本と旅とそれから 龍村平蔵「時」を織る。

本と旅とそれから

龍村平蔵「時」を織る。

龍村平蔵「時」を織る。


あぁぁ~。春の京都旅の記事UPが終わって、ブログ的に気が抜けました~。

――とりあえず、先日出かけた展覧会について。
日本橋高島屋で開催されていた、「龍村平蔵「時」を織る。」。日本橋に来る前は大阪で開催されていて、この後は横浜高島屋に巡回するようです。
龍村平蔵って誰?については、とりあえず►コチラをご覧下さいませ(私が下手に書くと、間違う恐れがありますので・・・)。

なぜこの展覧会に興味がわいたかというと、それは先日、宮尾登美子さんの「錦」という本を読んだからです。その主人公のモデルが、この龍村平蔵(初代)でした。

「錦」

(本の感想文は►コチラ。)

読んだ本の詳細を時々刻々と忘却していくので、この本についても感想文を読み直して、「へぇ~、そうなんだ」とか思っているワタシです。
まあ、西陣の巨匠のひとりってことでどうでしょうか、初代龍村平蔵。
織物に憑りつかれたような一生だったということは覚えてますので、その人の作り出したものがどれほど凄かったのか、実物を見てみたい、と思ったわけです。


展覧会は、龍村平蔵の業績を、時代を追いながら作品で見せていく、という内容です。
最初の展示室には、高いところからだーーんと何本も、丸帯が展示されています。「錦」のあとがきで、宮尾さんが、龍村の帯一本は家一軒の値段と書いておられましたが、ああ、これのことかとうなります。今どきは、婚礼衣装か七五三の子供用でしか見ませんからね、丸帯。

展覧会用に選ばれているからでしょうけど、もう、豪華絢爛な意匠です。しかもそれがすべて「織り」だというところがもう、信じられんというか・・・刺繍だというならわかるんですけど。
物語でも、主人公はものすごく研究熱心で、凝り性の人でしたもんねえ――こんな表現ではとても及ばないくらい、探求したり考案したりすることに没頭する人物に描かれてました。初代龍村平蔵が新しく考案した技法を使って織られた作品というのも、いくつか展示されていました。

ところどころにある説明書きも「錦」にあった物語と一致していて、物語を思い出しながら、その時に作られたのがこれなんだな!と、ふむふむ納得。

龍村平蔵「時」を織る。
▲西陣織の打掛――ひょえ~。


先日新しくなった歌舞伎座、その緞帳も龍村の制作なのだそうです。
しかし・・・帯一本で家が建つという龍村の織りで巨大な緞帳とは――さ、さすが歌舞伎座、スケール大きい。

織りのモチーフを、螺鈿だとか金彩だとか、様々な工芸から取っているのですが、その中のひとつが切子。TOP画像(展覧会の入場券なんですが)でいえば、左上のものです。これが、織りで表現されているのだとはちょっと信じられないほど写実性・・・てか、平たく言えば、3Dでホントにガラスっぽい。

現在の龍村平蔵は4代目とのこと。今は名声も確立され、初代の頃とは何もかも大きく違うのだと思います。でも、京都西陣の偉大さを今に伝える織元・・・うぅむ、凄い。




この1年で、子供の数が最も減ったのは
福島県(と、大阪府)だとか。
原発、あらためて罪深い。

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  1. 2013/05/04(土) 22:00:00|
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