本と旅とそれから 西本願寺への誘い≪西本願寺≫

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西本願寺への誘い≪西本願寺≫

西本願寺01
阿弥陀堂


先月の京都への旅の記録、最後に、西本願寺での特別セミナーのことを。

特別セミナーという呼称もどんなもんかと思いますが――よくカルチャーセンターなんかでやっている(らしい)、専門家の先生の解説付きで国宝・重要文化財を見学させて頂く、というイベントです。
なお、写真がすべて青白いのは、撮ったのが日の出前後の時間だからです。
「西本願寺への誘い」

「西本願寺への誘い」――「誘い」は、「いざない」と読ませます。
1泊2日、宿泊は西本願寺の「宿坊」だという聞法会館なのですが、まあふつうのホテルな感じです。
違うところといえば、BGM的に念仏を唱える声(録音ぢゃありません)が聞こえるとか、売店で「蓮如さん煎餅」や親鸞聖人物語の「ぬり絵」や小冊子などをたくさん売っている、ことぐらいでしょうか。

私はひとりでの宿泊だというのに、洋室はツイン、和室は4~5人泊まれそうな広々とした部屋を使わせて頂き、なんだか申し訳ない感じでした。
部屋のTVでは、法話のビデオが見放題ですよ~(見なかったけど…)♪


西本願寺02


そもそもなぜこのセミナーに参加することにしたかというと、2、3か月前にNHKアーカイブスの再放送で、「ハイビジョン特集 西本願寺 桃山の美と王朝の雅」を見て、ひたすら感動したからです。
まあ、前々から西本願寺の国宝建築の数々には興味があって、以前にも申込みをしてさらっと見せてもらったことはあったのですが、ずい分昔のことで記憶もほとんど薄れていたし、もう少し詳しく見たい、知りたいという気持ちがむくむくと湧いたのでした。


西本願寺03
手前は御影堂


セミナー講師は岡村喜史氏。龍谷大学のご出身で、西本願寺の文化遺産を研究されている方――かと思いましたが、西本願寺以外の文化遺産についても広くカバーされているようです。
セミナー費用15,000円には、宿泊代金(1泊朝食付き)やテキスト代(岡村先生の著書。写真満載)、本願寺への懇志が含まれます。

初日は、まず1時間の講義。好きなんですよ、アタクシ、こゆのが。
NHKの番組を何度も見て臨んだので、大ざっぱなところはわかっていましたが、それでも何だか楽しい。会場が和室で、座りにくかったのだけがちと・・・^^;。


西本願寺04


そしてその後、現地見学へ出発。
1日目は、阿弥陀堂、御影堂、そして対面所の拝観です。

巨大な阿弥陀堂と御影堂が並び立ち、また、本堂に当たる阿弥陀堂より親鸞聖人の像を安置した御影堂の方が大きいというのが本願寺の特徴なのですね。
たてものの特徴や、欄間等の装飾について説明をうかがって、ああ楽しい。


西本願寺05


それからいよいよ、国宝の対面所へ。
ををを、TVで見た「鴻の間」(なんだかミーハーでお恥ずかしい)!
障壁画や欄間や、畳を上げれば能舞台としても使えるという間取りなどについてじっくり拝聴。
その対面所から眺める位置にある南能舞台。光の効果とその配置の妙・・・参加者(かなりシルバー)、口々に感心しまくりのうなり声を漏らします。

国宝建築は撮影禁止ということでしたので、カメラは置いて、身軽に見学。
やっぱり、説明に集中したいときは、カメラを持たないに限ります。


西本願寺06


本願寺は、江戸時代初めに火災で諸堂を焼失しているのですが、その後再建されたときには防火に気を配ったそうなのです。そのひとつの表われが、阿弥陀堂の背面の白壁の土蔵のような部分(▲)。
西本願寺の多くのたてものが国宝・重要文化財なのに、東本願寺の方がそうした指定を受けていない理由のひとつは、東本願寺のたてものは、やはり焼失して、現在のものはどれも明治の建築だからなのですね。

文化財にとって最大の脅威は、やはり火災なのだなぁ・・・。

  
西本願寺07


翌日はまず飛雲閣でのお茶会からスタート。
これが、今回のセミナーの目玉といえます。

飛雲閣ももちろん撮影禁止で、ここにUPしたものは、塀の外から見える部分を撮ったもの。この写真では、木が邪魔なうえ、摘星楼(最上階)は雨戸がはまってます^^;。
当日はもちろん、綺麗な姿を見ることができました。

件のNHKの番組では、舟で滄浪池を渡って舟入の間から飛雲閣に入る映像があり、それが大変ドラマチックなのですが、それは番組ならではの演出で、ふつうの人は石橋を渡って招賢の間に上がります。


西本願寺08


お茶の接待をして下さるのは藪内家。
千利休の子孫による千家と違い、利休の弟弟子だった剣仲紹智を初代とする茶道の家です。
この藪内家は、もともと聚楽第にあった飛雲閣において茶事を行っていましたが、これが本願寺に移築されたため、それと共に本願寺の茶頭となったのだそうです。

当日のお菓子は、本願寺の下がり藤のついた御紋菓子。塩釜です(TVでもこのお菓子でした――って、重ね重ねミーハーですみません)。
お茶を頂く間だけは、見栄をはって頑張って正座しましたが、終わるとすぐ崩しました(T_T)。
着付に熱心だった頃は、2、3時間正座していられたのに、このところとんとダメです。情けなや。

でも、飛雲閣で見せて頂けたのは初層のみ。
飛雲閣というのは、その名が示す通りの軽やかな佇まいのたてものですが、そのため柱が少なく、また細く作られていることもあり、先生によれば、階段を上がるときなど揺れるのだとか(冗談かしら?)。
ああ、忍び込みたい。


西本願寺09


その後、まずはこれも国宝の唐門(▲)を見学。
日暮門と呼ばれるほど、見ても見ても見飽きない見事な装飾がほどこされています。
唐獅子やら麒麟やら、中国の故事の場面を描いた彫刻やら、ホントにいろいろ飾られていて、NHKの番組では――というのはもうやめときます^^;。


西本願寺10
ちなみにこれは麒麟


その後、これも国宝の白書院へ。
公の行事のために建てられ威勢を示したたてものなので、欄間といい障壁画といい、豪華絢爛。
金碧画の嵐。すさまじいほどの贅を尽くしてあるのでした。
そして、その前にあるのが現存最古にして国宝の北能舞台。最後に、虎渓の庭。

ため息をつきながら、細かい説明をうかがいつつ見学し、ツアー終了。

残念ながら黒書院は見せてもらえませんでした。
接続部の入り口だけはちょろっと見ましたが、もうその入り口だけですら素晴らしい。
参加者は口々に、「見たかったよぅ」と恨み言を述べたのでありました。
黒書院のほかには、太鼓の間も見せてもらえず、残念でした。


西本願寺12


これ(▲)は太鼓楼。幕末に、壬生から西本願寺に屯所を移した新撰組はこの建物も寝泊りに使っていたそうです。中に入ってみたいです。その他、経蔵なども中が見てみたい。
いつか「とことん見せます本願寺ツアー」みたいなのがあったら参加したいものです(たぶんない)。
この「誘い」セミナーは、12月にまた催されるという話でしたけど。




今年は彼岸花の開花が例年より4~5日遅かったのが残念でしたけど、初めて亀岡といふ所にも行けたし、飛雲閣にも入れて頂けたし、楽しかったです。

でも、萩が・・・見られなかったんですよねぇ。
いえ、梨木神社にも常林寺にもうかがいまして、いちおう見たし、ちょこっと写真も撮ってみたのですが、何だかいまひとつピンとこなくて。
「〇〇さんち(←LM宅のお向かいさん)の萩の方がよっぽど美しい」なんて思ってしまいました。
おかしい。いつか真面目に美しい萩を求めて京都に行ってみたいものです。

というところで、9月の旅の記録は終了です<(_ _)>。

京都・奈良旅INDEX 2012



来年のNHK大河ドラマ(「八重の桜」)は、
ストーリーを聞けば聞くほど
福島&京都ですねぇ!うれしー(≧∇≦)ノ彡

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