本と旅とそれから 特別公開あるいは後悔≪将軍塚青龍殿、光雲寺≫

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特別公開あるいは後悔≪将軍塚青龍殿、光雲寺≫

青龍殿より
将軍塚青龍殿大舞台より

旅の思い出を綴るのは、大抵は楽しい作業ですが――昨秋の京都旅のうち、この三日目の午後、中でも夕方も近い、最後の訪問先でのことは、実はあまり思い出したくないんですよね・・・。
別に、大きなトラブルがあったというわけではないんだけど、じわーっと不愉快といいますか(-"-;。
・・・まあいいや、とりあえずさらっと書いておこうかぃ。
午前中に楽しんだ鷹峯を後に、おひるをはさんでやって来たのが東山エリア。
春秋の観光シーズンにはあまり近づかないようにしているところ。桜ももみじもそれは美しいけれど、人混みの凄さはこれまた驚異的なので。

が、昨秋は、その東山の将軍塚の庭園と、新たに落慶した青龍殿とそこで御開帳になる国宝の青不動を見ようと思って出向いてみたのです。将軍塚は青蓮院の飛地境内。庭園はこれまでも公開されており、春秋は綺麗だと聞いていたのですが、花やもみじとタイミングが合わなかったり、少々交通の便が悪かったりして行ったことがなかったのです。
それが今回はこの青龍殿落慶記念ということで青蓮院からシャトルバスが運行されるということなので行ってみましたが――いやー、混んでました。

東山エリアには、永観堂も南禅寺も清水寺もあるんだから、わざわざバスに乗って、離れたところにある将軍塚まで行かなくたっていーじゃないよと思うんですが(当然自分のことは棚に上げるんですが)、どなたかが話しておられました「あれだけあちこちでチラシを配っていたら、行く気になるよねぇ」。
そうか。そんなにあちこちで配っていたのか、あのチラシ。私も駅の案内所でもらったけれど。同じ案内所でチラシをもらった紅葉谷庭園がガラ空きだったからって、やっぱ東山か。青蓮院か。国宝か。

30分おきに出ているというシャトルバスですが、30分待たずに満員になって発車してしまうため、ダイヤはないも同じ。カメラリュックが重かったので、ちょこっと空いていた座席の隙間にそれを置かせて頂いた私でしたが、その両側の年配の方々が、思いっきり関西人の気さくなノリで「大丈夫だ!アンタ座れる!座んなさい!(in 関西弁)」と詰めて下さったため、ちゃっかり座ってしまいました。

青龍殿は、大正天皇の即位記念に京都市内に建てられた武道場を移築再建したもの、ということなのですが、そのせいか、失礼ながら、「だだっ広い」という感じのする内部で。国宝の青不動(絵画です)が公開されているのですが、何だかいまひとつ落ち着いて拝見できませんでした。何しろ人が多くて。次から次へと、シャトルバスやらタクシーやらマイカーやらで人が押し寄せ、とにかくざわざわ。

あわあわするうちに青龍殿を出てしまい、その外に張り出す大舞台へ。
ここはね。やはり晴天の日に来たい場所ですね。非常に広いので、少々人が多くても眺めを楽しむ点では問題ありません。素晴らしいパノラマで、爽やかです。

その後、庭園も歩いたのですが、朝のうち「しょうざん」の日本庭園を見てきた後では、どうしても小さく感じられてしまいます。しかも、「しょうざん」がすごく静かだったのに比べ、こちらは立ち止まることもままならぬ人混みでしたからねー。
読売テレビだったかしら、中継に来てました。その日のテレビでやったらしいです。見損ねましたが。かなり大きな機材を持ち込んで撮っていたけれど、そんなのも邪魔だったしィ。私は結局、庭園ではカメラを出しもしなかったのでした。



その後、また大混雑のバスで青蓮院まで戻り、時間も時間だし、最後にもうひとつぐらい、このエリアで特別公開しているお寺を拝観して終わろうかな、と、光雲寺へ。
といっても、「どっか永観堂の近く」ぐらいにしか場所を把握していなかったうえ、「光雲院」と名前を間違って記憶していたため、スマホでググるのにも手間取り、最後は大慌てで、ギリギリ滑り込みのようにして訪問。

・・・で、ここでその大不愉快に遭遇したのでございます。

閉門20分前ぐらいに入ったのだったかな~。
本堂では最終回の説明がもう始まっていて、後半だけちょっと聞けたのですが――ん?なんか聞き覚えのあるお話しぶり、と思ったら、ちょっと前に角屋(旅行記録は►コチラ)で説明しておられた方でした。うかがうと、「ワタシ、あっちこっちで説明してます」とのことでした^^;。そーなんだ?
全部ちゃんと聞けなかったのが残念でした。

この光雲寺は東福門院和子が自身の菩提寺として再興したというお寺で、特に庭が七代目植治の作というので見どころとされております。東山のこのあたりは、この七代目作庭の豪華別荘群があることで有名ですよね。特に最近はNHKが頻繁に特番で紹介してますから。非公開のところが多くてハラが立つんですけど~。


光雲寺01


もう光線の具合が悪くなってまして、写真的には望みナシ。まあ、いいです。見るだけ見られれば。
・・・それにしても、門をくぐってからずーっと、どっかで赤ちゃんが泣き叫んでいる声がするんだけど・・・。お寺の赤ちゃんかしら。


光雲寺02



本堂から続くたてもの(詳細不明)へと渡って行くと、お願いするとそこでお茶とお菓子が頂けます。
さほど大きくないお座敷がやはり植治の庭に面しており、お庭を鑑賞しながらゆっくりお茶を楽しめるという趣向のようでした。
閉門時間も迫ることだし、お茶はどうしようかと迷っていると、ご住職らしき方がにこやかに「お茶いかがですか。ちなみにその襖絵はホンモノの(俵屋)宗達ですよ」とおっしゃるので、頂くことにしました。

・・・しかし~。

その小さなお座敷で、子供が暴れまわっているのですよ。
お庭に面した特等席を、フランス人らしき男性と日本人らしき女性のご夫婦が独占し、奥さんは泣き叫ぶ赤ちゃんを何となくあやしておられます。ダンナさんは、目を閉じて瞑想し、日本の禅寺の雰囲気を堪能しておられる様子。その周辺で、3、4歳らしき男の子が走る、転がる、叫ぶ。ほ、本物の俵屋宗達の襖絵や、ほかにも文化財らしき物があれこれ置いてある部屋で、この暴れぶりってちょっと!おとーさん!瞑想してる場合じゃないよ。

さすがにお父さんもときどき息子に声はかけるんですが(それがフランス語だった)、息子は聞く耳を持たず。早く行こうとせがんでいるらしい様子が、言葉はわからなくても見てとれます。
しかし、フランス人父は、何が何でも日本の禅寺の庭を時間をかけて味わうと決めているらしく、立ち上がりもしない。赤ちゃんはむずかる。日本人(?)母はそんな赤ちゃんを抱いてただ座っているのみ。

お寺の人も何ともしようがない様子。外国からわざわざ来てくれたお客様だからですか(T_T)。
しかし~。特別公開のお寺は、日本人だってそう簡単には拝観できぬのですよ。もう少し静かな環境を望むのはわがままでしょうかっ。

そろそろ閉門時間だから、彼らも帰るかしらと少し待ってみましたが、全然動かず。お寺の方が「もう閉門です」と声をかけるまで動かないつもりの様子。
「あなたの息子はここにいても楽しくないようですよ!」と、声をかけちゃろーかと何度か考えたものの、お寺の人が何も言わないのにワタシが言うのもナ、と、結局思いきれず。

結局、根くらべに負けた私の方が、イライラしたあげく、閉門間際に先に退出。
何だったんでしょうか!ロクにお庭や襖絵を鑑賞することもできず、怒りを膨らませただけで終わってしまって・・・リベンジしようにも、今度はいつ公開されるかわからないし。
こんなことなら、少しぐらい混んでいたって青蓮院を拝観すればよかった。

うぅ、書いていたらフラストレーションが蘇ってきてしまいました^^;。
とりあえず、このへんで。

京都・奈良旅INDEX 2014




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コメント

災難お疲れ様です...。
光雲寺さんはお庭もがっつり手を入れられているので、観賞しがいがあるだけに残念ですね。。
子どもがそんな状態で瞑想することに意味があるのだろうか。
  1. 2015/02/11(水) 06:05:11 |
  2. URL |
  3. gvilla #-
  4. [ 編集 ]

gvillaちゃん、

子どもがそんな状態で瞑想できるってことに、まあ感心できなくはない、とも言えるかも・・・。
ワタシにとってはただただ迷惑な存在でしたがのぅ。

それにしても、私はまだまだ不勉強で、鑑賞のツボがまるでわからないお庭が多いのよ~。綺麗だなーと思うお庭も多いけど・・・。
いつか光雲寺もまたお邪魔してみたいです。
  1. 2015/02/12(木) 20:42:56 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

庭の愛で方...私もよくわかってません(^◇^;)
手入れのひとによって変わるし、当初の姿そのままの庭ってないですしね。
植木屋さんはこの松良い手入れだなーなんて言うてるの聞いたことありますけど(^ ^)
去年受講した庭園学講座のテキストはすごいおもしろいですよ。よかったらお貸しします!
  1. 2015/02/12(木) 22:14:21 |
  2. URL |
  3. gvilla #-
  4. [ 編集 ]

gvillaちゃん、

庭園学講座!
gvillaちゃん、そんなスゴいもの受講しとるんかぃ!
テキストはちろっと見てみたい気もするけど、gvillaちゃんとワタシでは基礎知識レベルに大いなる差があるよー。
そもそもワタシは、庭園学とかいう学問の存在も、今知ったよーな気が・・・。
  1. 2015/02/14(土) 21:47:24 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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