本と旅とそれから 島原の置屋≪輪違屋≫

本と旅とそれから

島原の置屋≪輪違屋≫

輪違屋01

今回の京都行きは、いつもならば最重要視の「花の開花タイミング」がどの花についても中途半端、紅葉にもまだまだ早いとあって写真がメインではありませんでした――最近の私にはなかったことです。
では何が目当てだったかというと、そのひとつが、こちら、輪違屋。
今年の「京の夏の旅(京都市観光協会)」で特別公開されていた、かつての花街の置屋です。
置屋、つまり、大夫や芸妓をかかえ、宴会場である揚屋に派遣していたところです。
明治の途中からは、お茶屋としても営業しておられる、という説明だったと思います。


輪違屋02


ふだんは「観覧謝絶」。
私も、2006年に角屋を見学したとき、この輪違屋の前まで行って覗いたりしてるようです^^;(その時の記事は►コチラ)。

今回の旅行の初日の最初に、早速訪れました。月末までの公開の、最終日の前の日に当たります。
開門の少し前に到着。同様に待っておられた方々数名と一緒に一番乗り。噂ではこちら、今回の「夏の旅」キャンペーンの中でも特に人気の高い公開先とのことでした。


輪違屋03


角屋同様、二階は撮影禁止だけど、一階ならよいです、ってことなのです。なので、パシャ。
私にとっては、浅田次郎さんの「輪違屋糸里」の舞台となったところとしての思い入れもあり――などと言うのは実はウソくさい。なぜなら、「輪違屋糸里」の内容を、冒頭部分を除くと忘却しているから^^;。是非近いうちに再読しよう!


輪違屋04


木戸孝允や近藤勇の書があったり、輪違屋の大夫たちがお得意先に出した営業恋文(?)の下書きなどが障子に貼られていたりと、辺り一面、文化財って感じのたてもの・・・。

二階には、大夫・芸妓の暮らした部屋(もみじの間)、そして店の主の部屋(傘の間)などがあり、そちらの方が独特の意匠が凝らされており、たてものとしては魅力的です。


輪違屋05


この輪違屋は、お茶屋として現在も営業中。だからふだんは「観覧謝絶」なのですね。
なんと、この「夏の旅」で公開している期間中も、公開時間が終わるとすぐに準備して、毎日夜は営業しているのだとか。こんなすごい文化財でのお茶屋遊び、ガイドの方いわく、「小泉元首相とかね、麻生さんとかね、あとは一部上場企業のTOPとかね、そういった人たちが順番待ちしているんだよ。ここで遊ぶというステータスを順番待ちしてね。いくらサイフに現金がいっぱい詰まっていたって、それじゃダメなんだよ。現金払いじゃないし。」


輪違屋06


見学して出て来る頃には次から次へと見学者が詰めかけ、外国人の団体なども来ていました。
そのガイドさん(日本人のおじさん)の説明がちらりと聞こえたところでは、現在大夫さんは4人いて(たぶん、輪違屋所属の大夫さんということでしょう)、うちひとりは大学の先生なのだとか!正装のその写真を見せて「この人、もう60歳を超えているんだよ」と言うと、外国の皆さんベリー・サプライズド。私もびっくりでした。

念願の輪違屋の内部を見せて頂けて、大変嬉しゅうございました~^^。

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  1. 2014/10/07(火) 22:00:00|
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コメント

ををを、やったね!
遂に輪違屋に到達。よろしいですなあ。。。ウラヤマシイ。

角屋の記事は昔のも読んだよ。光陰矢のごとし。
置屋に行ったなら揚屋も再訪せねばね!

当然そんな場所に縁がないためMemoirs of Geishaを思い出しつつ記事を読んでいるうちに、大失恋の傷心を慰めてあげようと、叔父と父上にお座敷をもうけてもらってどんちゃん騒ぎをした京都のお金持ちのボン(有名骨董店を一族で経営してる、大学時代の先輩)の体験談を思い出した。

しかし、確かに「島原」の今の地名って...?嗚呼、無知である。
  1. 2014/10/15(水) 23:10:40 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

しのちゃんのその大失恋の先輩の話、覚えているよ~^^。
なんか、そういった話をいろいろしたのも、もう何年も前のことなんだよねぇ。ホント、驚く。

島原エリア、丹波口駅から徒歩5分ってとこなんだよね。
今では、いくつかの小さな町(というかな?)に分かれているの。
ちなみに、角屋の住所は、下京区西新屋敷揚屋町とかいうのだ。
輪違屋のガイドさんは、「その住所を言ってもわからないタクシー運転手さんもいるかも」とか言っておられたから、ワタシらが知らないのはとーぜんだよー。
  1. 2014/10/16(木) 21:57:52 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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