本と旅とそれから ボストン美術館 日本美術の至宝

本と旅とそれから

ボストン美術館 日本美術の至宝

ボストン美術館


展覧会は、やっぱり始めのうちの方が空いてますか?
・・・まあ、平日だったからっていうのが大きいとは思いますが。ラクに見られて快適でした。

よかったー。面白かった、ボストン美術館展。
友人しのちゃんが誘ってくれて行ってまいりました。

うーむ、これほどの、日本にあったら間違いなく国宝指定の美術品が一挙に見られるとはすごい。
当然、「にしても、これが全部外国にあるってどーなのよ」という思いもわきますが・・・。

一番よいなと思ったのは、「弥勒菩薩立像」と、「きびのまきびの大冒険絵巻(吉備大臣入唐絵巻)」!

「弥勒」は、快慶作。
もともと興福寺にあったものが、なぜかボストン美術館にあるのでした。
全身金色。ちょこっと腰を横に曲げた、ビミョーなバランスの御立ち姿が「こりゃすごい」感をかもし出しているように思いました。それにしても、一体なぜ興福寺からボストンへ・・・。

「きびのまきびの大冒険」は物語絵巻で、遣唐使の吉備真備が、頑張って唐の国に渡ったものの、数々の妨害工作に遭い、しかしそれを克服して見事日本に文選や囲碁を持ち帰り伝える、というお話。
いやこれが、物語も奇想天外で驚かされるし、絵も繊細で美しいけどそれ以上に何だか笑える、というケッサク。

唐に着くやいなやどこぞの楼閣上に閉じ込められ、あれこれと難題を突き付けられる吉備大臣。しかしそこに安倍仲麻呂の鬼が表れ、超能力を駆使して彼を助けてくれます。
・・・なんだケド、同じ超能力を駆使するんなら、もちっと上手いことでけへんかな、て感じですね。

たとえば、囲碁の名人から勝負を挑まれる吉備大臣。
吉備大臣はそれまで囲碁ってもんを知らないんです。それがいきなり名人と対局させられるんですよ。まあ、「超能力」のおかげで囲碁対局をやらされると事前に知った吉備大臣は、幽閉された部屋の天井格子を碁盤に見立てて練習を重ねてから臨むんですけどね。

でもどうやら負けそうになったらしく、吉備大臣はナント、碁石をいくつか飲み込んで勝とうとします!――はっきり言ってそれはズルってもんでしょう――が、敵もさるもの(?)、これまたナント、吉備大臣に下剤を飲ませてズルの証拠をつかもうとするのでした。
吉備大臣危うし・・・といっても、描かれた吉備大臣、下剤のせいなんだか、へにょっとした表情。情景を想像してもあまり危機感は感じられず・・・てか、あまりリアルに想像したら汚いですね?

しかしそこでもまた吉備大臣は「超能力」を発揮して苦難を乗り越えるのでした。
――おそらく、熱心にこの絵巻を見て説明を読んだ人の多くが、下剤騒ぎになる前に「超能力」とやらの助けを借りることはできなかったのだろうかと思ったことでしょう。
漢方薬の本場の下剤は、さぞや強力だったのでは・・・吉備大臣、哀れなり。

吉備真備というと、私の頭にすぐ思い浮かぶのは、以前NHKの正月時代劇「大仏開眼」で主人公・吉備真備を演じた吉岡秀隆さん(だったよ、しのちゃん)。この方の演じた、優しげなというか気弱そうなというかの吉備真備を思い浮かべながら絵巻を鑑賞したワタクシでございました。

ほかにもいろいろスゴいものが展示されてました。延々6月10日まで。



助けあいジャパン



センバツをふと見たら、被災地の中学生が始球式をやっていました。
 ひとりマウンドに立つ姿に、うるっときました・・・。




関連記事
tag: Art 
  1. 2012/03/24(土) 22:30:00|
  2. 遊ぶ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/1415-ea4c1f04
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント

こんばんは

ボストン美術館展、面白そうです。
関西方面では、あるのかなって検索したら
来年に大阪であるようですが、忘れてしまいそう(笑)
吉備真備の大冒険、ぜひ実物を見てみたい\(^o^)/
  1. 2012/03/27(火) 00:11:33 |
  2. URL |
  3. belfast #-
  4. [ 編集 ]

belfastさん、

ボストン美術館展、お値打ちモノいっぱいでしたよ♪
・・・来年大阪で?そりゃまたずい分先の話なんですねー。
ホント、覚えてられませんよ~。
きびのまきびの大冒険、覚えていたら是非ごらんになって下さりませ。
  1. 2012/03/27(火) 21:17:06 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する