本と旅とそれから 空飛ぶ広報室/有川浩

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空飛ぶ広報室/有川浩

面白かった~~(≧∇≦)ノ彡。
純粋に娯楽としても楽しいし、「元気をもらえる」という観点からも素晴らしい。
「風が強く吹いている」とか「天地明察」とか、元気をもらえる本というのは、やっぱり主人公が懸命に頑張るストーリーなんですね・・・。少なくとも私の場合は。
「空飛ぶ広報室」

空飛ぶ広報室/有川浩(幻冬舎)

今、テレビドラマ版が進行中ですよね。
図書館にこの本の予約を入れたのは、第一回が放映されるよりも前だったと思います。ドラマの方は、「録画毎週予約」にしてあるので、ずーっと録りためられているのですが・・・まだ全然見てません。
つい最近までは、全部録画しても、結局見ないで消しちゃうかなぁ、と思っていたのですが(かつて「リーガル・ハイ」がそうでした)、原作を読んで気が変わりました!全部録ったら見ようっと。


でも、TV版では、主人公扱いなのは、TVディレクターの稲葉リカの方・・・みたいですね。空自広報室の空井大祐は、二番手扱い?TBSの番組HPを見るとそんな感じですが・・・実物を全然見ていないのではっきりわからないんですけど。この空井役の綾野剛さんって、NHK大河「八重の桜」で松平容保を演じている俳優さんですよね。毎回、思いっきり悲壮感溢れる迫真の演技、引きつけられます。

航空自衛隊って、ちょっとだけ親近感あります。狭山市在住なので。
狭山市というのは入間市の隣です。で、物語にも何度も登場する航空自衛隊の入間基地というのは、入間市と狭山市の市境にあって、狭山市役所の入り口前の県道を渡ると、そこはもう入間基地。・・・っても、もちろん入れませんケド。時々写真を撮りに訪れる稲荷山公園という所も、基地のお隣。

毎年11月には入間基地で行われる航空祭にブルーインパルスがやって来て曲芸飛行(ていう?)を見せてくれます。私は基地まで見に出かけたことはありませんが、わざわざそうしなくても、近所の茶畑上空で十分楽しめます。どうやら、物語の終わりの方で、アイドルグループ「宙」のメンバーを乗せてブルーインパルスが飛ぶのは、航空祭での飛行と同じものらしくて、とってもイメージ湧きました。

自衛隊についてほとんど知識のないリカが、最初の方で何で空自と海自は「基地」というのに陸自は「駐屯地」というのか、について講釈を受けるのですが、はっはっは、私も知りませんでした~。
以前、昭和記念公園に行こうとして入口が見つけられず、道を教えてもらった陸上自衛隊の施設が立川「駐屯地」だったので、ちょっと疑問に思ってはいたんですよね。たぶん、駐屯地は基地より規模が小さいんだろう、とか思ってましたよ!警察署と駐在所、支店(銀行の)と出張所、みたいな感じでしょ、と思っていたのですねぇ。ああ、リクツがわかってみるともの知らずが恥ずかしい。
――でも、明解に説明できる人って、たぶんそんなにいないと思うぞ~。

物語はほとんどが3.11以前のお話。ラストに東日本大震災に関するエピソードが付け加えられる形で、本書の出版は2012年夏です。
大震災では、本当に自衛隊が大活躍し、その後の世論調査か何かで、国民の自衛隊への親近感が急上昇したということだったと思います。

でも、3.11以前でも、自衛隊ってそれほど――本書に描かれているほど、日本国民一般に悪いイメージ持たれていたかなぁ?まあ、空井クンが言うように、愛の反対は憎しみではなく無関心だ、という意味で言えば、まあ、自衛隊について知識がない、興味がない、という人は確かに多いかも知れないけれど・・・。自衛隊に所属しているというだけで白い目で見られるみたいなことは、別に(今も以前も)ないんじゃないかと思うのですが。

広報室というのは、そうした自衛隊のネガティブなイメージを払拭し、国民に親近感を持ってもらうことが仕事、という前提で物語は進行します。

脱線ですけど、つい先日、サッカー日本代表がワールドカップ出場を決めた夜、渋谷のハチ公前で交通整理にあたったおまわりさんが、巧みなアナウンスでDJポリスと名づけられて話題になりましたよね。警視総監賞までもらうことになったそうですね。ちょうど本書を読み終えた直後だったので、あのおまわりさんの所属が警視庁広報室と聞いて、何だか本書の空自広報室の面々とタブってくすっときました。

本書に登場する広報室のメンバーたちも、限られた予算の中で、いかに効果のあるPR活動を行うかで懸命な努力を重ねます。自衛隊ほど難しいかは別としても、警察だってあれこれ苦労はあるのでしょう。その中で、ただひとりのおまわりさんの冴えたアナウンスがものすごいプラスの反響を巻き起こすっていうのは、あれは確かに警視総監賞に値しそうですね~。TVでも新聞でも、褒めちぎってましたもんね(新聞は朝日しか見てませんが)。

描かれる人物たちが魅力的です。
まあ、例えば「図書館戦争」シリーズの登場人物たちと、似た感じでなくもないのですが――軍隊に似た組織のメンバーという点が共通ということもあって。
で、確か「図書館戦争」でも思いましたが、実際の軍隊「似」の組織では、物語に描かれるようなカジュアルな職場人間関係はあり得ないと思うんですよね。見たことないから知りませんが、階級ひとつ違ったら、下の者が上の者にあのくだけた物言いはできないでしょー。フィクションだからいいんですが。

あとがきを読むと、有川さんが本書を書くきっかけとなったのは、まさにその自衛隊の広報室からの売込みだったということなんです。自衛隊を題材にした小説を書きませんかと「企画」を持ちこまれた有川さんが、まさにその持ちこんで来た当人(部署)に興味を持ったのだとか。
現実と物語がミョーな形で入り組んでいるのが、これまた何となく笑えます。

再び脱線なのですが、物語が空自がらみということで、物語には「トップガン」という映画のことがよく出てきます。私も見ました。トム・クルーズさんの出世作でしたっけ?
それとは別にもうひとつ私が思い出したのは、「ア・フュー・グッド・メン」という映画です。詳細は忘れてしまったのですが、確か、アメリカの士官学校か何かで不祥事が起きて、それを解明していく話だったと思います。

不祥事を隠ぺいしようとする軍の士官のひとりをジャック・ニコルソンさんが演じていて、あの怖い顔で、「おまえたちは俺たちにただ、『ありがとう』と言っていればいいんだ」と言うシーンが、そのシーンだけが何だか印象に残っているんです。
アメリカのような国では、軍人はとにかく尊敬の対象なんですね。そういえば、大リーグのTV中継見ていた時も、観衆の中に軍人がいるというのを、わざわざ場内アナウンスで紹介したりしていたっけ。

それが、日本では自衛隊員というだけで白い目を向ける人がいる・・・うーん、そんなにいる?
自衛隊員イコール戦争をしたがる人、みたいに思う人・・・そりゃいくらかはいると思いますけど、日本で戦争をしたがっている人を見つけたかったら、自衛隊基地より永田町を探す方が効率的なんじゃないかしら。

なーんて、脱線ばかりであんまり本の感想文になってませんね。
本書を読んで、登場人物に感情移入したり、わくわくしたり同情したり、あれこれ思い出したり、ほかの何かを見たり読んだりしたときに本書のことを思い出したり、と、脳の活動が活性化された気分です。
うぅむ、楽しかった♪


webcitron01.gif


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tag: 有川浩 
  1. 2013/06/09(日) 22:00:02|
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コメント

ちょっと御無沙汰してます(^^ゞ
このドラマ見てますよ。
仕事柄少しは関係してるので、楽しく見てますよ。
本のほうもnetですが読みました~。
航空祭って見に行ったことないんですよね~。
知り合いに航空写真専門がいて、あちこちの航空祭に行ってるみたいで
入間にも行ってるんじゃないかなぁ。
  1. 2013/06/10(月) 22:12:24 |
  2. URL |
  3. belfast #-
  4. [ 編集 ]

belfastさん、

こんばんは~。
こちらこそご無沙汰してしまいまして<(_ _)>。

ドラマご覧になってるんですね。私も全部録ってあるので、終了してから(そろそろ?)だぁーーっと見ようかな、と今は思ってます。
net読書ですか。かっちょええ。今っぽいです。
あたしゃいまだに、本は100%紙ベースです。

ブルーインパルス、昔、IXYで撮った(ブログにもUPした)写真は割かしまともでしたが、その後デジイチに持ち替えてからは、全然上手く撮れず、ブログネタにもできてません(T_T)。
belfastさんって航空関係のお仕事だったのですか?
エンジニアだなー、とは思ってましたが・・・。これまたかっちょええ!
  1. 2013/06/11(火) 21:14:30 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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