本と旅とそれから 昨秋、京都で ~もみじの色

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昨秋、京都で ~もみじの色

Kyoto2016秋
竹中稲荷神社

JR東海の「そうだ京都、行こう」、桜の季節のテレビCMが始まりましたね。京都御所・御苑。
昨年の桜の頃、「そうだ京都」の撮影チームが近衛邸跡(京都御苑内)に撮りに来ていた、という目撃談があったけれど、ウワサは本当でした^^。ホント、あそこの糸桜は素晴らしいですものねえ。

桜の前に、ちょっとだけ、昨秋のことを書いておきます。
昨年の秋はいろいろと、いつもの年とは違う秋だったので、細かい旅行の記録はやめて、簡単な振り返りだけ。今回と、次回だけの記事にしようと思います。それに――旅行の記録も、そろそろスタイルを少し変えようかしら、などと考えてもいます。忘れるものを忘れるのもいいかな、なんて。
ま、それはともかく。
昨秋も京都を訪れました。
京都の錦繍の空間に身を置けば、気持が晴れはしないかと――まさに「気晴らし」を求めて出かけたのですが・・・やっぱり、何だかフワフワしてました。落ち着かないというか、集中できないというか。父が亡くなった後、まだいろいろお役所相手の手続きなどが残っていたので、それをどうしようかなんてことも、油断するとすぐに頭に浮かんできてしまうのでした。


Kyoto2016秋
三室戸寺


しかも、見渡してみるに、「あれ~?なんか、いつもと違う」。
期待していた秋の色彩が、あんまりない・・・。
見上げれば、まだ青々としたもみじ葉、そして足元にはすでに茶色くなった落ち葉。

後になってどこかのテレビで見ましたが、昨秋の京都の紅葉は、史上もっとも遅い12月14日(うろ覚えなんですが、大体そんな感じの日付)だったのだとか。たぶん、どこかの基準木のようなものを観測したのでしょうけれど、驚くべき話です。私がこれまで紅葉シーズンの京都を訪れて、一番苦戦したのが2011年でした。その年もとても色づくのが遅かったのですが、2015年はそれよりはるかに後になりました。

京都の紅葉は、勤労感謝の日に出かければまずOKと言われていて、私も例年そして昨年もその頃出かけたのですが、そんなわけで、京都のもみじのトレードマーク、あの燃え立つような赤には、ほとんど出遭うことができませんでした。まあ、気持の上で落ち着かず、例年に比べ滞在も短かった2015年の秋の京都、私の心持ちにもみじも合わせてくれたのだ、などと思ってみたり。


Kyoto2016秋
金戒光明寺


もみじの種類や日当たり具合などによっては、真っ赤に色づいている木や、とっくの昔に散ってしまっている木もあって、何ともバランスが取れていなかった感じです。

鍬山神社など亀岡の紅葉スポット、それに詩仙堂や御法堂弁天などは、例年通りの見事な紅葉具合でしたよ、と話して下さったのは、妙心寺大法院で遭遇したブロガーさん。京都在住の方で、私もいつも素晴らしい風景写真を楽しませて頂いていたので、偶然お目にかかれて幸運でした。でもその方も、「今年の紅葉は難しい」と苦笑いされていました。情報交換させて頂くと、なんかもう、どこ行ってもダメなんじゃないかって感じで^^;。
ちなみに、お会いした大法院でも、そのときはまだまだほとんど色づいていませんでした。

御法堂は昨秋私も行きましたが、確かに、ほかの色づきがまだという中では鮮やかといえる色彩を見せてくれていたものの、2013年にとても見事な錦繍に出遭っているので、「あれには及ばない」という感じでした。

比較的よかったように思うのが、東山・・・の、一部エリア。
昨秋、私が目にした一番の紅葉は、竹中稲荷神社ではなかったかしらと思います(今回と次回の記事ともに、TOP写真はこちらで撮ったもの)。金戒光明寺も比較的綺麗でした。真如堂は、門前だけしか見なかったのですが、綺麗そうでした。

でもきっと、哲学の道や清水寺はまだまだだったのでしょうね。思い返せば、その前の2014年は紅葉が例年より早く、京都の紅葉スポットの中でも色づくのが遅いと言われる清水寺が、早々に赤くなったと言われていたのでした(行ってませんが)。
かくも自然は気まぐれ。エルニーニョとやらも。何のこっちゃ。


Kyoto2016秋
法金剛院


おそらく、昨年秋の京都の紅葉は、色づきが悪かったというよりは遅かったのでしょう。ただ、赤くなる12月の半ばまで、落ちることなくかつ綺麗な状態を保っていられた葉は、多くなかったかも知れません。それに、早々に色づいて散った葉は、11月の高めの気温で、早く痛んで――チリチリになってしまったみたいでした。

ちょっと気がかりなのは、あちらこちらで、もう昔のような鮮やかな紅葉は今後見られないのではないか、と囁かれていること。年によって早い遅いや鮮やかさにバラつきはありますが、全体的に少しずつくすんできているのではないか、という話をよく耳にするのです。それはつまり、地球温暖化というものの影響で。

以前は、そんな話は気にかけず、お年寄りが若者にいけずを言っているだけだろうと思っていましたが、2011年に続いて今年もこれだけ遅い紅葉となると、もしかしてホントにそうなのかしらと・・・。
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」――毎年、花やもみじを見るたび心に浮かんでいたこの言葉。この秋は、特に「人同じからず」が胸に響きましたが、ふと思えば、花の方もこれからもずっと、毎年同じ姿を見せてくれるのでしょうか。

などと、考えた昨年の秋。

京都旅INDEX 2015


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tag: 2015年秋・京都 
  1. 2016/02/11(木) 22:00:00|
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歳歳年年人同じからず、か。ほんとにそうだねえ。
景色も人も、いつも一期一会なんだよなあ。
虫や植物の北限がどんどん北上してきてるということは、ふつうに秋が来て冬に向けてぐっと気温が下がってくれた頃の鮮やかな紅葉には、巡り逢いにくくなるということなのだね。そうだとしたら、何とも残念。
  1. 2016/02/16(火) 18:21:20 |
  2. URL |
  3. しの #2nAugjbc
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

とにかく暑いのが苦手なワタシとしては、世界全体が暖かくなってきているというのは、そう聞くだけで汗かきそうだわー。

もうすぐ桜の季節。季節と歳月の移ろいをことさら強く感じる時季だよね。思えば、自分自身ですら、来年の自分は今年の自分のままではいられないものね。
  1. 2016/02/19(金) 22:26:54 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
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