本と旅とそれから 果つる底なき/池井戸潤

本と旅とそれから

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tag: 
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

果つる底なき/池井戸潤

本書は、後で知りましたが、池井戸潤さんのデビュー作。デビュー作でいきなり江戸川乱歩賞を受賞されているのですね。
1998年の発行ということで――今から約20年前。ところどころ、その20年を感じる描写などもあって、「そうだ、昔はこうだった」と思ったり。
果つる底なき
果つる底なき/池井戸潤(講談社文庫)

一番は、主人公が銀行データの古いものを調べるときに、長い時間を費やしてマイクロフィルムを見る、というくだり。
――今でも、マイクロフィルムって使われているのかしら?かつては、古い新聞などを閲覧しようとするとマイクロフィルムでしたけど。でも、銀行データなら、今はいくら何でもデジタル保存されていますよね。

あとは、主人公(大手銀行員。渋谷支店の融資課課長代理)がパソコンが苦手、というところ。今どきの若手銀行員は、パソコンが苦手とか言ってられないでしょう。いかにも、職場にPCが普及し始めて間もない頃ならではのこと。もしも、主人公が今時の若手銀行員ぐらいパソコンを使えたら、もしかすると、謎はもう少し早く解けたかも?

本書は、ミステリとしての色彩もかなり強くて、冒頭で主人公の同僚が死に(or殺され)、主人公がその謎を追求していきます。いかにも銀行員出身の池井戸さんらしく、金融の専門知識も取り入れた謎解きになっていて、「詳しいことはよくわかんないけど面白いゾ」という感じ。

昨今は、身の回りの技術革新が速いので、10年前の小説やドラマになるとちょっとした違和感が出てきますが、本書は20年前ということでその感は一層。それでも、とても楽しめました。


webcitron01.gif


My Favorite Books(お気に入りの本のブクログ)
BOOKS INDEX(作家別感想文一覧)

関連記事
tag: 池井戸潤 
  1. 2017/07/12(水) 22:00:01|
  2. 2017
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/1959-18313f6d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。