本と旅とそれから そぞろ桜、雨歩き≪東山、西陣界隈≫

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そぞろ桜、雨歩き≪東山、西陣界隈≫

南禅寺の桜


2015年4月3日(金) 五日目

ついに到達、最終日、最終記事。最終日は、訪問箇所数としてはかなり多いのですが、午後は雨降りとなり、屋内からちょこっと撮影した妙顕寺のほかはもうカメラを取り出すこともなかったので、写真はあまり多くありません。
ということもあり、最終日は一挙にひとまとめ~。
この日は、時間が経つほどお天気が悪くなるという予報でしたので、早起きスタート。ホテルのチェックアウトだの、荷物の発送だのあれこれ済ませて南禅寺に到着したのが午前7時過ぎです。
南禅寺、桜は多いといえば多いんだけど、でも、思ったほどの密度ではなかったな・・・。このお寺はたぶん、もみじのシーズンの方が感動が大きいんじゃないでしょうか。

でも、なんだか苦笑いしてしまったのが、カメラを構えて人のいない山門の写真を撮ろうとする人たちと、そのカメラマンたちの存在を重々承知のうえで、山門のど真ん中でわざと立ち止まって体操してみたりする散歩のオジサンたちの間に流れる、寒~い空気。まあ、お互い言い分はありましょうねぇ。私などは、すぐに根負けして広角は諦めてしまいましたけど。

その後、開門したばかりの金地院のお庭を拝観し、8時少し過ぎですでに中国人団体ツアーが押し寄せるインクラインを横目に見て、日向大神宮へ。
初めて訪れましたが、ここも春よりは秋がよさそうなところです。桜はあんまりなくて、むしろ、あと数日すればミツバツツジが綺麗なのではないかと思いました。朝ということもあり、拝観者はほとんどありませんでしたが、それでもたま~にすれ違う観光客はほとんど中国人。びっくりだ。あと、境内に響き渡る声で祝詞をあげている、かっ飛んじゃってる人が約一名・・・。

この日向大神宮の参道の途中にインクラインの終点がある・・・と、言ってよいのかしら、そんな感じになります。そして、この参道の途中から琵琶湖疏水の畔に立つ九条山浄水場ポンプ室の、とても素敵なレンガ造りのたてものが見えます。そしてそのすぐ近くには疏水第三トンネルの入り口があって、このあたり、何ともいえずよい感じ。桜も風景を飾ってくれるので、明治の風格がたまりません。ただ、浄水場の施設自体は公開されていないので、手摺の間から望遠で(「そらはな」見て下さいませ)。



蹴上の桜


雨がいつ降り出すか気にしつつ、歩いて円山公園へ。あ、その途中で吉水園でお菓子を頂いたわけです(記事は►コチラ)。
円山公園といえば祗園枝垂桜なのですが、これは横目でチラリと見て、ずんずん奥へ。以前も訪れた、安養寺前の桜の広場へと向かいます。
数種類のシダレ桜が咲いていて、人もほとんどいなくて、お花見にも撮影にもとてもよいスポットです――が、メインの大シダレはちょっとピークを過ぎてしまっていました。この桜や、府庁の大シダレや御苑近衛邸跡の糸桜などは、ホント早いんですねぇ。

しかも、どこぞの建設業者が樹木(さすがに桜ではないけれど)の大がかりな剪定作業をしていて、どうにも邪魔といいますか、うるさいといいますか――「人が少ない」とか「静かに桜と向き合える」とかは、自分で書いていて「これはウソか?」という気もするのですが・・・えーっと(^^ゞ。
観光客はほとんど来ないので、その点は静かと言えるのです、うむ。言える。




ランチの後、西陣へ向かうべく地下鉄の駅を出てみると――雨。
ほぼ予報通り、予想通り。

まずは妙顕寺へうかがい、お庭を拝見。桜が飾る美しいお庭を見られたのはよかったのですが、拝観の栞も説明もま~るでなかったのがちょっとね・・・^^;。京都の日蓮宗のお寺の中では中心的な存在であるはずのお寺なのですが――ま、いつかまたお邪魔してみましょっかね。

そのあとはもう、この界隈のまだ見たことのないお寺を、観光半分、勉強半分でお参りして回りました。
写真は撮らないと決めると、これはこれでサッパリしてよいものです。ホントに。次に訪れた本法寺では、念願の本阿弥光悦作庭の「巴の庭」を拝見できたうえ、長谷川等伯の大涅槃図が特別公開されており、充実の拝観となりました。

巴の庭は、雨のお庭を前に書院の縁側でただただぼーっとしていただけで、ほとんどほかに人は来ないし、静けさを楽しんだというぐらいのことだったのですが・・・。このお庭が彩られるのは、ハスや紅葉の季節なのでしょう。
涅槃図は、通常はレプリカの展示なのが、特別展では本物(正筆、というらしい)を見ることができます。二階の天井近くから一階の床まで届く大きさで、これを展示するための立派な展示室が設けられていました。レプリカと正筆の違いを私が見分けられたとも思えませんが、まあそこは、本物を見たゾ、と喜び満足して本法寺を後にしたのでした。

そして堀川通を渡って妙蓮寺へ。
ほんと、この界隈は「妙」のつく日蓮宗のお寺が多いですね。最近ようやく、混同しなくなりました。

本法寺もこちら妙蓮寺も、境内には桜の木が結構あるようなのですが、何しろかなりの雨でしたので、拝観の中心は屋内。妙顕寺は完全に「勝手に見てね」状態でしたが、本法寺は特別展開催中ということもあり、説明体制バッチリでした。さらにこちら妙蓮寺には、屋内のあちこちにスーツ姿の若い方々がスタンバイ。拝観に訪れる人の数はそう多くはないので、ほとんどマンツーマンで説明を聞かせて下さいます。

十六羅漢の石庭とか。長谷川派の障壁画とか。いろいろ興味深く、本阿弥光悦が書写したという立正安国論などもありました。ビッグネームに弱い私は、違いがわからないながらもじっくり拝見させて頂きました。


円山公園の桜


というあたりで、最終日が終了。あとは、イノダでフルーツサンド食べたり(また^^;)、お土産買ったりしてから、京都を後にしたのでした。



今年の桜の季節を振り返ると、開花具合は少し遅めでしたが、旅のタイミングとしてはまあまあだったと思います。それに何しろ今年は、この時期のお天気があまりよくなくて雨が多かったことを思うと、旅行中三日の晴れがあったことは幸運だったと言えるかも知れません。

帰って来てから写真を整理したり、それをカメラ教室に持って行って先生やクラスメートの方々に見て頂いたりするのも楽しくて、桜の面影をその後もずい分堪能させてもらいました。カメラ教室の記事もまた書きたいんだけど・・・とりあえず、次は新緑の旅を続けたいと思います。
よろしければ、またお付き合い下さい。

今年最後の桜の写真を何枚か。「そらはな」でどうぞ。

「そらはな」の写真もどうぞ。
京都旅INDEX 2015




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コメント

Mikiさんの予想通り日向大神宮はミツバきれいですよ。去年観賞させてもらいました~。(写真は撮ってないですが、、、)
いつもながらにアグレッシブに京都を巡ってられますね。尊敬!
こちら6月に弟の結婚式で東京へ行き、親戚のおじちゃんおばちゃんと共に東京観光するのですが、ルートを考えていると「うん、無理はやめとこ!」とどんどん行く場所を減らしちゃってます、、、。
  1. 2015/05/30(土) 07:16:16 |
  2. URL |
  3. gvilla #-
  4. [ 編集 ]

gvillaちゃん、

私が訪れたときも、もうすでにかなり咲いてきていましたが、まだもっと咲くな~って感じでした。
今年は、改修工事みたいなのをしてました。式年遷宮的なものだったのかもー。

写真を撮るようになってからは、一日に回る場所の数はかなり減ったんですよ、これでも。
ひとりだと、気ままです。目上の方が一緒の観光だと無理は避けるよね。疲れないのが一番だもんねー。
  1. 2015/06/01(月) 21:58:33 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

ビッグネームに弱い(^^)!
ふふふ、誰しもそんなもんさ-。

琵琶湖疎水に観光船(キャナルボートみたいなもんっぽい)を運行させるプランがあるそうです。川下り系のものが好きな私としても見逃せないのだ。

今度こそ今年最後の桜をそらはなで満喫したよ♪ 新緑篇も楽しみにしてるね。
  1. 2015/06/03(水) 22:35:04 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

ビッグネームに弱い。というか実は、ビッグネームでないと認識できない・・・^0^;

あ、そうだったね。しのちゃんって川下りが好きだったんだよね!
(しのちゃんって、ときどきキミョーなものが好きだったり嫌いだったりするよねえ。)
しかし、しのちゃんの好きなのは多少の急流スリルがある川下りじゃなかったけ?琵琶湖疏水だと、なんとなくのんびりまったりのような。

「そらはな」見てくれてホントありがとうね<(_ _)>。
新緑も見てちょ。
  1. 2015/06/04(木) 22:11:36 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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