本と旅とそれから INFERNO(インフェルノ)/Dan Brown

本と旅とそれから

INFERNO(インフェルノ)/Dan Brown

洋書読むの、すご~~く久しぶり・・・。
面白いこと間違いなし!って洋書をご存じの方、ご一報を。

ダ・ヴィンチ・コード以来ずっと読んでいる、ダン・ブラウンさんのロバート・ラングドン・シリーズ。
今回は主にフィレンツェを舞台にした、ダンテの「神曲」にまつわる謎を追う物語です。これまでの作品同様、文化の香りがひっじょーに高く、スピード感があり、物語の舞台を訪れたくなる小説でした。

なお、今回は本記事中に物語中の「謎」に関するネタバレはありません♪


INFERNO/Dan Brown(Anchor Books)
邦題:インフェルノ/ダン・ブラウン


今ちょっと、同じシリーズで本書の前作にあたる「ロスト・シンボル」の自分で書いた感想文を読んできたんですが(►コチラ)、「ロスト・シンボル」についての感想文にあった多くのことが、そのままそっくり本書にも当てはまるんで自分で驚きました。


冒頭にも書きましたが、本書のメインとなる舞台はイタリアのフィレンツェ。その後ちょっとベニスに移動し、さらにその後飛行機でトルコのイスタンブールに飛んでフィナーレとなります。

いや~、フィレンツェ、行ってみたいわー。思わず、図書館から「地球の歩き方・フィレンツェ」と、ベニスの小さな観光案内を借りて来ちゃいました。イタリアは、はるか昔にちょこ~っとローマを訪れたことがあるだけで、私にとってはほとんど未踏の地なんですよねぇ。
「地球の歩き方」は情報メインのガイドブックで、写真はほとんど小さなものばっかりですが、それでもこの町にある中世&ルネッサンス期のたてものが、凄まじいまでの装飾に満ち溢れていることは感じられました。でもって、絵画や彫刻がうなるほどあるのね。

今回は、人類に恐るべき脅威をもたらすウィルスが撒き散らされるかも知れない、何とかそれを止めるのだ!っていっても、それってどこで撒き散らされるの?!
ということで、その場所を写した謎めいたビデオと、謎そのものの詩文が登場し、それを解き明かすためにハーバード大学の記号論の権威、ラングドン教授が呼び出されるのでした。

ところがこのラングドン教授、いきなり冒頭から記憶喪失状態で登場するんですよねぇ。
ふと目覚めればそこはとある病院のベッドの上。え?なに?ここどこ?ボストンの自分ちじゃないの?えー!まさかフィレンツェ?!なんで?って具合です。そしてどうやら彼は、直近二日間の記憶がカンペキに抜け落ちているらしい。
しかも、殺し屋は追って来る、アメリカ領事館に電話して助けてもらおうと思ったら、そこからも怪しい男たちが彼を捕えようとやって来る。「自分の国の政府にも助けてもらえないなんて、どうしたらいーんだ!」と、パニクる彼を助けたのは、彼の治療に当たった美貌の若い(お馴染みパターン)女医さん。彼女と共に、フィレンツェの街を、そしてルネッサンスの美術品に溢れたフィレンツェの建造物(どれもこれも巨大)の中を、例によって走り回るラングドン教授なのでした。

脅威のウィルスを作り出した天才科学者がダンテの大ファンだったことから、ウィルス拡散の場を示す手掛かりはすべてが「神曲」関連。そもそも、問題の「詩文」自体が、ダンテばかりでなくボッティチェリの絵画にも関連するあれやこれやの謎を解いたあげくようやく発見されるのですから大変。
非常にレベルの高い、究極の宝探しという趣です。まあ、ラングドンものはどれもそうですね。この宝探し(「宝」じゃないにしても)が、このシリーズの最大の魅力のひとつ。

そしてもちろん、「ああ、ここに行きたい!」と思わせる、その町の魅力についての描写。
観光局とタイアップしたらよいと思います。アメリカではもしかしてもうやってるんじゃないかと思うけど。「地球の歩き方」にも、フィレンツェにはアメリカ人観光客がすごく多いって書いてあったし。アメリカ人に特に人気の観光地なんでしょうね。

ローマを舞台にした「天使と悪魔」もそうだったようですが(感想文は►コチラ)、文中にはイタリア語がばんばん出てきます。少々うるさい気もしますが、まあどうせ、建築やアート関連の英単語もイタリア語と同じくらいわからないから、別にいっか(T_T)。

ロバート・ラングドンといえばトム・ハンクスさん。
特に、物語の中で時々描写されるように、ラングドンはdeep voiceの持ち主ということで、トム・ハンクスさんもそうだったかもな~と思いながら読んでました。でも、最近彼の出てくる映画を見てないなぁ。
「ロスト・シンボル」にしろ、この「インフェルノ」にしろ、映像化してくれないかしら。見たいです。


webcitron01.gif


My Favorite Books(お気に入りの本のブクログ)
BOOKS INDEX(作家別感想文一覧)

関連記事
tag: DanBrown 洋書 
  1. 2014/09/16(火) 22:00:02|
  2. 2014
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/1756-a05831b9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント

洋書・・・・私はいつ読んだのやら。。。ハリポタ5巻だったような・・・。
ダン・ブラウンさんもそうですが、最近めっきり外国の方が書かれた本を読んでいないので、読みたくなりました(日本語で。笑)

フィレンツェ!街自体が芸術なので、lazyMikiさんにぴったりだと思います。
徒歩で回り切れる規模間が街歩きにちょうどよくて、数年前にフィレンツェを中心にトスカーナ地方を回った旅行は今までの旅のなかでTOP3に入ります。塩野七生さんの「銀色のフィレンツェ」を旅行後に読んで、またすぐ行きたくなりましたよ~♪
  1. 2014/09/19(金) 23:02:40 |
  2. URL |
  3. lundi #dkQVFjxY
  4. [ 編集 ]

lundiさん、

面白い海外モノ、読みたいですね(英語・日本語かかわらず)!
何か面白い作品を見つけられたら、教えて下さいマセ。

lundiさんのフィレンツェ旅行、今、lundiさんのブログにお邪魔してさらら~っと拝見したのですが、2009年ですか?
いいですねぇ!近いうちにでもじっくり読ませて頂きますね!
まさに、本書でラングドン教授が駆けまわっていたところです。
行ってみたいよ、フィレンツェ~。
とはいえ、私にはやはりlundiさんはショコラなフランスのイメージなのですが。

塩野さんの本って、高校時代に「海の都の物語」を読んで以来、永のご無沙汰・・・(チェーザレ・ボルジアものを1冊ぐらい読んでいるかもなぁ)。
イタリアに旅行できそうになったら読もうかな!読んだら行きたくなりそうですね、ホントに^^。
  1. 2014/09/20(土) 18:57:46 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

遂に読み切ったのだね!おめでとう♪

フィレンツェかぁ。
パリよりも古い歴史を誇り、街そのものが芸術。。。とはいえ、行くのが遠いねー。

「物語に登場する女性がみんな若くて美人なことには承服できない」と怒っていた同業者がいたことを突然思い出した(笑)。でも、やはりそれがお定まりのパターン。

そうそう、「おそろし」の放映が始まったね。まだ初回しか観てないけど。番組宣伝もあんまりされてなくて地味に放送が終わってしまった藤沢周平の「霧の果て」も含めて、NHKの時代物はだいたい全部観るのでした。
  1. 2014/09/22(月) 22:15:34 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

読んだ~。面白かったよ。
かたや、例の超長編はぜんっぜん進んでない。

フィレンツェ、ちゅかイタリア全般、まあ死ぬまでに一度行ってみたい。北欧とかは一生行けなくてもまあいいかな、と思うけど、イタリアやらスペインやらはできたら行きたいものじゃ。

美しかったりラッキーだったりする主人公たち。最近は、主人公がラッキーなんじゃなく、ラッキーな人間を主人公に話を書いてるんだと思ってます。

「おそろし」は、番宣見て怖そうだったから見てないのよ。
今度、同じ宮部さん原作の「ぼんくら」がやはりNHKで始まるね!
「ぼんくら」シリーズは、宮部作品のマイBEST3に入る大好きな時代モノなので、録画して見るつもり!
  1. 2014/09/23(火) 20:19:56 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する