本と旅とそれから 水の音 広重から千住博まで≪山種美術館≫

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水の音 広重から千住博まで≪山種美術館≫

水の音1

猛暑だったり、台風が荒れ狂ったり。
天候が激しく移り変わる季節ですね。

私は最近、歯を抜きました(T_T)。
ぐらぐらしてでもいる歯ならともかく、な~っかなか抜けない歯を抜くというのは、結果的にはその方が自分のためとはいえ、かなりつらいものがあります!
・・・はぁ。
その少し前のこと。ちょっと久しぶりに、展覧会を見に行きました。

暑い季節に涼しさを連想させる、タイトルは「水の音」。
場所は山種美術館です。
――私、山種美術館を訪れるのはこの時が初めてでした。われながらちょっと意外。
恵比寿から、炎天下を徒歩にて十数分(迷わなければね・・・って、ふつうの人は迷わないことでしょう)。

にしても、この美術館。
日本画専門の美術館だということや、その所蔵絵画の数々、今回訪れることになって初めて知ったのですが――深夜にHPを眺めていてのけぞりました、アタクシ。
なんて凄いの。

昨年の秋、竹内栖鳳展で鑑賞して(感想は►コチラ)「ほぉぉ~」と感嘆したブチネコ・・・ぢゃなかった「斑猫[はんびょう]」とか、奥村土牛の「醍醐」とか、東山魁夷の「年暮る」といった重要文化財級の大作がゾロゾロ。・・・東山さんの「年暮る」って、長野の東山魁夷美術館が所蔵してるのかと思ってました。
さすがにそのすべてが常時展示されているわけではなく、テーマを決めて選んだものを企画展として公開しているようなのですね。で、今回のテーマが「水の音」だったわけです。
副題が「広重から千住博まで」。

入口を入ってまず堂々のひとつめが;

水の音2
奥村土牛「鳴門」


小さいサイズの画像しか見つけられなかったのが残念。迫力のある、それでいてとても美しい絵。
あちこちで紹介されているこの絵の画像って、かなり緑の色合いが鮮やかなんだけれど、実物はかなりおさえた、渋い色調でした。最初はちょっと意外で、もの足りない思いもなくはなかったのですが、そのうち、「ホンモノがこうならばこうなのだ!」の説得力が勝り、今は、あんまり緑が強い画像を見ると、「お茶じゃないっての」と思うようになりました。

さて、今回この展覧会に出かけて最も嬉しかったのが、千住博さんの絵の素晴らしさに触れたこと。
これまで、印刷されたものや、TV画面でしか見たことがなかったんです。


水の音3
千住博「ウォーターフォール」


千住博さんが滝の絵を多く手掛けておられることは知っていたんですけど・・・すごい!美しいっ!!
その後あちゃこちゃネットで千住さんの作品について探すうち、ナント、千住さんが大徳寺聚光院の障壁画を手掛けられたことを知りました。なんかね、伊東にある別院にはもう何年も前に完成したものがあるそうなのですが、最近今度は京都の本坊(というのだろーか、塔頭の場合?)にも入ったらしいんですよね。来年公開とか。どんなに混雑することでしょう。でも、何とか見に行きたいものです。うぅ。

アメリカに寄贈された松風荘という日本建築にも障壁画を描かれたそうなのですが、現在フィラデルフィアにあるというそれを見に行くことはなかなか難しく、その習作など眺め、「習作でも立派じゃ~」と感心しきり。
それにしても、その松風荘、千住さんの作品が入る前には東山魁夷さんの障壁画があったそうなのですが、「侵入者によって修復不可能にまで破壊された」のだとか。東山さんの障壁画をまるまるダメにするって、何てことですか!

ともかく、今回ワタシの中で、一気に千住博熱が高まりました。

それから、こちら。


水の音4
奥田元宋「奥入瀬(秋)」


この、「きゃー、眩しいっ!」と、叫びたくなるような、あまりにも鮮やかな色彩が、奥田元宋さんらしい。
今回の展覧会では、この絵の前に小さな作品の展示ケースが置かれていたのですが、その表面にこの赤が反映して、もう、部屋の入口に立っただけで、そこは見事に真っ赤な紅葉の世界。

奥田さんといえば、銀閣寺の障壁画ですかね・・・(かなり前の記事ですが►コチラ)。こちらは結構ちょくちょく公開されているようで有難いことです。
昔は「派手すぎてちょっと」とか言っていたようですが、今はもうただただ、その美しさに感動します。

ほかにも、水にちなんだ大作が数多く展示されていて(そうそう、広重もね)、日曜日の午後でもさほど混んでもいないし、ロケーション的に中途半端なことが幸いしている感じです。

やっぱりときどきは展覧会にも足を運びたいものだわ、と、ちょこっとアートごころをくすぐられました。

►山種美術館HPはコチラ




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  1. 2014/08/11(月) 22:00:00|
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千住博画伯の障壁画が来年公開なの!? それは是非みたいな!!
フィラデルフィアには行きそうにないしね…

山種、ほんとに素晴らしかった~
  1. 2014/08/16(土) 16:45:57 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

そーなのよ、聚光院。
おいそれとは公開してくれないところだから、障壁画がなくても拝観したいところだというのに、千住さんの作品公開!
成就院の中島潔さんの障壁画なんかも、完成したときに一度公開したきりその後ははずして保管されていて、次の公開は未定と聞くし(私はNHKの特番で見たのみ)、ああしたものは、見られる時にちょっとムリをしてでも、見ておくのがよいのかもねぇ。

山種、大した美術館だよねー!
  1. 2014/08/16(土) 22:30:04 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

そうそう!
次はいつ公開されるか不明なものは、自分がまだ自力で動き回ることができるうちに万事繰り合わせて見ておかねばね!!
  1. 2014/08/20(水) 20:05:42 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

・・・というようなことを考えるようになったのも、寄る年波のせいだろうかねぇ。
結局、求めるものは「感動」でしょーか。
  1. 2014/08/21(木) 20:46:42 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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