本と旅とそれから 四畳半王国見聞録/森見登美彦

本と旅とそれから

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tag: 
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

四畳半王国見聞録/森見登美彦

もはやこれは――こうなっては、何をか言わんや(≧∇≦)ノ彡。
いやむしろ清々しい・・・なんてことはないか。やっぱりヘンですか。すごくヘンですか~。
Yojohanohkoku Kenbunroku

四畳半王国見聞録/森見登美彦(新潮社)

四畳半という単語が、このように摩訶不思議なイメージを想起するものとなろうとは・・・ちゅか、男子大学生をひとり四畳半に住まわせると、このような不気味な生物に変態するんですか・・・?

法然院の近くとか、錦林車庫の裏あたりとか、下鴨神社の東とか、美しき古都の趣いっぱい・・・だと思っていた同じところに、異次元につながっているとしか思えない、阿呆神の領域が広がっていようとは。

でも本書には、「腐れ大学生」という単語は出てこなかったと思うし、「男汁」なるどうにも臭そうな物質(?)への言及も、1、2度しかなかったと思います。
その代わりに出てくるのが「阿呆神」などという存在――といいますか・・・いえあの、森見さんのこの四畳半モノに関しては、日本語が従来通りに機能しないかのような感がありますねぇ^^;。

話を戻すとですね、ですから、出てくるんです、阿呆神とかゆーシロモノが。
妄想がついに宗教の領域にまでにじみ出てきたと言いますか。妄想も宗教も、理性のコントロール範囲外ということでは同じですが、理性を無視する点においては宗教の方が積極的って感じですね。

森見さんも、「太陽の塔」でデビューされた頃は、ご自身も大学院生でまさに四畳半人生まっただ中であられたことでしょうが、もうそれからかなりの年月が経ち、下宿暮らしも過去に遠くなったはずですのに、いまだにこうしたテーマに挑み続けておられるというのは――一体何が彼をしてそうさせるのか。
自由気ままな学生時代へのノスタルジーでしょうか。

京都といえばまず神社仏閣巡り、のワタクシですが、そういえばかつての知り合い約1名も、京都大学に通って4年間を彼の地に暮らしたにもかかわらず、そうした場所へはほとんど足を踏み入れたことがなかったと言っていました。もちろん人にもよるのでしょうが、学生時代というのはそのようなものかも知れません。
時間は山ほどあっても、それなりにすることも多いんでしょう。
――四畳半に籠って王国を築くとか・・・(ホルモーに明け暮れるとかもね)?


webcitron01.gif


My Favorite Books(お気に入りの本のブクログ)
BOOKS INDEX(作家別感想文一覧)

関連記事
tag: 森見登美彦 京都の本 
  1. 2011/05/27(金) 22:30:00|
  2. 2011
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:6

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/1282-2dc4aca4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「四畳半王国見聞録」森見登美彦

狭小な正方形上に、無限に広がるこの王国。純然たる四畳半主義者たちによる7つの宇宙規模的妄想が、京都の町を震わせる! 阿呆らしくも恐るべき物語。 数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。否!彼らを阿呆と呼ぶなかれ!狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。徹底して純粋な阿呆たち...
  1. 2013/10/25(金) 16:09:17 |
  2. 粋な提案

コメント

これ、買いました。でも、まだ読んでないんですよ。

B氏によると、これ重たいで~といわれ、今重たいの読みたくない・・・
ペンギンハイウェイが面白い!と聞いたけれど、ハードしか出てないし・・・

っで、今は昔誰かに貸したまま帰ってこない「夢をかなえるゾウ」の文庫を買いなおして、読んでます。
  1. 2011/05/28(土) 23:30:44 |
  2. URL |
  3. tomate11 #-
  4. [ 編集 ]

eikitaさん、

この本はまだ文庫化されてないと思います。
おそらくeikitaさんが買われたのは、同じ四畳半モノの別作品、「四畳半神話大系」ではないかと。

B氏(せんとクンですか?)の言に刃向かうようですが、森見さんの本に「重たい」ものがあるとは信じられぬワタクシでございます。
まあ、「重たい」の意味にもよりますが・・・。
「ペンギンハイウェイ」は確かに面白いし、イメージの美しい夏向けの本だと思います。でも確かに文庫化はまだですね。

  1. 2011/05/29(日) 17:48:42 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

ふむふむ。
次はこれを読まねば。
ここんとこ、読書とは無縁の生活でして…
5月初めに図書館で借りた「ペンギンハイウェイ」を
やっと九州行きのフェリーの中で読み終えたトコロです。
あれ、面白かったってか、モリミNO1にランクインしましたよ。
また、近々に感想書きます。
  1. 2011/06/01(水) 21:28:22 |
  2. URL |
  3. ばなな #6M3paaJ6
  4. [ 編集 ]

ばななさん、

なんとなく、ばななさんのご職業だと、古今東西の名作文学作品や、現代の話題作はすべて読んでいなければならないような・・・?
そんなことない?
「ペンギンハイウェイ」、SF大賞獲ったんですね。
昨今人気の、爽やか系小説でした。全然京都じゃないのが新鮮で。
この「四畳半王国見聞録」は、どろどろどっぷり京都でした^^;。
森見さんも、ペンギンのごとく大空に羽ばたいて欲しいです(飛べないてか~)。
  1. 2011/06/02(木) 00:04:59 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

この本を読んで、なんだかとってもホッとしました。
別に京都で学生時代を過ごしたわけでもないし、
あんな大学時代を過ごしたわけでもないんだけど、とても懐かしさを感じるのです。
こちらとあとふたつトラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
  1. 2013/10/25(金) 16:11:55 |
  2. URL |
  3. 藍色 #-
  4. [ 編集 ]

藍色さん、

詳細をすべて取り去ると、この小説に描かれているのが、社会人になる直前の「最後の気楽な日々」である大学生活だからでしょうか。
私も今、手元に森見作品が回ってきたので、久しぶりにこのハチャメチャな世界に浸ろうかと思っています。

TBありがとうございます。
私も送らせて頂きます。
  1. 2013/10/27(日) 18:06:42 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。