本と旅とそれから むかしのはなし/三浦しをん

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むかしのはなし/三浦しをん

何だかのどかなタイトルの中篇集。
タイトルはのどかですが、物語の登場人物たちが置かれたシチュエーションはシビア。
あ、それぞれの小説は独立していますが、「あと三か月で隕石が激突して滅亡する予定の地球」が舞台となったお話である点は共通。

・・・たまにある設定ですかね。
「むかしのはなし」

むかしのはなし/三浦しをん(幻冬舎文庫)

なんだっけ、あれ、新井素子さんの。「あなたにそばにいてほしい」だったっけ?あれも、そんな設定でした。確か、自暴自棄になった人間の多くが犯罪に走って無法状態に陥った中を、恋人の元へと懸命に急ぐ女の子のお話だったような。
ひところ、新井素子作品をずい分読んだものです。それこそ「(大)むかしのはなし」ですが^0^;。


あとは、巻末解説に紹介されていたのでぼんやり思い出したけど、伊坂幸太郎さんの「終末のフール」もそんな感じでしたね。「あなたに~」と比べればかなり最近読んだ本だというのに、記憶はずっと薄いというのは、作品の内容がどうこうではなく、それだけワタクシの記憶力が・・・ということなのは言うまでもありまへん(切なすぎる)。

それぞれの中編の冒頭に、お馴染みの日本昔話の一篇が紹介されていて、関連性がゆる~くほのめかされています。
・・・が、まああんまり関連してないというか、関連してなくても別にいいかって感じです。

カギになっているのが、「地球は滅亡しちゃうんだが、一部の人間は、脱出ロケットに乗って生きながらえることができる」という事実。
選択肢があると、人間迷ってしまうものですからねぇ。しかも命がかかってるんじゃ。

ワタシなんかは、この先何十年も宇宙船暮らしとか、人工的なドーム暮らしなんてことになるなら、あと3か月、死ぬまで京都で暮らしますも~ん。何しろお気楽な身の上ですしー。
・・・福島の人々は、フィクションではなく、類似の選択を迫られているんだろうなという考えが頭をよぎったのですが、ここでそれを語るのは軽率な気がするのでやめておきます。

選択の自由があるというのは、それだけを見れば前向きで嬉しいことのようですが、大抵の場合、選択の自由には制限が伴うものですよね。結局のところ、自由なんて全然なかったり。
それを思い知らされるために選択を許されたと思えば、ハラも立つし空しいじゃろう、うむ。

しかし、フルーツサンドを毎日食べていたら絶対太る。太る前に飽きる。
私も結構フルーツサンドは好きですが。


webcitron01.gif


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