本と旅とそれから 新茶の季節≪茶源郷・和束町≫

本と旅とそれから

新茶の季節≪茶源郷・和束町≫

和束町


暑い~~。
現在、カメラ教室休学中。暑い季節にカメラを持って出かけるのはどうにも苦手です。写真がなければ講評会に出かける気にもなれません(ほかの生徒さんの作品を見て勉強することも意義深いとは思いつつも…)。
追加の外付ハードディスクを買ったので、写真を選んでダブルで保存しようと思うのだけど、その作業もめんどい。ま、せめてまだブログ記事にしていない京都旅行の写真でもUPしておきましょう、ということで、4月末の京都旅のこと、積み残した話を少し書くことにしました。

和束町(わづかちょう)、というのは、京都府の奈良県境の近くにある町ですが、ここは、町自らが「茶源郷」と称するとおり、宇治茶の一大産地です。
でも、宇治茶というブランドはワールドワイドに有名でも、和束とか和束茶は全然有名ではありません。やっぱり、すでに知名度の高い宇治茶を名乗った方が商業的には有利だからとの事情のようです。

ところで、私の地元・埼玉県狭山市というところも、茶どころ(志村けんさんもかつて歌っていたように)。うちのすぐ近くにも茶畑が広がってます。…が、狭山茶というのは東京から近いところを産地としていることもあって、茶畑は住宅地や商工業地の間に点在していて、ひとつひとつは狭い、というのが特徴のひとつなのです。

広い茶畑が見たいな~、と常々思っておりました。
もちろん静岡県に行けばその目的は果たせるのでしょうが――そこはワタクシ、京都ファンですので、宇治茶の産地を目指すこととしました。
そして和束町の存在を知って、訪問計画を練りはじめたのですが、それからすぐ、その和束が「日本遺産」なるものに指定されたとのニュースを耳にしました(平成27年4月指定)。和束に注意を向けていたからこそ耳に入ってきたニュースだとも思うのですが・・・何しろ、日本遺産ってナニ?って感じじゃありません?(詳細は►コチラ)。

その後あれこれあって、実際に訪問が実現したのが今年の4月末。京都旅行の初日、京都駅に着くや奈良線に乗り換えてすぐさまやって来たのでした。加茂駅からバスで。一応事前に、和束町HPからトレイルマップをダウンロード&プリントして持参したのですが、ちょっと・・・地図の周辺部分がよく見えなかったんですよねー。

それにしても。
京都といえば宇治茶が有名ですが、「茶畑はどこにあるんだろーね」と思ってました。
いや~、ここにあったか。
結論を先に言うようですが、私は和束というところがたいっへん好きになりました♪


和束町


和束のお茶は、日本で一番単価が高いんですって――高級茶って意味?あちこちで「宇治茶」として売られているお茶には、ほとんどに和束のお茶が入っているそうです。
…あ、こうした雑学的情報は、茶源郷観光の中心となる和束茶カフェの店員さんほか、現地でお会いした方々にうかがったものが多くなっています。うろ覚えのところもあるので、間違っていたらお許し下さいませ。

さてところが、いよいよ広がる茶畑の風景を見るぞ、と、マップにある「ビューポイント」に立ってみて、その風景にガクゼン・・・。


和束町


この黒いものは何?
遠くまで広がる茶畑のあそこにもここにも、黒い部分が。
うかがってみると、新茶の季節はこうなのだとか。「かぶせ茶」という栽培方法で、あの黒いのは寒冷紗で覆われた部分。あれで直射日光を制限して新芽を育てるのだそうです。

知らなかった。和束のどの茶畑でも、この季節にはこのようらしく――。
広々風景を撮る気満々で、バッチリ広角レンズを装着して行ったのに(T_T)。
結局、この日の写真の大部分は、望遠で撮ったものとなりました。


和束町


黒い部分があちこちにあるとはいえ、茶畑はこの新茶の季節でなければ見られない、明るい緑色。初夏の色合いと申しましょうか――。


和束町


明るい緑。軽やかな縞々です。
道すがら、ちょっとお話しをした農家の方によると、「写真を撮る人には悪いけど・・・。一番茶、二番茶とあるからねぇ。大抵どこかの畑に覆いがかぶさっていると思うよ。」とのことでした。
――そうでしたか。かぶせ茶かぁ。

最初は結構ガーンときましたが、徐々に立ち直り、あらためてあたりを見回せば、そこは美しい緑色の世界。しかも、この和束郷というところは、起伏に富んでいるのです。山、というより丘、がたくさん。そのてっぺんまでが、かまぼこ型に整えられた茶の木の縞々に覆われています。


和束町


この日はとてもよいお天気で、4月末にしては暑い1日でした。
よく歩いたなぁ。10kmは軽く超えているはず。でも、私が今回行ったところからさらに奥まで行けば、この季節でも覆いのかぶせられていない見事な茶畑風景を見られたのだとか。行き遭ったカメラマンの方にうかがいました。・・・そこらあたりの地理情報が、HPからダウンロードした地図ではちゃんと読めなかったのですよ。周辺部が欠けてしまっていたので。帰る前にちゃんとした地図を頂いたので、次回はこれを参考にしようっと。

帰りに立ち寄った正法寺のもみじの新緑も綺麗でした。秋の紅葉が美しい、とかねがね耳にしていたお寺でしたが、さもありなんというもみじの密度。

その後、町の中心あたりにある和束茶カフェでひと休み。あまりにものどが渇いていたので、冷たいお茶のドリンクを2杯と、新茶も頂いてしまいました――お店の方は驚かれたかも。
とても多くの種類のお茶――すべて和束のお茶ですが、茶園によって商品が別々なのです――が売られていて、お茶好きには嬉しいところ。といっても、茶園の違いなどわかるわけもないので、お店の方にお勧めをうかがって、いくつか求めてきました。

このカフェは観光の基点でもあるため、パンフレットなどもたくさん置いてあり、お店の方は親切にいろいろお話し下さったあと、和束の説明パンフもいろいろ下さいました。写真の綺麗な立派なもので、あれ見ると、「こんな風景を見たい!撮りたい!」という気にさせられます。

新茶の季節の緑色はこの季節ならではのものですが、あの黒い覆いは――うぅ。
「日本遺産に指定されて、少し観光客が増えたのです」と、茶カフェの方は嬉しそうにおっしゃっていましたが、それでも、歩いていて大して人と行き遭わず、いわゆるビューポイントで時々カメラマンに遭う程度。静かな静かな、茶畑の丘がどこまでも続く中にぽつぽつと季節の花の色彩が見える風景。

桜の木も結構あるようですし、春のもう少し早い頃や、秋などにも、また是非訪れてみたいと思いました。


和束町


新茶色の縞々が広がる風景、「そらはな」でどうぞ。

「そらはな」へ。
京都旅INDEX 2016



関連記事
tag: 2016年新緑・京都 
  1. 2016/08/12(金) 22:00:00|
  2. 旅する
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/1901-21dad549
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する