本と旅とそれから ゆんでめて/畠中恵

本と旅とそれから

ゆんでめて/畠中恵

しゃばけシリーズ第9弾(段々自分で数えられない・・・)。
いつもの面々。いつもの世界。いつもの心地よさ。
今回のテーマは、「もしあの時、あの分かれ道を左でなく右に行っていたら・・・」。
ゆんでめて

ゆんでめて/畠中恵(新潮社)

永遠の小学5年生カツオくんのように、若だんなも永遠の――えーっと、17歳(ぐらいでしたっけ?)でいて欲しいなー。
「ゆんでめて」作中ではいったん4年も経つのですが、とりあえず若だんなは変わらず虚弱・病弱なままでしたけど。

若だんなのあの賢さや優しさは、この病弱ゆえに育まれたって部分も大きいんですよねえ、きっと。

中編集のうち、今回の私の一番は、「雨の日の客」。
江戸に大雨が降り続く中、ふとしたことから出遭った腕っぷしのとにかく強い爽やかな美女・おね。
どうやら妖のようなのですが、その強さときたら、周囲が長崎屋の兄やたちとどっちが強いか賭けをしようとするほど。たまたま仁吉が留守だったため、具体的には佐助とどっちが・・・。

「これはこれは。意図せず、佐助さんとおねさんの一騎打ちを、見られるやもしれない」
「野寺坊さん、そんな事になったら、二階が壊れるんじゃないですか?」

なんでこの美女がそんなに強いんだって話はネタバレなのでおいときますが、仁吉と比べれば、強いけど不器用な性格の佐助、最後は「かわいい佐助」なんて鳴家に囃されて顔を真っ赤にして怒るあたり・・・ホント可愛い♪

いつまでもいつまでも続いて欲しいシリーズです。


webcitron01.gif


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tag: 畠中恵 しゃばけシリーズ 
  1. 2010/10/02(土) 00:00:00|
  2. 2010
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分水嶺ってやつですね

lazyMikiさん、こんにちは
なるほど、分水嶺ってやつですね。これってあるある、ってうなづいてしまいます。
もしも、その昔(どんだけ昔や!)、好きだった子に告白していたらとか違った人生を歩んでいただろうなぁ、。。。。なーんちゃって。そういうことは考えない方がいいですね。
書評によれば、畠中さんも一皮むけたなんて書いてあるので、また読みたくなりました。
  1. 2010/10/02(土) 23:09:41 |
  2. URL |
  3. アッキーマッキー #6Q0aW8YQ
  4. [ 編集 ]

アッキーマッキーさん、

「ゆんでめて」の場合は、もっと些細な、「ふと目にしたものを追って、右に行こうと思っていた分かれ道を左に行ってしまった」ために生じるその後の顛末が描かれております。
自分で意図的に選んだことの結果ならまだしも、何の気なしに採ってしまった道が思いもかけぬところに繋がったら・・・ということですね。
大きな事故のニュースなど聞くと、自分のことではなくても、そんなことを考えることがあります。
たまたま乗ったバスが土砂崩れに巻き込まれて、とか~・・・。
  1. 2010/10/03(日) 23:15:50 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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