本と旅とそれから キケン/有川浩

本と旅とそれから

キケン/有川浩

久しぶりの有川作品。
ちょっと、「シアター!」(感想文は►コチラ)を思い出すような雰囲気です。
キケン
キケン/有川浩 (角川文庫)

「キケン」というのは、とある理工系大学の機械制御研究部の略称。つまり、部活。
なにやら不穏な噂のつきまとうこのキケンに、ふとしたことから入部することになった1年生二人と、彼らの先輩2年生の二人(=部長&副部長)を中心にした若者たちのサクレツする日々の物語です。

授業も受けているでしょうし、試験にも臨んでいるのでしょうが、描かれるのは部活のことばかり。そしてそれが、どうしようもなく楽しそう。1年違えは君主と臣下という感じの部活の世界で、小学生から火薬を使ってアブナイ真似を重ねてきたという部長・上野と、無口だけれど迫力満点で周囲に怖がらせる副部長・大神の下、キケンの若者たちが、どんなアホにも全力投球の様子が、これが、有川さん本人があとがきで述べているように、女子の目にはキラキラと輝いているのです。

全力投球っていいですよねぇ。何に投球するかにかかわらず…。
目を血走らせ、髪を振り乱して何かに没頭し、終わればぶっ倒れて明日などどーでもよく。
そんな経験を重ねた大学時代が、後で振り返ると何よりも大切な思い出に思える――羨ましいことです。
うちの父も、かつてそんな話をしていたっけ。父の場合、打ち込んだのは「かるた取り」でしたが。

物語に夢中になって、あっという間に読み終えてしまう1冊ですが、何ともいえない楽しい思いが心に残ります。

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  1. 2017/03/24(金) 22:00:02|
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