが立っていても、とりあえずお賽銭投げちゃいそうな皆さま。青春してる・・・。

さて、まずたどりついたのが、法華堂、またの名を三月堂。
あれだけたくさんいる学生さんたち、なぜかお堂の中にはいない・・・。
しのちゃんと二人、内に入ってぐるりと回り、また正面に戻って来て、ちょうど座れるところがあったので腰を下ろしてぼんやり。

別に私が今さら言うまでもなく・・・ここはすごい空間なのです。
ここは「天平」なんですよ・・・建物も、仏様も、8世紀半ば・・・だから、今から1,300年近く昔のもの。人間なんて、何世代生まれて死んでを繰り返す時間でしょ。

俗っぽい話をすれば、お堂におられる仏様のうち12体が国宝。
まさに、人類の至宝!のつまった宝物庫――が、がら~んとして、風がすーすー吹き抜けて、しのちゃんと私がぼーっと座って・・・仏様密度高いね・・・数で圧倒されてるよ・・・。

なんかこう、しばしぼーっとしてから外に出たら、三百年ぐらい経ってました、という雰囲気のするお堂を、名残惜しいのですが後にして、次は階段を上ってお隣の二月堂へ。

▲東大寺・二月堂

それにしても暑い。空は青い。
▲二月堂・回廊からの眺望

こちらは、ご本尊は絶対秘仏ということで、拝めませぬ。

では、いよいよ大仏殿目指して参りましょう。
実は、どう行けばいいかちっともわかってないんですけど、何しろ大仏殿は大きいから、屋根見えてるし、大丈夫に決まってる・・・。

▲柘榴の花。コントラストの鮮やかさ。

でも・・・大仏殿て塀に囲まれていて、どこからでも入れるってわけにはいかないのね。

▲これは大仏殿の塀ではなくて、この先にさらにあるのです。

日除け対策をバッチリしてきたしのちゃんと対照的に、私はほとんどグリルの中のサンマ状態。梅雨入り前の奈良で、ここまで強烈な陽射しに見舞われようとは・・・うかつだった~。
襟ぐりの大きな服を着ていた私はその日一日で恐るべき日焼けをし、その後かなり長い間、非常に見苦しい「月の輪グマ」状態になってしまったのでした。
特にこの大仏殿までの道のりで焼けた気がするな~・・・。

そしてようやくたどり着きました。
▲東大寺・大仏殿

世界最大の木造建築。
高校の修学旅行で、初めてこの建物を見た時の感動は忘れません。
とにかくまずその大きさに圧倒されました。
古代の天皇の権力の大きさとか、仏教の影響力の巨大さとか、そういうものをまさに膨大な物量として具体的に見た思いでした。

これは日本のピラミッドみたいなものかな~・・・。

それにしても、やっぱり人が多いわね。外人さんも多い。
なぜか大仏様の写真撮影は禁止されてないんですね。

その後、日本最古の戒壇院へ。
ここにも素晴らしい天平時代の四天王像があります。

奈良に来る直前に読んだ司馬遼太郎作品「空海の風景」で、空海が建てたとされる真言院(?)も覗きましたが、こちらは中に入れません。

それにしても、つくづく広い、東大寺。
この空間の広がりは、京都では望むべくもないもの。
奈良であったればこそ、こうした何もない空間を含めた境内が、今日に至るまで保存されてきたんでしょうね・・・。

さて、お昼も食べずに(東大寺の中には、食べるところほとんどありません)歩き回った春日大社~東大寺、今回はそろそろ散策も終了、ということで。

南大門近くでお行儀よくしてた鹿(雌鹿かな?仔鹿かな?)を、最後にパチリ。

どっかでお茶したい~と、興福寺方面をさらに歩き回ったものの、何せ地図のついてないガイドブックしか持っていない私たち(ホント私、アホでした)、どこへ行っても修学旅行生たちにわらわらと囲まれて、すっかりへこたれました。
駆け足でささっと興福寺東金堂だけ覗いて・・・(国宝の仏像がうなるほどあります)。



ホテル近くの甘味処でようやく一服~。

そのついでに、お店に置いてあったガイドブックを調べて京都のお店に予約の電話。
お昼を抜いてハラペコな私たち、これから京都に戻って晩ご飯、ですよ。
・・・にしても、お店の予約の電話は、も少し余裕をもって入れましょう。反省(^^;

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tag: 
  1. 2007/07/18(水) 21:31:00|
  2. 07初夏・京都、奈良
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コメント

No title

私も高校の修学旅行で奈良の東大寺に行きました。
そのころは「この子たちにお寺の説明してどーなるの」といわれるような、歴史的建造物に無関心な高校生でした。
今思うとガイドさんの説明付きだったんだもん、もったいなかったですね。
それにしてもきれいに整備されてますね。フランスのシャトーに負けないぐらい。
  1. 2007/10/04(木) 21:31:00 |
  2. URL |
  3. ruksak #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈ruksakさん、
京都と比べると、「観光客密度」が低いなーと思っていた奈良ですが、いや~、やっぱり大仏さんの周辺は別格でした。
学生服の嵐でした。
日本の学生なら、一度は修学旅行で訪れるところなんですよね。

私ももっとガイドさんの説明、ちゃんと聞けばよかった・・・と書きつつ、つい最近の北海道旅行でも、姪っ子と遊んでいて、折角のガイドさんの説明を半分くらいしか聞いていなかったことを思い出し、つくづく自分って成長してないな、と思ったのでした。とほほ。
  1. 2007/10/05(金) 17:25:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

さっそくお邪魔しました~。
小学校のころ、友達と若草山で遊んでいて、急斜面でなぜかダッシュ!((( 三( -_-)
止まりきれなくてヘッドスライディング~。
服が鹿のフンでコーティングされ、土塀の間を泣きながら家まで走ったんを思いだしました(笑)
小学校時代が一番この辺りへ来たかな。毎年ここで写生会があったしね。
大人になってからは、実はあんまり来ていません。
だから、多分、何度も観光で来てはる方の方が詳しいかもな(笑)

久しぶりに三月堂へ行きたくなりました。
  1. 2008/09/27(土) 20:50:00 |
  2. URL |
  3. bananan_bou #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To ばななさん、
過去記事にお呼びたてしたようで、恐縮です~<(_ _)>

鹿フンまみれとなり、泣きながら帰って来たばななさんを出迎えられたばなな母上さまの、おそらくは「笑いたいが、息子の心を傷つけてしまいそうで笑えない」という非常に苦しい状況が察せられまする。
(ちなみに、ワタクシは「ぶはははっ!」と笑わせて頂きましたです。)

大阪の友人しのちゃんにとっても、奈良は遠足圏内だったとか。
関西の人っていいな。
本当は、もっと奈良にも行きたいんだけど。
もっと車の運転が上手かったらいいのに・・・。京都と違って奈良は、車があった方が便利ですよね?
  1. 2008/09/28(日) 21:47:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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