本と旅とそれから The Lost Symbol(ロスト・シンボル)/Dan Brown

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The Lost Symbol(ロスト・シンボル)/Dan Brown

計画停電とガソリン不足が重なった数週間、「読む本がない!」と焦って本棚を見るも、未読の本は洋書ばっかり――これはまあ、読むしかないんでしょうなー、と開いた1冊。

「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」に続く、ロバート・ラングドン教授の記号論ミステリー第3弾。
舞台はパリ、ローマに続いて、教授のホームカントリー、アメリカのワシントンD.C.です。そして今回は、私でも名前を知っているほどの有名な秘密結社*、フリーメーソン。

* 全然関係ありませんが、姪っ子MMの部屋にはロフトがあり、MMはそこを「秘密基地」としているらしいのですが、部屋にはデカデカと「秘密基地コチラ↑」と貼り紙がしてあり、MMの部屋に入る度、その矛盾を指摘するべきかどうか迷います。
The Lost Symbol


The Lost Symbol/Dan Brown(Anchor Books)
邦題:ロスト・シンボル/ダン・ブラウン


昔、知人の誰かが、「東京タワーの高さって333メートルでしょ。あれってフリーメーソンの数字なんだよ」と言ってたのを覚えています。
まるで、恐るべき陰謀の産物なのダ、という感じの話ぶりだったような・・・あるいは私の記憶の中でいつの間にかそんなふうに変貌したのだったか。

恥ずかしながら言っちゃいますと、私の頭の中では、ごくごく最近まで、フリーメーソンとレヴィ・ストロースとリーバイスが同類視されておりました。後ろふたつは英語表記が似てるから、とも言えますが(でもそれだけ)、それがなぜフリーメーソンとつながるんだか、ワタシってわけわかりません。

 この先は一部ネタバレなので、今後本書を読むご予定の方、さようなら~<(_ _)>。


今回は、フリーメーソンの最高機密(?)であるフリーメーソンのピラミッドと、そこにありかが示されているとされる人類究極の神秘を求めるサスペンス・ストーリーです。

ワシントンという所・・・ほんのちょっっとだけ行ったことあるんですが――大昔。
週末の1泊だけ。観光したのは、本書の主要舞台でもある「モール」と呼ばれる一画ですが、その時の私の一番の興味は、モールの西端にあるリンカーン記念堂で、東端にある議事堂キャピトル・ヒルは遠くから見るだけであんまり興味を示さなかったんですよねー。

議場があるだけでしょー、政治の場でしょー、みたいな認識でしたが――それだけじゃなかったんですねぇ。
このダン・ブラウン氏のシリーズを読むと、舞台となった都市やたてものを訪れてみたいという気持ちがむくむく湧きますが、それは今回も然り。キャピトル・ヒルやら、国立公文書館やら、あれこれのフリーメーソンのたてものやら、行ってみたくなります!

作品中にも出てきますが、フリーメーソンほど現代社会において頻繁に「陰謀」が取り沙汰される集団も珍しいようで・・・ラングドン教授の語るところでは、何らやましいところのない、智慧と博愛精神にあふれた人々だそうですが。でも、秘密主義っていうのはやっぱりそうみたいで。しかも、the unworthy(なんと訳すんでしょうかねー、要するに愚か者って感じ?)には秘密は明かされないと言われると、どうしても「ふん、どーせあたしゃオロカ者だわよっ」と拗ねたくなりますす。そうなればあまりいい印象は持てないでしょ・・・?

相変わらずの長編ですが、実時間的には1日――というか、実質ひと晩のうちに起きて終わるミステリーです。
ラングドン教授は今回もまた、CIAに追われ、時間に追われ、犯人を追って走り回ります。
ほんっと忙しい小説です^^;。

教授を追いかけるCIAのボスが、イノウエ・サトウという日本人(みたいに書かれているけれど、もちろん、日系アメリカ人)の女の人だっていうのが、日本人の目にはなんかヘンです。
名前も「イノウエ・サトウっちゃ何よ」って感じですし、不気味な外貌だし声はほとんど男性だというし。
このヒトって犯人とグル?と、中盤をかなり過ぎるあたりまで思わせますが、前2作と同様のパターンで、この方も実は犯人と戦う側の人間で、この人と部下のCIAエージェントたちがいなかったら、教授も美人科学者さんも死んでるところです。

まあしかし・・・最終的には、やっぱり今回も「聖書」だったか、って感じですかね。
あとは、ラングドン教授ってつくづくダイ・ハードなヤツってことと。

それと、これまたつくづく思いましたが、西洋人っていうのは、神や奇跡を信じる文化を持つ一方で、「魂の質量」なんてものをまじめに計測しようとするんだから不思議です。
というか、魂に質量があると証明することが、魂の存在を信じようとする人たちの励みになる(だったか、正確な表現は忘れてしまいましたが)というあたりが――数字で明示されるものを信じる文化でもあるのだなあ、と。

相変わらず、高い緊張感でぐいぐい読ませますが、「人類究極の神秘などというものが本当にあるのか?」とか「フリーメーソンのピラミッドは本当にそのありかを示す地図なのか?」といった幾つかのフレーズが、あまりに何度も何度も繰り返されるので、最後の方は、作者がページ数を稼ごうとしてるんじゃないかと勘繰りたくなりました(私だけだろうと思いますが・・・^^;)。

でも、問題の場所がワシントン記念塔だったということは、私結構早めにわかりましたよん♪
てことは、たぶん多くの人にわかるんだと思いますけど。
いつかまた(「死ぬまでにもう一度は」、でしょうか)、モールを訪れてみたいものです。


webcitron01.gif


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  1. 2011/04/12(火) 22:30:00|
  2. 2011
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