本と旅とそれから 野口哲哉展 -野口哉展の武者分類図鑑≪アサヒビール大山崎山荘美術館≫

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野口哲哉展 -野口哉展の武者分類図鑑≪アサヒビール大山崎山荘美術館≫

アサヒビール大山崎山荘美術館
(アサヒビール大山崎山荘美術館)

って、この写真では、肝心の美術館のたてものがほとんど見えないか。
春は桜、秋は紅葉がそれはそれは美しいアサヒビール大山崎山荘美術館の庭園。今回初めて新緑の頃に訪れましたが、その新緑も、その他あれこれの花も、やはり大変美しいお庭でした。

・・・が、その話は後ほど旅日記でさせて頂くとして、今回はたてものの中で見た展覧会のことを。
最近は、この美術館を訪れても、たてものの中には入らず、庭園で写真を撮って帰ってくるだけということもあったのですが(申し訳ない)、今回は新緑の庭園と同じくらい、展覧会の方にも魅かれていました。

それが「野口哲哉展 -野口哉展の武者分類図鑑」。
「武者分類」は、かながふってあって「むしゃぶるい」と読ませます。
この展覧会のことは、NHKの日曜美術館アートシーン(各地で開催中の展覧会をちょこっとずつ紹介するコーナー)でちらりと見かけ、とても興味をひかれたのでした。それで、ちょうどこれが開催中に京都を訪れ、西山方面にも行くつもりがあったので、入場してみました。

・・・が実は、大山崎山荘で開催される前は、この展覧会、練馬区立美術館で開催されていたんですね。自宅と同じ西武線沿線だ^^;。練馬区立美術館って、地域の学校の展覧会とかやってるぐらいだろうと思ってまだ一度も行ったことがないのですが、HP見ると結構ユニークな展覧会をいろいろやっているのだな~・・・。うむ。

にしても、「日曜美術館」でこの展覧会のことを見たのはせいぜい数十秒だったかと思うんですが、ああ、いったい何がピンときたんだか。展示されているのはサムライのフィギュア――って言ったらよいのか、甲冑姿の人形というのでしょうか、そうしたもの。
やっぱりこの、こまか~く作り込まれている感かしら。あ、いや、もちろんそれ以上にこの、今どきの若者や今どきのオヤジっぽい戦国武者たちのキャラですね。

なんだろうなぁ、「陽気なギャングが地球を回す」みたいな雰囲気だ。伊坂幸太郎さんの。
んぁ~、ちょっと違うかな、何だかどこかで遭遇したことのあるこの、「ハイセンス・ユーモア」みたいな感覚の作品群なんですよ。


野口哲哉展


ネットでもちゃんとした画像はあまり見つけられなかったんですが(▲)みたいなのですね。
顔はね、正確な素材はよくわからないですけど、なんか樹脂っぽいもので出来ているようなのがちょっと人造人間みたいな感じがして気味悪かったといえばそうなんです。展示の最初の方に、人形(?)のパーツがあって、見たらそんな感じがして、「なんかゴムっぽい臭いがしそう」とか思ったんですね。

私は古いのも新しいのも甲冑というものにはほとんど興味がなくて、好きか嫌いかと訊かれたらどちらかといえばむしろ嫌いな方ってぐらいなので、人形が身に付けている実に細かく作り込まれた甲冑も、その事実はすごいと思うものの、物としての甲冑に感動するってことは全然なかったのです。
あ、ちなみに、人形たちのサイズは決して大きなものではなく、背丈20センチとか、ものすごく小さくて3センチぐらいなのもあります。

私がすごく興味を魅かれたのは、作品の中心要素である武者人形たちよりむしろ、それを取り巻く作品の周辺要素。たとえば作品の解説文。これも野口哲哉さんが書かれており、よくある展覧会の作品解説文の体裁をとって表面至極真面目でありながら、読むと何だかむずむず笑えてくる。またたとえば、人形が収められている箱。まるでどこかの旧家の物置の奥から今取り出されフタを開けたところ、みたいな古びた作り。詰め物とかまで。
この凝り具合。几帳面さ。作者の芸術的な才能だけでなく、性格までも表れた展示なのでした。

残念だったのは、私が重いカメラリュックを背負ってこの美術館を訪れたところ「展示物(本展覧会だけでなく、その他全般ですが)保護のため、リュックは前に持って下さい」と言われてしまい、これが鑑賞のうえでとーっても邪魔になってあまり集中できなかったこと(T_T)。
大山崎山荘美術館の場合は、本館にコインロッカーやクロークがないんですよねー。京博はその辺しっかりしていてカメラでも安心して預けられるので、むしろ重い荷物から解放されて嬉しいんですけど。

解説文もずい分じっくり読んだのですが、結構量があったため、全部は熟読できなかったのです。
何か書籍が出ているようなので、図書館にリクエストしてみよっかなー。

昔の武者の甲冑はずい分重かったと聞きますが、それを身に付けた武者たちの姿が、何だか軽快に思える人形たちでした――って、ホント、「人形」って呼ぶのがよいのだかどうだか^^;。

►アサヒビール大山崎山荘美術館HPはコチラ
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  1. 2014/05/16(金) 22:00:01|
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