本と旅とそれから 忘筌席≪大徳寺・孤篷庵≫

本と旅とそれから

忘筌席≪大徳寺・孤篷庵≫

孤篷庵01
                                              ©京都春秋

「しょうざん」の日本庭園の奥には茶花園があって、写真を撮りながらそこを見て歩いていると、管理人さんたちのお喋りが聞こえました。
「さっき孤篷庵に行ってきたけど、お昼時だったからか、思ったより空いてたよ(in 京都弁)」
えっ、と振り返ったワタクシ、つい話に割り込み、状況を根掘り葉掘り尋ねてしまいました^^;。
それによると、忘筌席の見学は決まった人数の小グループでの見学形式なのだとか。朝一番に行かなければ怒涛の混雑になるのではと思っていたのですが、人数制限があるのだったらその心配はないのかな?しかも、「しょうざん」から大徳寺の塔頭の中でも最も西に位置する孤篷庵は、とても近く、楽に歩いて行ける距離。

「ならばワタクシ、今から孤篷庵にまいります!」とその場で無意味に宣言し、「ほな、いってらっしゃーい」と係員さんたちに見送られて「しょうざん」を後にした私でございました。
(なお、孤篷庵というのは大徳寺の塔頭のひとつで、そこに茶室・忘筌席(ぼうせんせき・重文指定)、山雲床、そして書院・直入軒があります。)




今回の京都旅、季節の花を写真におさめるにはどれもこれも半端なタイミング。それでもこの日程しかない!と決めたのは、先日の輪違屋(記事は►コチラ)と、今回のこの大徳寺塔頭・孤篷庵の特別公開を両方見たかったからです。
この二か所は、ホントに、なーーっかなか公開されないんですよー。
・・・いやまあ、数年に一度ぐらいは公開されているようではありますが、でも、孤篷庵は今回だって10日間だけの公開ですし、忘筌席に隣接する書院・直入軒(じきにゅうけん)と茶室・山雲床(さんうんじょう)は、今回が初公開だというのですから。写真ばかりをさんざん眺めたウワサのたてものを、見てみたいではありませんか。

ということで、やって来ました大徳寺孤篷庵。
位置的には、大徳寺の中でも入口から一番遠いあたりにある高桐院の近くから門を「出て」、市立高校の敷地を隔てたところにあるんですよね。ひとつだけちょっと離れております。で、そのようなところにあるうえ、ふだんは非公開なのですから、そのあたり一帯、今回初めて足を踏み入れました。

んー、やはり結構人気。当たり前ですが。でも、怒涛の人混みってことはなかったですね。
拝観料を払うと、説明パンフのほかに番号札を渡されます。おそらくこれで人数管理をしているのかと。
門をくぐると、そこからは写真禁止エリア。見学に集中できて、これはこれでよいものです。

本堂のお庭を前にすでに説明が始まっていたので、そこに参加。孤篷庵全体が、一艘のの舟になぞらえられていることなどうかがいます。そのあと、番号札と引き換えに、いざ忘筌席へ~♪
なんでも、お寺(孤篷庵)からの要請で、忘筌席、直入軒へは一度に25人までしか入れないのだとか。
なお、山雲床は、入り口から覗くだけです。まあ、小さいからそれで十分ですけど。


孤篷庵02
                                              ©京都春秋 


TOP画像は忘筌席から露地を見た風景。
をを、これがウワサの「吹き放ち障子」(ん?これって普通名詞?)やら寄燈籠やら露結の手水鉢やらか!検定参考書に出ている極小のモノクロ写真を眺めるばかりだったのが、こうして実物を目の前に――というか、そこに居るなんて、ちょっとした体験です!
「露結の手水鉢」なんて、「なに、露結ぅ?結露の間違いぢゃないの」などと思っていましたが、露結というのが、ウサギを意味する露結耳から来ているとか、そもそも何でそこにウサギが出てくるのか、といったことをじっくり説明して頂いて、大変勉強になりました。


孤篷庵02
                                              ©京都春秋


そして、今回が史上初公開という直入軒。
直入って、幼くして亡くなった、小堀遠州の息子の法名(と、聞いたと思うのです)なのだとか。
ちなみに、孤篷庵は小堀遠州が建てた塔頭です。

・・・なのですが、間違いなく見たはずの、狩野探幽の障壁画の記憶がない・・・^^;なぜ~。
まあ、ただ知識として詰め込んだだけの様々な単語が実物として押し寄せて、記憶しきれなかったというところでしょうか。あるいはただのぼーっとし、だったとか。たぶんそっち。

番号札管理されているので、忘筌席と直入軒はひとり1度しか見学できません。ので、あとは、最初のお庭の説明をもう一度最初からきちんと聞いて、拝観終了。
そして次に私が向かった先は――お豆腐屋さんですよっ♪

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