本と旅とそれから 雨の庭≪光明院≫

本と旅とそれから

雨の庭≪光明院≫

光明院01


東福寺、といえばモミジの名所。
最後に秋に訪れたのは数年前のことになりますが・・・いや~、「古都の錦繍」のしっとりしたイメージとはかけ離れたガサガサした思い出が多うござりまする。

開門直後に長蛇の列の最後尾につき、ひたすら並んで通天橋に到達してみれば、そこは怒涛の混雑。交通整理にあたる警備の人たちが、何やら人間の品性に訴えんとする警句を叫んでおられたような。
ぶるぶる、恐るべし、紅葉シーズンの東福寺。
さて、旅の二日目、妙満寺を堪能してから叡電の駅へとてくてく歩いていると、ぽつりぽつりと雨が。
京阪電車を降りて、雨の中をその東福寺へと歩きました。


光明院02


今回、ぜひ訪れたいと思っていたところのひとつが、東福寺の塔頭・光明院でした。
重森三玲氏の手掛けた庭。正直なところ、私は重森氏のお庭って、古刹に配するにはモダンすぎるような気がして「さほど・・・」などと思ってしまうのですが、そこはほれ、ミーハーでもある私ですので。
話題のスポットは行ってみたいんですのよ。

それに、雨でしたからね。
屋内からお庭を鑑賞できる場所はありがたくもありました。


光明院03


門前の看板に記された辛口のメッセージも、聞き及んだ通り。「団体様お断り」です。
お庭のプライドを傷つけるようなことをしてはなりませんよ。静かに見せて頂きましょう。

でも、雨のせいもあってか、訪れる人は大変少なく、ぽつんとひとり、お庭に降りしきる雨の音を聴いていた時間も長うございました。ああ、雨もまたよし。


光明院04


振り返れば、玄関さきのツツジの紅が輝きを発するばかり。
こうした時の色合いは、断然、晴天よりも曇天(まあこの時は「雨天」でしたが^^;)と思ってしまいます。
この瞬間の凝縮した「色彩」とか「風の具合」とか「空気の匂い」とかが、私を惹きつけてやまない京都の魅力なのじゃないかと思いました。
シャレた言い回しをすれば、時間が見える気がする一瞬があるんです。


光明院05


そしてまた振り返ると、雨に濡れた庭が少し暗い空の下にじっと静まっていて、さあさあと雨の音がしているのでした。

光明院は本当に素敵でした。ほかの華やかな場所に気が奪われたのか「感動のTOP5」には選んでませんが――いや、入れればよかったかな、という気も今さらながらしています(ワタクシ事ですが)。

額縁構図崩れ、みたいな写真ばかりになってしまいましたが、「そらはな」も見てね~。

「そらはな」


京都・奈良旅INDEX 2012



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蜷川幸雄さんが出てた・・・。
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  1. 2012/05/22(火) 22:00:00|
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コメント

こんばんは
ここは久しく行っていませんが静かなところ。
だが、観光タクシーがお客様を連れて
大きな声で説明された時に出くわしました。
一瞬にして静寂と心地よさがなくなりました^^;
そんな時に出会わなくてよかったですね^^
4枚目は好きな写真です。

  1. 2012/05/23(水) 21:31:05 |
  2. URL |
  3. 松風 #-
  4. [ 編集 ]

松風さん、

どうもありがとうございます^0^

こちらは今回初めて訪れましたが、とても素敵なところでした!
観光タクシー・・・「穴場バスター」みたいな存在ですね~^^;。
説明のボリュームは最小にしといて欲しいです。

私のときは、なんかプロっぽい雰囲気を漂わせたカメラマンさんがやって来て、さささちゃちゃちゃと数枚写真を撮って、風のように去って行かれたのに遭遇しました。
ほんの10分の出来事・・・。私は結局1時間ぐらいここにいました。
  1. 2012/05/24(木) 22:41:45 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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