本と旅とそれから 私が彼を殺した/東野圭吾

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私が彼を殺した/東野圭吾

何となくじみぃ~~にここまで読み続けております、東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズ。
これが5冊目・・・っと。

げげっ、まぁ~~た巻末に「袋綴じ解説」が付いてるぢゃないかぇ。
ということは、この小説もまた、最後まで読んでも犯人が誰かわからぬのか!
「私が彼を殺した」

私が彼を殺した/東野圭吾(講談社文庫)

1冊(「どちらかが彼女を殺した」)だけなら得意の「ま、いっか」で済ませられますが、さらにもう1冊というのは、どーにもキモチワルイ!
というわけで、昨今はとにかく便利な「ググ」をしてみましたらば。

――は、は~ん。なるほどなるほど。あの人が犯人だったか。その根拠が丁寧に書いてある記事なんかもありまして。納得納得。
これですっきり(やれやれ)。


しかし、その犯人を解き明かしてくれるブログ記事を書かれた方のご様子ですと、やはり非常に緻密に読みこんでおられるのですね。最後の加賀刑事による謎解き(のくせに、読者にはきちんと示してくれないのですが)を読んだ後、再び最初から読み直したりされてまして。
ああ、ダメだ、私には真似でけん。

「どちらかが彼女を殺した」の時は、犯人捜しのカギとなったのは右利き・左利きの違いでした。
今回は、毒入りカプセル(被害者は毒殺されます)の動きです。被害者は鼻炎薬と思って、すり替えられた毒入りカプセルを飲んで死ぬのですが、果たして犯人はどのようにして毒入りカプセルを入手し、また被害者の鼻炎薬とすり替えたのか。殺害動機のある3人のうち、誰が犯人なのか。

私は例によって、「・・・と、思わせておいて、実は被害者の結婚相手の彼女が犯人だったりして?」のぁ~んて思ったのでしたが、やっぱり違いました^^;(懲りないワタシです)。

しかしあれですね。こうした小説を読むと、私がミステリを読む時に大切だと思うものは、謎解きの醍醐味ではなく、物語としての雰囲気みたいなものなのだとわかります。
そゆ人はかなり多いと思われます――だから、アガサ・クリスティのミステリはいつまでもファンが多いんだと思うんですけど。クリスティの、例えば「オリエント急行殺人事件」なんて、犯人がわかってしまった後にも、また何度でも読み直したくなりますもの。あの、雪の中で立ち往生した古風な列車の中で起きる奇妙な殺人事件、その物語の何とも言えない雰囲気を味わいたいがために。

なので実は、どっち利きだろーが、カプセルが瓶に何個残ってよーが、あんまりどーでもよいのですよ。
その割にはそれなりに楽しく読みましたが、正直なところは、そうした細かい事実より、人物描写や舞台設定といった、物語世界の作りの方をもっといろいろやって頂きたいなー、とも思うのでした。


webcitron01.gif


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tag: 東野圭吾 加賀恭一郎シリーズ 
  1. 2012/02/07(火) 22:30:00|
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