本と旅とそれから 行けばきっと≪木島櫻谷旧宅、出雲大神宮、穴太寺≫

本と旅とそれから

行けばきっと≪木島櫻谷旧宅、出雲大神宮、穴太寺≫

櫻谷文庫01

金木犀の香りが漂ってますね。お彼岸がくれば彼岸花、十月になれば金木犀。
多少の早い遅いはあるものの、やはり季節は移ろうものだとしみじみ思います――が、関東はどうも涼しくなりきらず、いつまでもダラダラ暑いのはやめてもらえませんか~(誰に言うやら)。

さて、さっさと旅の記録を終えなければ。



先月の京都への旅、当初のテーマは、彼岸花と「神社仏閣一般」でした。
後者については、京都に行くなら当たり前じゃないのかって感じかも知れませんが、つまり、某検定の受検勉強の一環で、というつもりだったのです。

なにしろ、京都にお住まいの方に比べ、埼玉在住の私にとって、受検勉強の多くが「行ったことも見たこともないものについて暗記する」という作業なんですもの。
それでも楽しんでいるからいいとはいえ、やっぱり覚えられないのは困るのでした。
で、「行けば一発で頭に入るに違いない!」と。百聞は一見に如かずってことですよ。

それで、もう写真はどうでもよいので、できるだけ数多くの社寺仏閣を巡ってあれこれ見て来よう、と思っていたのでした――当初は。
が、その後、西本願寺の特別セミナーに参加することにしたため、旅のテーマが、彼岸花と西本願寺に変わり、その他の社寺を回る時間があんまりなくなってしまったんです。
なので、結局は、亀岡の出雲大神宮と穴太寺、それから「京の夏の旅2012」で特別公開されていたところのひとつである木島櫻谷(このしまおうこく)旧宅だけ、かろうじて訪れてきました。


櫻谷文庫02


まず、西本願寺見学を終え、奈良へと向かう前に訪れた木島櫻谷旧宅。
北大路まで地下鉄で行けばよかったのに・・・京都駅からバスに乗ってしまいまひた(T_T)。
修学旅行と思われるアメリカ人(たぶん)ティーンエイジャーに占拠されたバスは最悪にうるさかったです。おそらく金閣寺まで行くらしき彼らと分かれて降り立った北野白梅町は静かでした。

・・・しかし、ここが某検定に出るとはあんまり思えない。てか、今回の「夏の旅」の特別公開の場所って、検定的にはあまり・・・^^;。
旧宅を見るより、木島櫻谷の作品を見るのが先って気がします。

あ、紹介が遅れましたが、木島櫻谷というのは日本画家です。明治から昭和初期まで活躍し、一時期、竹内栖鳳と京都画壇の人気を二分しました。この衣笠の地へは大正の初めに転居してきたそうです。現地で頂いたパンフには、櫻谷に影響されて多くの画家が移り住み、「衣笠絵描き村」状態になった、とあります。が、そこに挙げてある画家の名前の中で、ちょろっとでも見覚えがあるのは・・・村上華岳と堂本印象だけです。うぅ。

特別公開されていたのは和館と洋館、そして画室――て、えええぇっ?!
(現地でもらったパンフを、今初めてまともに読んだワタシです。)
画室、見に行かなかった~。たぶん、ちょっとだけ離れていたんじゃないかと思うんですよね。
まるっきり忘れてた~。うぐぐ。


櫻谷文庫03


これ(▲)(ひとつ前の写真も同じたてもの)は櫻谷の住まいだった和館。
まあ・・・古いおうちって感じでしょうか。ふつうの感じの。

TOPは、展示・収蔵スペースとして使われていた洋館。何枚か櫻谷の作品も展示されてました。
係の方と訪問客の会話を耳にするに、訪れる方のほとんどは、今現在あるいは以前、現地のご近所に住んでおられた方のようでした。




その二日後に訪れたのが、亀岡の
出雲大神宮(▼)。

出雲大神宮01


もともとは、亀岡市の観光案内のページに、この近くも彼岸花が綺麗だとあったので出かけたのですが、千歳車塚古墳の辺りまで歩いてみても、それらしき風景は見られず――時期的に早すぎたのかも。
彼岸花はちらほらしか咲いていなかったものの、お天気がよくそよ風も吹いていて、稲田はだーーっと広がっていて、人影はほとんどなくて、なんかもう、別世界の爽やか空間でした。

で、とりあえず、出雲大神宮にお参りしてきました。


出雲大神宮02


ここは丹波国の一宮で、三間社流造・重要文化財の社殿は平成21年に創建1300年を迎えました。
境内に湧く真名井(まない)の水は、名水と言われています(▲)。ミネラル分豊富だそうですよ――「沸かしてお飲みください」って書いてありましたが。



長くなりますが、最後に穴太寺。彼岸花の里の中に立つお寺です。

ここは西国三十三観音霊場の中の二十一番札所です。ご本尊は薬師如来ですが(完全秘仏)。
何でも、平安時代、この地の郡司が京都から招いた仏師に観音菩薩像を造らせ、謝礼に愛馬を渡しますが、あとで惜しくなり、仏師の帰途を待ち伏せこれを射殺し、馬を取り戻します。ところが、そうして郡司が帰宅して件の菩薩像を見ると、胸に矢が刺さり、目からは赤い涙が流れていたのでした。
菩薩は、仏師の命を救うと共に、郡司が罪人となることをも防いだ、というのが、「今昔物語」などに語られて有名だという「身代わり観音」のお話です。
その後、その菩薩が郡司の夢枕に立たれ、弓矢の傷が痛むので穴太寺の薬師如来に治してもらいたいと言われたため、当寺に観音堂を建ててお祀りしたのだとか。


穴太寺01


あと面白いのは、布団をかぶった釈迦如来大涅槃像でしょうか。
お寺のかたが、「お布団をめくっていいですから、ご自分の体の治したいところをさすって下さい」とおっしゃるので、膝をさすらせて頂きました。
ちなみに、布団は、ごく普通の今どきの掛布団でした。


穴太寺02
穴太寺多宝塔(府指定文化財)




西本願寺以外はこれしか拝観できませんでした・・・。
で、思うに、これが次の某検定に出題される確率って、ものすごく低いに違いない。過去にすでに出ているし。まあ・・・いっか。検定を別にしても、京都についていろいろ勉強したいし。

といったところで。

京都・奈良旅INDEX 2012



福島第一原発の事故直後の映像
見ているとこちらもイラつく・・・

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コメント

わ~、懐かしいな、穴太寺。
私は布団をめくってお腹をさすらせてもらいました。(頭はいくらお願いしてもよくなる気配がなくてなぁ...)
丹波篠山で黒豆枝豆を買ったあと亀岡を抜けて家に戻るのが定番だったよ…すっかり亀岡も遠くなった!
  1. 2012/10/12(金) 13:16:20 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

え、そうなんだ!
私などは、なにしろ今回が初・亀岡で、あの辺りのことはまだよくわかってないんだけど・・・。
とにかく空が広くて爽やかなところでした。
バスの本数が一部とても少ないのが残念なんだけど。

仏サマの布団をめくるのって、「どうぞ」と言われてもやっぱりちょっと申し訳ない気がしなかった?
  1. 2012/10/13(土) 22:11:26 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

したよ~。
だって布団やし。

鉄道事業で財をなした企業家の邸宅が料理旅館になってて、行ってみたいなあと思ってたけど、機会がないうちに亀岡から遠方に来てしまった~。
  1. 2012/10/14(日) 15:41:46 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

あ、その話は私も聞いたことある。誰かのブログで見た記憶が。
(今回はすっかり忘れていたけど~。)
まったく、何度行っても、また行きたいところが見つかるよ^^。
  1. 2012/10/14(日) 21:44:18 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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