本と旅とそれから ホテルジューシー/坂木司

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ホテルジューシー/坂木司

先日、同じ作家さんの「ワーキング・ホリデー」(感想文は►コチラ)を読んだとき、そこに挟み込まれていたオマケのしおりみたいなものに、「ワーキング」の登場人物たちのショートストーリーが載っていました。すでにそのほとんどを忘却してしまったんですが、確か、彼らが沖縄に旅行するとかしないとかいう話で、それが本書の物語と関係があるような雰囲気でした。しかし、その物語は途中で切れ、「この続きは『ホテルジューシー』の挟み込みしおりでお読みください」みたいなことが書いてあったんです。

なので本書を借りたのですが――「ワーキング」は単行本で、本書は文庫本で読んだからなのでしょーか。お目当てのしおりは、借りた文庫本には入ってなかった・・・。ショートストーリーのその後はどーなったんだ。わかりまへん。ぐっすん。
「ホテルジューシー」

ホテルジューシー/坂木司(角川文庫)

にしても。うちの図書館、本書も、先日感想文をUPした「アルプスと猫」も、そしてまだ感想文をUPするのは先のことになりそうな某シリーズ本の途中の1巻も、入ってないのでリクエストを出したら、埼玉県内の他の図書館からの借受本が手元に来ました。
本書は、久喜市立図書館から貸して頂いたもの。
ありがたいと思う一方で、文庫本の1冊くらい、買ってくれたっていいのにサ、などと思ったり。

そこそこ楽しく、ほんわかと、楽しく読める1冊、というところでしょうか。
夏休みのアルバイトに、沖縄のとあるショボいホテルにやって来た「ひろちゃん(♀)」のひと夏のお話。

「和菓子のアン」(感想文は►コチラ)と形式は同じで、ひとつの状況設定のもと、訪れる違うお客さんとの関わりを短編に仕上げ、それが全編ゆるく繋がっている、というもの。
そのひとつひとつの経験によって、主人公・ひろちゃんが段々と成長していく、というのも同様です。

やっぱり、この物語の最大の要素は、沖縄というその舞台設定でしょう。

ひろちゃんは仕事熱心なので、物語にはリゾート・スポットはあまり出て来ません。ナイト・マーケットのシーンがちょっとありますが、海辺も世界遺産も出ては来ません。
ただ、ホテルという業務柄、食事の話は多く、沖縄料理があれこれと紹介されます。それらは、ごくごく普通のカジュアルなメニュー。それが何ともいい感じです。

私は沖縄に一度しか行ったことなくて。
仕事で、1週間ぐらいだったかしら。振り返ると、大変ミョーな仕事だったんですが・・・。
仕事が終わったあと、少しぐらいは観光してきてもいいよということだったため、首里城とか、摩摩文仁の丘など、有名なところはさらっと回ってくることができたのでした。

でも、もうずい分昔のことなので、沖縄の思い出というと、現在では少々セピアがかり、ノスタルジー漂うものとなってしまいました。本書には、そのノスタルジーをちょっと刺激されました。
でも、本書の沖縄は私の思い出の沖縄よりもずっと若いため、私の知る(浅く、ですけど)沖縄にはなかった、モノレールなんてものがあるんですねぇ。月日の経過をしみじみ感じまする。

沖縄料理・・・といっても、沖縄を訪れた時にはあまり冒険もしなかったため、大した記憶はありません。せいぜい、自分で作る我流のゴーヤー・チャンプルーぐらいなものでしょうか。
沖縄料理って、料理法以前に、食材の段階から沖縄独特ってものが多いですものね。ことさら「この料理が好き!」というほどのものはないのが正直なところですが、でも、とにかく沖縄のものって、すべてが日本でありながら日本らしからぬエキゾチックさが感じられて、その非日常的な匂いが魅力的です。

物語自体にはさほどの目新しさはないものの、その沖縄の南国の香りにふわんとしながら、さささと読めてしまいました。


webcitron01.gif


My Favorite Books(お気に入りの本のブクログ)
BOOKS INDEX(作家別感想文一覧)

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  1. 2014/07/10(木) 22:00:00|
  2. 2014
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