本と旅とそれから 燦1~3/あさのあつこ

本と旅とそれから

燦1~3/あさのあつこ

現在進行中のシリーズもの。
先日、書店の店頭に最新刊「4」が並んでいるのを見ました。まだうちの図書館には入っていません。
買いたくなってしまって困ります。でも、4だけ買ったって、それで話が完結するはずないし。半年以上、もしかすると1年くらい待たなくては次が出ないようですし。やっぱここは、ぐっと待つか・・・。

少年倶楽部(って、よくわかりませんが^^;)の連載読み物みたいな感じ。
ちょっと児童書ぽくも、ライトノベルぽくもありますが。
「燦Ⅰ」「燦Ⅱ」「燦Ⅲ」




燦1~3
/あさのあつこ
(文春文庫)


以前読んだ「火群のごとく」と雰囲気がとてもよく似ているので、一瞬、同じ世界を舞台にした物語かと思いましたが、藩の名前が違いました。同じなのは、主人公となる少年たちの年代――白虎隊の年齢でしょうか(「八重の桜」、会津戦争クライマックス~!)。瑞々しいというか、痛々しいというか、そんな感じのする少年たちの年齢です。

で、ジュブナイルぽい、ライトノベルぽいとは思いつつ、でもやっぱり面白い。最後まで読まずには終わらぬぞ~~、と思っている昨今です。

そもそもこの本を読み始めたのは、先日の京都旅行の帰りの新幹線車中。
旅行の帰りの新幹線というと、疲れているので熟睡することが多いのですが、夕方の新幹線は、車中にビールや食べ物の臭いが充満していることが多く、睡眠にはあまり環境としてよくありません(特に今回は、すぐ近くのおじさんが、蓬莱の豚まんを食べていて、そのにおい(別に「臭い」ではないんだけれど)が強烈でした)。それで今回は試に本を持って乗り込むことにしてみたのです。

首尾は上々。少年たちと共に、どこぞの地方の藩の城下や郊外の野原を歩き回っているうちに、速やかに京都から帰って来ることができました。2巻目3巻目も、途中でなかなかやめられません。
少年たちは危うい。彼らの無事を確かめるまで読みやめられない・・・と思うのですが、話はまだまだ収束しそうにありません。

年若い藩主の世嗣・圭寿。彼を支える、家老の息子・伊月も同い年。そして伊月には、赤ん坊の時に生き別れた双子の弟・燦(さん)がいた。心を通わせる三人。やがて江戸に出た彼らの周りに、彼らに力を貸してくれそうな人々と、謎の、不気味な敵らしき者たちが現れる・・・。
ホント、時代劇版少年探偵団のようなお話。

冷めた目で見れば、単純な時代モノ冒険物語に過ぎないのかも知れません。
でも、楽しいです。お殿様になる身分なのに戯作者になりたいと切望する圭寿や、すべてをなげうってもその圭寿を守り助けたいと志す伊月、そして侍なんてバカらしいと思いながらも、彼らに味方したくなってしまう燦。彼らに幸あれ、と応援せずにはいられませぬ。

ああ、なんて単純なワタシ。ああ、早く次が読みたい。


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  1. 2013/06/28(金) 22:00:02|
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