本と旅とそれから アブラクサスの祭/玄侑宗久

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アブラクサスの祭/玄侑宗久

以前、朝日新聞の購読者用冊子に連載されていた玄侑さんの「ベラボーな生活」がとても好きで、「お坊さんにして芥川賞作家、面白い!」と、いつか他の作品も読みたいと思っていました。
図書館の文庫本の棚に見つけたこちらは、芥川賞受賞第一作。

・・・だが。
・・・へ、へ、ヘンな小説でした^^;
アブラクサスの祭

アブラクサスの祭/玄侑宗久(新潮文庫

玄侑さんて、ご自身が臨済宗のお坊さんで、書かれる小説の主人公もお坊さんであることが多いらしいのですが、この本の主人公もそう、禅宗のお坊さん。
・・・しかし、このヒト、躁鬱病と分裂症(今は、統合失調症というんだっけ?)を抱えて薬が手放せず、どうやらアルコールも手放すことができなさそう。過去に自殺未遂もしているし、躁の時には裸踊りなどもやらかします。

そうした僧・浄念の心の動きをじっくりと追いかけて描いているのですが、何しろ「躁鬱+分裂なお坊さん」なので、丁寧に描かれると、なんだかこっちまで頭に変調をきたしそう!
まあ一方で優しく真面目で善良な人でもあるんですが・・・。

このお坊さんの妙な日常と、彼をとりまく人々、そして最後には彼が歌い踊りバクハツするロック・コンサートの様子が描かれております。
ああ、短めの小説でよかった。

ちなみに、タイトルの「アブラクサスの祭」ですが、アブラクサスとは某異端宗教の絶対神のことだとかで、おそらく「アブラクサスの祭」というのは、ラストのバクハツ的ロック・コンサートのことを指すのではないかと思われます。

でも、玄侑宗久さん、まだ諦められないので、もう幾つかアタックして(死語?)みたいと思います。


webcitron01.gif


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  1. 2010/09/11(土) 00:00:00|
  2. 2010
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