本と旅とそれから 燦4/あさのあつこ

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燦4/あさのあつこ

ここのところ、おそらくはライトノベルというジャンルに分類されるだろうと思う本を立て続けに読んでいます。といっても、ライトノベル=ラノベの定義(というようなものがあるとして)をわかっていないので、定かにはわからないのですが・・・。

ラノベだろーがなかろーが、楽しめればそれでよし!・・・ではありますが、本によっては、読んでいることを他人にはあんまり知られたくないような気がするものもあります^^;。
この「燦」のシリーズは・・・内容はそんなこともないのですが、表紙がねー。劇画っぽいのがねー。
「燦4」

燦4/あさのあつこ(文春文庫)

そういえば、内容、特に人物描写がこれまた劇画的ではあります。
まあ、ラノベとはそうしたものなのかも知れません。1冊200ページ弱なうえに比較的改行が多いので、もう、あっと言う間に読み終わってしまいます。うーむ、こんなペースでは、いつになったら物語が終わりを見るのか、先が遠くてうんざりしてしまう・・・。

物語はね。これは面白いのです。だからこそ、なかなか先が読めないのがイラつくんですけど。
田鶴藩藩主になった圭寿と、筆頭家老の長男で圭寿の近習・伊月。そして、伊月の双子の弟であり、神波一族の生き残りである燦。この三人の、少年と青年の中間くらいの年頃の男の子たち、それぞれの人物像と、彼らの絡みが面白い。これがマンガっぽいんですが。

伊月の人物像は、多少型にはまっている感じもあります。「銀英伝」のキルヒアイスもこの型の人物かと。つまり、自身非常に優れた才を身に備えつつも、仕える王に無償の愛と忠誠を捧げ、自らは陰に控える立場を是とする男、ですね。大変有能なのにそれを人のために差し出していささかも惜しむことがない、という人物像は、もしかすると日本人好みなのかも知れません。惚れ込んだ主君のためにすべてを捧げる・・・って、司馬遼描く島左近とかもこの型かしら。

第4巻の最後のところでは、伊月が大ピンチに陥ります。
でも、さすがにここで伊月が死んだり、再起不能に陥ったりすることはないだろうと思うので、彼を助けに来てくれるのは誰だろうと想像してみるのですが。

須賀屋という江戸の読み本の版元が出てきます。
燦(と、伊月)と同じ神波の一族ではあるものの、今はむしろ腕のいい商人として成功している人物です。この人物も、時代劇ではよく見るタイプのキャラのような。
映像化する時には、中井貴一さんあたりに演じてもらったらよさそうですよ。すごく頼りになる、最後にはこの人が何とかしてくれるんじゃないかという気にさせられる人物。
そうそう、ちょっと前にNHKでやっていた(一部分しか見たことがないのですが)「猿飛三世」で柳葉敏郎さんが演じていた商人もこんなタイプだったと思います。

藩主となりはしたものの、読み本作家としての道も捨てられない(ついでに、その才にも恵まれている)圭寿の今後も楽しみです。実に今ふうの性格設定、それにルネサンス的な多才な人間として描かれる圭寿が、時代劇の設定の中でどんなふうに己の道を見つけていくのか。

これって1年に1冊ぐらいのペースなのかしら。
私がここまでのストーリーを忘れてしまわないうちに、次の巻が出ますように~。


webcitron01.gif


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  1. 2013/11/27(水) 21:59:59|
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