本と旅とそれから 京へのいざない 平成知新館オープン記念展(第1期)≪京都国立博物館≫

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京へのいざない 平成知新館オープン記念展(第1期)≪京都国立博物館≫

「京へのいざない」01


2014年9月、京都国立博物館に平成知新館が開館しました。
それについて、東京で開かれたシンポジウムを聞きに行ったのが昨年10月(記事は►コチラ)。
オープン記念展「京(みやこ)へのいざない」は11月の半ばまでなので、紅葉シーズンには終わってしまっているし、その前に見に行けるかどうかわからないなぁ、と思っていましたが、何とか足を運ぶことができました♪
・・・できたのですが、時間、足りなかった!
というか、こんなにすごい展覧会とは思わなかった。甘くみてたわ~。

大乗寺から地下鉄とバスを乗り継いでやって来た、京博。
それからカメラリュックをロッカーに入れたり音声ガイドの機械を借りたりして、ようやく展覧会の入り口を通ったのは午後4時になろうとする頃。展覧会は5時終了なので、時間はたったの1時間・・・(T_T)。

よくある寺宝展的な展覧会だと、まあ1時間あれば何とかなるのですが、今回の「京へのいざない」は、新館オープン記念とあって、ものすごく力が入ってました。
うたい文句の通り、美術史上の超有名作品がズラリと並んでいます。圧倒されました。


「京へのいざない」02


そんな並み居る国宝たちに混じって、不思議な、というか異様なオーラを放っていたのがこちら「宝誌和尚立像」(重文)(▼)。昨年のシンポジウムでも話題になり、井浦新さんも「特に楽しみにしている」と語っておられた仏像です。


「宝誌和尚立像」


一瞬、「目が乱視にでもなったか?」と思うようなこの頭部――というか、顔面。まん中でタテにぱかっと割れて、さらにその下に顔が・・・。
この宝誌和尚様は中国の人だそうで、その肖像を描こうとする画家を前にして、自分の真の姿を見せようと言って顔を割き、その下から菩薩の顔を現したという伝説の持ち主。これはその様子を写した仏像ということなのですね。ありがたいといいますか、面白いといいますか、薄気味悪いといいますか・・・。

5月に神護寺で見た源頼朝と平重盛の肖像画もやはりありましたが、さらに天橋立図(雪舟)、瓢鮎図(如拙)、早来迎などなど、ひとつだけでも人を呼べるような貴重な作品が次から次へと。
さらに私は、ちょっと地味でしたけど、書が素晴らしいと思いました。地味といっても国宝に指定されている古今和歌集などです。とにかく美しい字なのです。といっても読めませんが――読めなくても。サイズ的には小さくて、線もごく細いのですが、水茎の跡麗しいとは、まさにあのような字のことを言うのだなぁと見入りました。

一階から三階まであり、音声ガイドは全部ちゃんと聞けば30~40分ということでしたが、音声ガイドに取り上げられているのはほんの一部なので、ゆっくり全部聞いている時間は到底なくて、聞きながらどんどん先に歩いて行かなくてはなりませんでした^^;。


平成知新館


あれで「第1期」で、第2期にはまた違う超有名作品が登場するというのですからねぇ。残念ながら第2期を見に再訪することはできないけれど・・・。というか、第2期っていうより、第1期をもう一度見に行きたいぐらいでした。
ちょうどこの第2期が始まる頃に、東博では日本国宝展が始まるようですが、こちらの方がずっと混雑するのではないかしら・・・。「京へのいざない」は、もちろんそれなりに人を集めてはいましたが、平日ということもあってか、国宝と一対一でゆっくりできる(といっても時間がなかったわけですが)くらいの混雑程度でした。


京都国立博物館


旧館の方は、新館の平成知新館という名称に対して明治古都館と呼ばれることになったようですが、こちらではこれまた国宝の鳥獣戯画の展覧会が始まりました。来春には狩野派の展覧会も計画されているようですし・・・今後の京都旅では、ちょくちょく京博にお邪魔することになりそうです。

►京都国立博物館HPはコチラ
京都・奈良旅INDEX 2014



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  1. 2014/10/11(土) 22:00:00|
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コメント

行ってきたよ!確かに、京 へのいざない展の気合いは凄かった。
乱視に驚く前に、会場に入ったとたん金剛力士像にびっくりし、直後に大日如来像&不動明王像に唖然。あんな大きな仏様が不在になって、金剛寺はがらんとしてないかな…

ゆったりしてて椅子も沢山あって、実家にも強く薦めてきたさ~。でも、体力が必要だな!!
  1. 2014/10/25(土) 16:20:25 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

弾丸・美術館巡り、敢行したのだね!すごいゾ!
そうそう、入ってすぐのあの部屋はすごい迫力だったよねぇ。
まずは観覧者のどぎもを抜こうという意図が見事にハマっておりました。
あの金剛力士像、愛宕念仏寺の山門両脇にある時は特にどうとも思わずに見ていたんだけど、屋内に展示されると迫力だねぇ。

ついでに私は、並びの蘆山寺の如意輪観音半跏像がすごい印象に残ったのでした(画像がどうしても見つけられなかったのでブログには書かなかったのだが~^^;)。お顔がエキゾチックというか、すごく個性的だった・・・。

にしても、立派な新館が出来たものだよねぇ。
  1. 2014/10/26(日) 22:16:49 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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