本と旅とそれから 宵々山万華鏡

本と旅とそれから

宵々山万華鏡

宵々山


い、いかにも「森見登美彦さんのファンでござい!」ってタイトルですねっ^^;。

ええ、でも、実際そうでして――森見さんの「宵山万華鏡(感想文はコチラ)」に描かれる、「真夏の夜の夢」みたいな世界を覗いてみたい、というのが、今回この時季に京都を訪れた大きな理由のひとつです。
「めっちゃ暑いよ」、「めっちゃ混むよ」と、あちこちから警告して頂いたにもかかわらず。

京都入りしたのが祇園祭・宵々山の日。
確かその前日には、「記録的な豪雨、金閣寺水没か?!(←ちょい大袈裟)」みたいなニュースが全国的に放送されましたが、私には、「なんとかなるよ」との根拠なき確信があったのでした。

初日の昼間の話はまたいずれ記そうと思いますが、まずはその夜、宵々山。


webcitron01.gif


その日は、お仕事とソーラーカー作りにお休みもないほど忙しい京都在住ブロガー・にいやんに無理をお願いし、夜祭見物をお付き合い頂いたのでした。

梅雨の末期というのは雷&大雨がつきものですが、その日も例に漏れず、夕方土砂降りの雷雨。
それでも、地下鉄・四条駅から出て来てみると、まあ・・・なんとか雨は止んでました。


宵々山


京都一の繁華街といえる四条通界隈、夜にも何度となく来たことはあったのですが――確かに人多い~。しかも浴衣割合高いです。
どわ~~、これが名高い山鉾ちゅものか!駒形提灯ちゅものかぃな~!

何しろ初めてなもので。
思いっきり「初心者の祇園祭」な感想なのです。
一応「祇園祭マップ」みたいなのは持ってましたけど・・・もともと方向オンチというのもありますが、異世界と化したお祭り空間で、もう私は目がくるくるでした。

広い四条通などはまだしも、室町通とか新町通とか、ただでさえ狭めの通りの両側に屋台がズラリ。
そして、通りの真ん中に明々と灯る駒形提灯、そして山鉾。全部で32基もあるんです。
時々写真を撮りつつ(あ、この時は身軽にということで、IXYで)、ドキドキわくわく歩くうち――。

おなかが減りました^0^;!


宵々山


狙っていた「膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり」の「しみだれ豚まん」!
ぐるぐる歩いているうちにばったりお店の前に出た!
お店の前の屋台で売り子さんが「今ならまだ並ばずに買えますよ~~!」と呼んでいます。


宵々山


ひゃあ。嬉しい!祇園祭限定の人気商品らしいのダ!
・・・が、どこで食べたらよい?座るとこなんてありまへん。「立ち止まって食べられる」ところを探すのです。豚まんが冷める前に、とウロウロし、屋台の列がちょっと切れたところを見つけました。


宵々山


をを、白くない!なるほど「しみだれ」~~(T_T)泣かいでも・・・


宵々山


迫力のフィリング!すっごくこっくりしたお肉が美味しいィィィ(T_T)また泣く。
もちろん、豚まんそのものもとても美味しいのですが、お祭りの雰囲気の中というのがまた!
あ~、指ベタベタじゃ・・・。


宵々山


極上の豚まん、ちょっと慌ただしかったけれど満喫しました^0^
それにしても、濃い味の豚まん食べて、ノドが乾いたなぁ。あっちでもこっちでもビールを売っているから、買おうかしら?


宵々山



・・・とまた少しウロウロするうち、これまたばったりシトロン・サレの前に出た!
えー、シトロン・サレ、以前訪れた時はこんな感じでした。

オシャレなお店なんですの。
お店の前に据えられたテーブルではビールも売っていたけれど、やっぱりここではこれ♪


宵々山


スパークリングワイン。ちょっと甘めだったけど、冷えていて美味しかった(≧∇≦)ノ彡
ビールよりはアルコール度高いはずのシャンパン、きゅーっと一気に飲んで、すっかりご機嫌さん♪


宵々山


道端の立ち食い立ち飲みとはいえ、ああ、なんてリッチな晩ごはん。
・・・が、そろそろ山鉾&駒形提灯に戻らなくては。

こちら、船鉾。珍しい船の形をした鉾なのでした。雨模様なのでビニールかぶってます。
――おかに上った船が、雨でレインコートを着るの図。のはは。


宵々山


傘鉾――四条傘鉾、ですかね(傘鉾ってもうひとつあったのね!さっき知りました^^;)。
面白い形だから見てきませんか~、とにいやんのおススメがあったので、近寄ってみましょう。


宵々山


ホント、あんまり鉾っぽくない形~・・・。

それぞれに特徴があり、「動く美術館」と称されるほど様々な美術工芸品で飾られている山鉾ですが、やっぱり山より鉾の方が迫力あります。大きいし。高いし。


宵々山


そして。「宵山万華鏡」では確か、主人公の女の子が探しに行く「蟷螂(とうろう)山」。
下から見上げると、山の上に蟷螂(カマキリ)の人形が載ってます。動くらしいです。
写真を試みましたが、私のIXYにはちと難題すぎました。遠くて暗い・・・。


宵々山


ですが、近くに蟷螂人形(?)が飾ってあったので、そちらをパチリ。

「蟷螂の斧を以って降車のわだちをふせがんとす」という中国の詩文集の言葉をモチーフにしているという蟷螂山。「蟷螂の斧」って言いますけど・・・この大きさのカマキリ、ホントにいたら恐ろしいです!


宵々山


四条通には、月鉾、菊水鉾、函谷鉾ほか、祭のスターとも呼べる大きな鉾が並びます。
(▲)は、長刀(なぎなた)鉾――常に山鉾巡行の先頭を務める鉾。巡行の順番は毎年「くじ」で決められるのですが、この長刀鉾は「くじ取らず」といって、いつでも一番なのです。

私、宵山では山鉾は烏丸通をはさんで東西に広がっているのかと思っていましたが、実はほとんど烏丸通より西に立っているのですね。唯一の例外がこの長刀鉾でした。


webcitron01.gif


京都っ子にいやんによれば、「いや、いつもより人が少ないですよ」という状況だった宵々山。
夕方の雷雨で出足が鈍ったのかしら?
私には十分人がたくさんいたように思えましたが――。

が。翌日の宵山、今度はじっくりひとりで写真でも撮るか、とX2を持って御池通から四条通まで室町通を下ろうと思ったんですが、これが怒涛の混雑!
な、なかなか立ち止まってカメラを構えられんです(・・・ので、写真ナシ)!

山鉾の近くでお守を売る浴衣姿の子供たち。いかにも写真撮ってもOKという状況なので大勢がカメラを向けるのですが、彼女たちも実にしっかりしておりまして、「このお守り買えば、ドロボウにものを盗られません~」に続けて、「写真撮ったら買うてって~!」^^;。
誰が言わせておるのやら。

「宵山万華鏡」に描かれるような、小さな子供だけであの混雑の中に出て行けるとはちょっと思えないのでした。私が見物した宵々山ぐらいなら何とか大丈夫かしら?
本の挿絵にあったような、いかにもバレエ教室帰りみたいな姉妹も見かけました♪


宵々山


祭の夜って、本当に別世界ですね。何だか夢のようでした。
もしかすると、祇園祭の時に京都を訪れることはもう一生ないかも知れないけど、この日の光と喧騒のまさに万華鏡のような光景は、忘れないと思います^^。

にいやん、ホントにどうもありがとう!

[2010年7月15日(木)]


►2010年夏・京都、旅の目次はコチラ

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  1. 2010/08/03(火) 00:00:00|
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コメント

ブログ移転おめでとうございます!
本ネタもたくさんだし、京都にも行ってらしたんですね~
さすがMikiさん!

宵々山すごく楽しそう!そして美味しそう!(←やっぱりそっちか!)
山鉾とってもきれいですね~。
ワタシ人ごみは大変苦手で、すぐに気分が悪くなってしまう田舎者なのですが、こういうの見られるならがんばって行ってみたい気もする。
まあしかし、混んでないお祭りなどありえませんものね。
  1. 2010/08/03(火) 11:46:36 |
  2. URL |
  3. yurinippo #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2010/08/03(火) 14:56:35 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

祝、お引っ越し。
携帯画面の制約上、文章が細長~く縦一列(一行に一文字のみ表示されて、長細く字が連なるってわかる?)になってしまってる(^^;
この様子を見せてあげたいぞ!
いや、遂にぎをんさん。携帯上で猛烈に読みにくいのなどなんのその!楽しく読んだよ。これからも楽しみにしてるよ♪
  1. 2010/08/03(火) 15:37:21 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

祝、お引っ越し。
Mikiさん、すごい、パワーアップしてますね。
新しいところで新装開店だから、ステップアップするものはおかしくないですよね。
写真がまた、見ごたえたっぷり。
これからもよろしくお付き合いくださいね。
  1. 2010/08/03(火) 18:13:04 |
  2. URL |
  3. ruksak #-
  4. [ 編集 ]

yuriさん、

引越し先はこんな具合ですの。ささ、おざぶをどうぞ。
(ちょっとお座敷シチュエーションを想定してみました。)
本は、たまたま図書館から予約本がちょっとまとめて回って来ましたの~。「ペンギン・ハイウェイ」すごくよかったですよー。

宵々山、すごく美味しかったです~。
・・・あ、ぢゃなくて、面白かったです~。
私はたぶんyuriさんほどは人混みを嫌とは思わないんだけど、でも、宵山のスゴさはちょっと・・・まあ、一番の混雑エリアをはずれればそれほどでもないし、烏丸とか四条とかの広い通りはまあ大丈夫なんですけどね。
宵山の夜のNHKニュースで、自分が退去してきた場所の空撮映像を見て驚き呆れておりました。

それでも、一度は行ってみたかったし、行ってよかったです。
あの喧騒も、お寺の静けさも、どちらも京都だなって感じです。

引き続き、こちらでもよろしく~<(_ _)>。
  1. 2010/08/03(火) 22:21:39 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #m7S/B2/E
  4. [ 編集 ]

鍵コメさん、

おいで下さってありがとうございます^^
ご無沙汰は私の方もでして・・・引越しのお知らせをしてもかえってご迷惑だったら悪いな~などとも思いましたが、いつもの「ま、いっか」姿勢(←ロクなもんではありませんが)でお伝えに上った次第です。

祇園祭のタイミングで出かけたものの、「きっと大混雑だろうから、あんまりお祭りにはこだわらないようにしよう・・・」と考えておりましたが、まあやっぱりそこそこ祭見物してしまいました。
宵々山は、京都の友人が付き合ってくれたのでありがたかったです。
やっぱり、夜祭の食べ歩きはひとりではできませんしね~。
(大体、途中で南北感覚逆転していたワタシであります。)

またよろしくお願いしますです<(_ _)>。
  1. 2010/08/03(火) 22:27:09 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #-
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

どうも~!
なになに、一文字ずつずらーっと・・・というとそれは、延々と続くタテ1行書きということかな?
すげー!・・・じゃなかったすごいわ~!
それをずっと読むなんてしのちゃん、ありがたいけどやめればよいのに!ワタシなら20文字ぐらいで断念して、「アンタとこのブログは読めん」てコメント入れるよぅ。
・・・なんかね、FC2の「お知らせ」に、スマートフォンでの表示レイアウトについて書かれていたから、後でPCメールで送るね。
それ使えばちょっとはマシになるのかも(わからんけど)。

またこっちのブログ来てね。お待ちしてまっす<(_ _)>。
  1. 2010/08/03(火) 22:32:04 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #m7S/B2/E
  4. [ 編集 ]

ruksakさん、

パパパパパパパパパワーアーーップ!
(NHK・BS放送のどーもクンを真似てみました。)

以前は、旅記事は≪旅編≫に写真メインで載せてたんですけど、それだとちょっと不満が残ったので、移転後は「ほんたび(このブログのことをテキトーにそう呼んでおるワタシです)」に旅記事もUPして、「そらはな(近々オープン予定の写真ブログだす)」には厳選(当社製品中・・・)の数枚だけUPすることにしました。
今回の宵々山はコンデジの写真ばっかりなんですけども。

こちらの方でも、またよろしくお願いいたします<(_ _)>。
  1. 2010/08/03(火) 22:36:29 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #m7S/B2/E
  4. [ 編集 ]

こんばんは

実は宵山って行ったことが無いんですよ。
あの人込みのTV中継を観るとね~。
でもこうして見てたら、一度くらいは見ておかないと。
来年は行ってみます。
美味しいものもたくさんあるみたいだしね(笑)
  1. 2010/08/03(火) 23:47:17 |
  2. URL |
  3. belfast #-
  4. [ 編集 ]

belfastさん、

ははぁ~、よく聞く「いつでもいけるから・・・と思いつつ行ってない」のパターンでしょうか?
今年の場合、少なくとも私が歩いたエリアは、宵山はちと混みすぎの感じでした。時間その他にもよるのだとは思いますが・・・。
宵々山が、適度に混雑(なんてあります?)という感じだったかと。
きっと宵山では豚まんも行列ができたんじゃないですかねー。

宵々山は楽しかったです^^
  1. 2010/08/04(水) 23:49:06 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #m7S/B2/E
  4. [ 編集 ]

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