
春旅記録の最初にも書きましたが(►
コチラ)、東山エリアをぶらぶら歩いて円山公園まで来た頃、見事なまでの青空を眺めているうち、無性に「この青空の下で佐野邸のシダレが見たい」という気持ちが募ってきました。
清水寺~高台寺~円山公園というエリアはやはりすごい人出で、京都の桜旅の最後は、もう少し静かなところで終わりたい、と思ったのでしょうか。
もう午後2時という頃合いでしたし、佐野邸は京都の西寄り。東山からだと市中横断になるから時間がかかる、今日は埼玉に帰らねばならぬし~・・・と、少々迷いはありましたが、「見たい」という思いがわいたらもう見なくては帰れないような気になって、駆け出すようにして八坂さんの境内を抜けました。

それから、何があったかわからぬままに例の事件の現場を通り、阪急から嵐電へ。
帷子の辻で乗り換えた京福嵐山線は恐るべきぎゅう詰め状態でした――皆さん、仁和寺に行かれるのです。私も同じ駅で降り、仁和寺前のバス停から山越方面行きのバスに・・・と思っていたら目の前で行かれてしまったので、そこからはタクシー。すぐ着きました。

陽は少しずつ傾いてきていましたが、晴れた空の下で見る佐野邸のシダレはとても綺麗でした。
ロケーションのせいかも知れませんが、なんかこう、見ていてしんみりするんですよね、佐野邸の桜は。
人はそれなりにたくさん訪れていたし、写真を撮っている間、すぐ近くのベンチに座って、職場の人間関係について話し込んでいる女性二人のお話がずーっと聞こえていたりもしたんですが^^;。

京都に滞在した5日の間にも、桜はほんの咲き始めからどんどん開いて見頃になっていきました。
モミジ以上に桜の花というのは、季節の移ろいを感じさせます。
「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同(花は毎年同じように咲くけれど、人は同じではいられない、ってぐらいの意味だと思います)」という言葉が、桜を見ていると最近はいつも頭に浮かんできます。
だから一日一日を大切に・・・となればよいけれど、私の場合は、だから一日一日できるだけぼーっと気楽に過ごしていければな、などと思うのでした。
ああ、来年も桜を愛でることができますように。

といった具合に、今年の桜旅 in 京都は終了いたしました。
最後は怒涛のUP!ということで少々ザツになってしまった感もありますが、ま、いっか。
写真は毎度のことながら、もっと丁寧に撮りたいものだと思います。ゴミ箱直行が多すぎます^^;。
桜の季節が過ぎ、百花の季節がやってきますねー。
ペースカウンターの記録:
1日目:21,802歩、2日目:15,429歩、3日目:21,526歩、4日目:15,478歩、5日目:23,584歩

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京都・奈良旅INDEX 2012
GWの観光シーズン、
東北は生憎のお天気ですね・・・。
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tag:
2012年春・京都
- 2012/05/04(金) 22:00:00|
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| コメント:4

褒めて頂いて嬉しゅうございますぅ。
佐野邸、いつも桜が何となくさわさわと語るがごとし、です。嵯峨野の果て(?)というロケーションのせいでしょうか、何かが違うような気がするのでした。
belfastさんも、来年ぜひ。
- 2012/05/05(土) 21:55:50 |
- URL |
- lazyMiki #Dud4.962
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よく歩いたね!
カタツムリ枝に這い
世はすべて事もなし
...だったっけな。中学年の頃以来読み返してないから甚だ怪しいけど、「赤毛のアン」でアンが引用してた詩の一節。花は毎年咲くのだよねえ。
連休前半に東北で満開の桜に遭遇して、怪しい記憶ながらよみがえってきたのでした。
京洛中洛外図を一人占めで鑑賞できてしまった。LM君が観る方がより値打ちがあるんだが、こんな私でも感激でござったよ。
- 2012/05/18(金) 21:01:44 |
- URL |
- しの #2nAugjbc
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うん、私の究極のローテク万歩計によれば、2万歩を超えた日が三日もあった。
なのに、先日のGW終盤の旅行では、1日も2万歩超えなかったんだよ。よくわからぬ。
カタツムリ枝に這い――は、私は大学に入って初めて読んだように思うのでした(英文科だったからさー、なんかそゆ授業があったんだね)。
が、その詩の言わんとするところその他については、すでにすべて忘却の彼方でーす。
洛中洛外・・・って、信長が上杉家にあげたやつだったっけ?
およ?
東北の桜は――大昔に、山形で夜桜見たことあるけど、それぐらいかのぅ。
- 2012/05/19(土) 20:57:03 |
- URL |
- lazyMiki #Dud4.962
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