本と旅とそれから 「あの世」界隈≪六道珍皇寺と幽霊子育飴≫         (2008年5月・京都)

本と旅とそれから

「あの世」界隈≪六道珍皇寺と幽霊子育飴≫         (2008年5月・京都)




5月9日(金)
駒井邸を後にする頃には、何だか半端な時間――というのも今日は、夜に友人と会う約束になっているのです♪
それじゃあ、あまり遠くに行くのはやめて、近いところにまいりましょう。


六道珍皇寺。
こちら、森見登美彦さんの「有頂天家族」では、タヌキ兄弟の次男坊がカエルに姿を変えてこのお寺の井戸に住んでいるということで、また万城目学さんの「ホルモー六景」では、凡ちゃんこと楠ふみがバイト先の男の子とデートに来るところとして登場します。

目玉は・・・閻魔様の像と、地獄に通じている(し、矢二郎も住んでいる)と言われる井戸ですかね。




この格子戸の向こうが、件の井戸のあるお庭なのですが、「ホルモー六景」にもある通り、この格子戸は閉められたまま、お庭は外から覗くことができるだけ。

あ、もともとこの井戸は、平安時代のインテリ貴族・小野篁(おののたかむら)が、閻魔大王のアシスタントを務めるために地獄へと通う際、通勤ルートの入口として通ったところなのです。




あー・・・あれか。あの、竹製のフタがかぶせてあるのが井戸ですね。
遠目なのでいまひとつなー・・・。
近くまで寄らせないのが、ミステリ感を保つ秘訣ですか(だって中を覗きたいじゃないねぇ)。

暗いお堂の中に安置してある閻魔様の坐像の方が、迫力あるように見えました。
といっても、こちらもお堂の中には入れなくて、外から覗くんですけど。




まあ・・・とりあえず、見たからいっか。
それでは次に、飴など買いにまいりましょう・・・。

が、目指すお店はもう閉まってました(午後4時閉店どすえ)。

ので、これは翌10日(土)のことになりますが。


5月10日(土)



むか~し、子供向け怪談本で読んだ、「子育てゆうれい」の話。

夜な夜な、店が閉まってから飴を買いに来る女の人がいて、不思議に思った店の人が後をつけてみたところ、墓地へと入って行き、墓の中から赤ん坊の泣き声が・・・。
つまり、亡くなった母から生まれた赤ん坊に食べさせるため、その母が幽霊となって飴を買いに来ていた、と。
――怪談といっても、ホロリとさせられる話。

そのお店や飴がいまだにある(店の場所は少し移動したようですが)と知って、行ってみたいと思っておりました。





みなとや幽霊子育飴本舗――由来書きの入ったこの飴が、ほとんど唯一の商品といってもよいかと。

私、ふだんは滅多に飴を食べないのであんまりよくわからないのですが・・・。
味は――べっこう飴(見かけは鉱物標本みたい)?

こちらも、話のタネに一度、という感じの「京名物」でした^^


六道珍皇寺、お寺情報はたとえばコチラ
みなとや幽霊子育飴本舗、お店情報はたとえばコチラ

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  1. 2008/09/28(日) 21:38:00|
  2. 08初夏・京都
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あらー残念!
これじゃあカエルのタヌキ次兄(何が何だか…)がいるかどうか、見えませんなぁ。
それにしても京都って、冥界への入口とか、幽霊の買いにきた飴とか、
そういうところには事欠かないのですね。
いろんな伝説があちこちにあって、ほんと面白いですねー。
  1. 2008/09/29(月) 09:59:00 |
  2. URL |
  3. yurinippo #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

黄金飴っぽいというよりやはり鉱物標本。
鞆の浦名物「保命酒」(養命酒みたいなもんかナ)で作った保命酒飴なるものを買ってきたが、私も普段は飴をほとんど食べないのでした。それでも買うのが自分土産というもの?

ついでに保命酒で作った煎餅も買ったら、これは焼き八ッ橋みたいな味と食感。焼いた八ッ橋を買ったことが1度もないにもかかわらず、なんでよく似た味の煎餅を買うかなあ。
でもなかなか美味。
次に京都に行く時は生じゃない八ッ橋買ってみてもいいかも。
  1. 2008/09/29(月) 20:11:00 |
  2. URL |
  3. しの #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

こんばんは☆
バイト少年が一緒だったら格子戸をあけて近くまでいけたかもー^^

にしても、小野篁の裏稼業ってすごい。
閻魔さんのアシスタントですもんねぇ。。。
あの竹製のふたを取ったらそこは、ほんとうに…

そんなことがあっても不思議じゃない力が京都の町にはありそな気がしますね~。
  1. 2008/09/29(月) 21:33:00 |
  2. URL |
  3. bananan_bou #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To yuriさん、
>カエルのタヌキ次兄
ふははっ、読んでるヒトならわかるでしょう!てな感じですよねー。
まあしかし、これが、井戸端まで寄れて、覗き込んで「あ、やっぱただの井戸やな」ってなっちゃったらそれはそれでがっかりってもんでしょうか・・・。

嵯峨野の奥(というか、清滝の入口というべき?)にもオカルト・エリアがあるらしく、私としては行ってみたくてたまらないのですが、しのちゃんが大のオカルト嫌いなので、いかに騙して連れていくかを考え中です。
バレたら絶交かも、の危険が大きい!
  1. 2008/09/29(月) 23:14:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To しのちゃん、
(あ、まずい、次がしのちゃんだったか。)

鞆の浦って、誰かのブログで割と最近目にした気がするんだけど、誰だったかなぁ・・・。
gvillaちゃんか?いや、違うかなぁ・・・。
ま、それはともかく、養命酒の飴にお煎餅?!
養命酒って、私は匂いを嗅いでみたことしかないんだけど、結構マズいんでしょ?
きっと、保命酒はもっと美味しいんじゃ・・・わかりまへんが。
・・・いや、そんなことはないという人もいるみたいだけど・・・。
しのちゃん、ニッキ嫌いだったよね。だとしたら、固い八つ橋はどうかなー。
結構ニッキだもん。

お土産ってさ、「ま、とりあえず1度は買ってみようか」っていうの、あるよね。
御池煎餅とかもさ。もう買うことはないと思うけどさ。
  1. 2008/09/29(月) 23:20:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

To ばななさん、
実は、私も開けられるスキはないかと、ちょっときょろきょろしてみましたが。
・・・といっても、たとえ開けられそうなところがあったとしても、私は小心者なので、きっと入れなかったと思います^^;
地獄や閻魔様より、係の人が怖いのだった。

ホントに、履歴書に大書きできそうなサイドビジネスですよねぇ。
なんか、閻魔さまとのコネを使って、死んだはずの恩人を蘇生させたりしたらしい。

思うに、井戸があの世に通じるのは、一日のうち一定時間だけじゃないでしょうか。
それこそ、逢魔が時とか。
あの世に通勤するにも、時間厳守だったんじゃないかなー。
  1. 2008/09/29(月) 23:25:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
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No title

あーあんなに離れているんだ。
ちょっと覗ける位置までは、難しいですね。

私もホラー小説は読みますが、
(最近も京極夏彦の幽談をよみました)
高いところと、オカルトスポットは苦手です。
  1. 2008/10/01(水) 00:42:00 |
  2. URL |
  3. bullet4071 #79D/WHSg
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No title

To bulletさん、
そーなんですよー。
あまりに遠いですよね~。タヌキでもなけりゃもぐり込むわけにもいかないしー。

私、ホラー小説はあんまり読まないんですが(読みたい気持ちはあるんですが、思いきれないです)、オカルト・スポットは行ってみたいです。
高いところは、建物の中の展望台とかはまあ大丈夫です。
でも、足の下が見えるような(踏み段が格子状になっているようなの、あるじゃないですかー)階段とかは、怖いです。たま~に、夢にも出てきてすごくあせります。
  1. 2008/10/01(水) 20:11:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki2 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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