本と旅とそれから The Chronicles of CHRESTOMANCI VOLUME Ⅱ(大魔法使いクレストマンシー)/Diana Wynne Jones

本と旅とそれから

The Chronicles of CHRESTOMANCI VOLUME Ⅱ(大魔法使いクレストマンシー)/Diana Wynne Jones

「コウモリさん、助けて・・・!」
――このフレーズにピンときたら・・・あなたは「ここから」シルバーメンバー♪
(特典はありまへん。)

なお、全般的にネタバレです




The Chronicles of CHRESTOMANCI
VOLUME Ⅱ/
Diana Wynne Jones(Harper Collins)
邦題:大魔法使いクレストマンシー
(トニーノの歌う魔法、魔法使いはだれだ)/
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ


いやー、いいな~、クレストマンシーのキャラクター。



"The Magicians of Caprona"(トニーノの歌う魔法)

そこは、天にそびえる大聖堂ドーム屋根の頂上、巨大な黄金の天使像の足元。
ふるさとカプローナと愛する家族たちを救わんと、懸命に天使の元にすがる子どもたち。
目もくらむ高み。吹きつける風。さらに彼らの前に立ちふさがる、伝説の白い魔女!子どもたち、絶対絶命。その時トニーノが叫ぶ、「クレストマンシー!!」

・・・ああ、ドキドキした~!

で、冒頭の「コウモリさん、助けて」なんですけどね。
実は私自身、あんまり明確な記憶はないんですが・・・「黄金バット」。
確か、絶対絶命のピンチになると、可憐な少女がそう叫ぶんですよ。そうすると、「ははははは~!」と笑い声が響いて、どこからともなく黄金バットが登場して助けてくれるんだったと・・・思うんですが。

この「トニーノの歌う魔法」のクライマックスシーンを読んでいて、ふと思い出したのでした。
危機一髪の時に、呼べばやってきて助けてくれる・・・「マグマ大使」もそうだけど、あれは笛を吹かないといけなかったはず。いや、どちらもステキに古い^^;。


"Witch Week"(魔法使いはだれだ)
ここでもそうなのです。
魔法の力を持つことがバレ、警官や警察犬に追われる子どもたち。
どう魔法を使ったらよいかもよくわからない。誰に助けを求めればいいのかもわからない。
そんな中、少女がとある老婦人から渡された、「絶対絶命の窮地に陥った時に唱えろと、昔から伝えられている呪文」を書いた紙。

早く逃げないと、と騒ぐ男の子たちの前で彼女たちが唱える呪文も、「クレストマンシー!」。

それにしても、ここまでで物語の80%ぐらい終わってるんですけど。
クレストマンシーが出てくる前に話が終わっちゃうんじゃないかと思いましたよ^^;


で、クレストマンシー・シリーズを映画化する時には、やっぱり彼の役はジョニー・デップさんだろうな~。私の中ではもうドンピシャのハマり役に思えますです。

世界一の力を持つ。とってもハンサム。ふだんはぼーーっとしてるけど、いざって時には、ひとにらみで一座を沈黙させる・・・。
そして、どーにもトボけている。

颯爽と登場するレトロヒーローたちと違い、クレストマンシーの登場シーンって、つい笑ってしまいます♪
「トニーノ」では、オシャレな彼に似合わず、変装用の軍服を着て、「疲れてます!」という顔で登場。「魔法使い」では、ぴしっときまったスーツ姿で登場するのですが、いきなり呼び出されてまったくワケわからん状態で、窮地の子どもたちに「ここで何してるの?ってか、ここどこ?」と訊く始末。

クレストマンシーが登場してからは、いわば解決編で、物語は急速に終結に向かいます。
だからまあ、彼が最後まで出てこないのも仕方ないわけですが。

明るく楽しく、という児童向けFT王道のエンディングなのでした。


webcitron01.gif


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tag: D.W.Jones 洋書 
  1. 2010/03/23(火) 20:06:00|
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