本と旅とそれから 川瀬巴水展 -郷愁の日本風景-≪京都髙島屋≫

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川瀬巴水展 -郷愁の日本風景-≪京都髙島屋≫

「川瀬巴水展」01


私にしては「超高速!」と言ってよいスピードで書いてきた先日の京都旅行の記録も、今回の展覧会記事でおしまいになります。いやぁ、ワタシ、やればできるじゃない~。
でも、間違いなく、今回は例外。もうこんなことはないかもね。うひ。

さて、川瀬巴水。
私は木版画がとても好きなのですが、その割に版画の展覧会を見る機会には恵まれてません。絵画の展覧会に比べると、宣伝とか、地味ですよね、版画の展覧会って。
そのせいかどうかわかりませんが、私がこの川瀬巴水の展覧会が関東であったことを知ったのは、それが終わってからでした。いや、「関東で」って、川越で、ですよ^^;!春に大山崎山荘美術館で野口哲哉展(記事は►コチラ)を見たときは、それが練馬区立美術館であったばかりと知って驚いたのですが、川越市立美術館は練馬よりさらに近い。終わってすぐのタイミングで知るって、何なんでしょうねぇ。

で、「失敗した~」と思っていたところが、京都滞在中にたまたまTVをつけたら、ローカル情報番組でこの展覧会が開催中だと伝えていて、「をを!」って感じです。
何とか時間を作って京都滞在中に行くぞと決めました。会場は中心街の髙島屋ですし、デパートなので美術館よりも遅くまでやっている。ということで、旅行の一番最後に訪れることができました。

ところで、この最終日は、午前中に大徳寺を訪れ、その後四条界隈に戻って来て、お気に入りのお蕎麦屋さんや栖園を回り、河原町付近からまず岡崎の近代美術館へ(目の前に髙島屋があったけど、時間の都合で~)。
この時、バス停で、やはり岡崎の美術館に行くという方とちょっとお話したんです。その後、岡崎でバスを下りてその方とは別れたのですが、後で髙島屋に戻って来てこの川瀬巴水展を見ていたら、またこの方とお会いしたんです(≧∇≦)ノ彡。
近代美術館ではお見かけしなかったので、この方は同じ岡崎にある市立美術館(ボストン美術館展が始まったところでした)に行かれたのかなと思いますが、それにしても同じような、動線的に無駄がいっぱいの美術館巡りをしている人がほかにもいたなんて、面白かったといいますか。

さて、便利なデパート内で開かれていたせいか、会場の広さの割に作品数が多かったからか、今回の旅の間に見た三つの展覧会の中で、これが一番混雑していました。まあ、そこそこではありましたが。
内容的には、美しい作品が数多く集められていて、大変充実していました。やはり、外国から運んで来る作品の展覧会と違い、日本の作家の展覧会は見事なものが多いですね。


芝増上寺
芝増上寺


今年は巴水の生誕130年ということであちこちで展覧会が開かれているようなのですが、ここは京都の会場ということで、入り口すぐのエリアには京都の風景の作品が集められていました。TOPの、展覧会チラシに使われているのも、雨上がりの南禅寺三門。ほか、金閣寺、清水寺その他、お馴染みの京都の風景が、写真とはまた全然違った美しさでとらえられていて、本当にため息の出る素晴らしさです。

巴水自身は東京出身で、とにかく日本各地を旅し、その風景を版画に残したのでした。

映像展示で、巴水の木版(多色刷り)を一版一版重ねていくと、どう色がのってゆくかを見せていたのですが、その作品は42版刷りだったかな、もー、気の遠くなるような手間・・・。巴水は、昔ながらの、分業体制で木版を作り上げていく手法を復活させることに功績があったそうですが、これ、そもそも、ひとりで元絵を描くことから刷り上げまで行うって、無理だと思えてしまう。少なくとも、ひとりでやっていたらあれだけ多くの作品を残すことは到底不可能。ひとつひとつの作品だって、何枚も刷っているわけですしね。


馬込の月
馬込の月


にしても、木版画ってなんでこんなに素敵な風合いかのぅ~。
木のあたたかさ・・・うーん、表現がまったくチープだわぃ。超微粒子レベルの陰影・・・なんだそりゃ。
とにかく、たまりません。京都を拠点に活躍される版画家さんには、大好きな方々もおられるし(ずい分前の記事になりますが、こんな感じ►コチラ)。衣笠にあるという井堂さんの工房も、いつかお邪魔したいと思いながらまだ果たせておりません。

絵画と比べるとなかなか展覧会もありませんけど、今後もできるだけ情報収集して足を運びたいと思っています。



というわけで、初秋の京都旅の記録は、今回で終了です。
お付き合い下さった方、本当にありがとうございました^^。

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  1. 2014/10/17(金) 22:00:00|
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