本と旅とそれから 妻が椎茸だったころ/中島京子

本と旅とそれから

妻が椎茸だったころ/中島京子

5作収録された短編集。
一作目を読み始めてすぐは、「ちょっと梨木香歩さんふうかな」との印象でしたが、この一作目を読み終えた時点では、「やっぱり中島京子さんだわ」という感じ。
妻が椎茸だったころ
妻が椎茸だったころ/中島京子(講談社文庫)

なんかこう、爽やか、涼やかな梨木さんとはちょっと違って、苦笑させられたり、、背筋がちょっと冷やりとしたり、「はて?」と頭をひねったり――すとんと真っすぐには終わらない中島作品が並びます。どれも面白いのですが、その面白さがバラエティに富んでいます。最後に何らかの形の落ちがついている作品ばかりで、ちょっと、星新一さんを思わせる雰囲気もあるかな、と思いました。ちょっとコワい感じのものが多くて、そこがまた面白くて。

私は、中島京子さんの作品はさほど読んだことはなくて、読んだ数冊についてもさほど強い印象を持っていなかったのですが、本書はちょっとピリッとした感覚が残りました。短編になると、こういう作品を書かれるのだなぁ、と、意外な思いもあります。でも、読んでいて楽しいのは、むしろこちらかな。

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  1. 2017/07/12(水) 22:00:03|
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