本と旅とそれから カラスの親指/道尾秀介

本と旅とそれから

カラスの親指/道尾秀介

道尾秀介さんは今回初めて読む作家さんです。が、ちょっと前に道尾さんの直木賞受賞作である「月と蟹」を図書館から借りて来て、でも読めずにそのまま返してしまったんですよね。本の装丁がちょっと無愛想に思えたのも影響しているかしら・・・^^;。
今回の本書は、文庫本だったのが大きいわね~・・・やっぱり、どこでも読める文庫は便利。あと、どこかで(たぶん行きつけの書店の店頭)この作品が映像化されたと目にしたことも。映像化される作品って面白いのかな、というありがちな発想でございます。

(以下、ネタバレあります。ご注意を。)
「カラスの親指」

カラスの親指/道尾秀介(講談社文庫)

結論から言うと、えーっと、それなりに楽しめたけれど、さほどのインパクトはなかったかな、というところ。
ヤミ金にひどい目に遭って詐欺師になった主人公・武沢と、何とな~く彼の周りに集まった仲間(のような人々)が、恨みあるヤミ金の連中に仕返しを企む、というような話です。


詐欺師が主人公のせいか、映画「スティング」みたいな感じです――といっても、私がTVで「スティング」を見たのは有史以前の昔なので、「最後にどんでん返しがある」ということ以外、ほとんど覚えていないので、「スティング」みたいってどんなんだよ、と問われたらわからないんですが(つまり、果てしなくアバウトで根拠レス)。

最後まで読むと、うむうむあれが伏線になっていたのだな、と、作者が物語中にちょこちょこ置いていった手がかりに納得します。詐欺師のお話なので、きっと最後にどんでん返しがあるだろうと思ってはいたので、そうした物語中の手がかり(伏線というほど「線」になってなかったのですが)を一応拾ってはおりました。でも、違う展開を予想してました^^;。

テツさんが仕掛け人とは思わなかったわ~。

裏表紙のあらすじには「感動の結末」とあるんですが、私は「さほどかなぁ」って感じです。
ちりばめられた手がかりが、最後に上手に収拾されて終わるので、上手に出来たお話だな、という「感心」はしたんですけど。
また、テンポよく話が進むので、いい調子でどんどん読めて楽しくもあるのですが。

そのうちまた、ほかの作品も読んでみたいと思います。


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  1. 2013/10/03(木) 22:00:01|
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