本と旅とそれから ボタニカル・アート展

本と旅とそれから

ボタニカル・アート展


つい先日、仕事中に時間が空いたので、「現代植物画の巨匠展」を見てきました。

以前、地元の小さな博物館に立ち寄った時、貼ってあったこのポスターを見て、何となく気になっていました。

こういう細密画というのは、芸術・・・というよりは、私などは、細枠の額に入れて、家の中のどこかちょっと寂しい壁にかける、インテリアのひとつのような感覚で見てしまいます。

でも、そもそもこのボタニカル・アートというジャンルは、植物学的見地から、植物の姿をできるだけ正確かつ細かく記録することを目的として生まれたものだそうです。

対象が美しい花などであれば、できあがる絵もひたすら美しいものですが、中にはグロテスクなものも。美しいものを描く、ということが制作のことさらな動機というわけではないようです。とはいえ、虫やらヘビやらを見ても、美しいと思う人はいるわけですからね・・・別に満開のユリやほころびかけたバラだけが美しいというわけではない、とも・・・。

この展覧会で展示されていた絵は、すべてシャーリー・シャーウッドというイギリスの学者の個人コレクション。自宅や別荘の様子を紹介したビデオも上映されていましたが、とにかく別世界。もともと資産家なのでしょう、広大な屋敷と庭、庭師のいる花で溢れた温室、「ここで朝食を取るのが大好きなの・・・」と微笑むご本人。

細密画の「ひまわり」の後では、かの名高いゴッホの「ひまわり」も見られます。
セザンヌとゴーギャンと並んで、まるで三尊像のよう・・・。
地味な展覧会で、空いてました。

損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)にて、7月2日まで(月曜定休)。
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  1. 2006/05/01(月) 20:09:00|
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なんだか不思議な感覚の絵ですね。でも、イギリスと聞いてなんとなく納得。ウィリアム・モリスも植物の絵がすごいし(全然違ったりして。。。)

チラッとWEB見たら、木蓮とかほおずきの絵好きです。
昔の絵もいいけど、私は現代絵も好きです。といいながら、今度浮世絵行こうかなと思っていますけど(笑)

どうも、海外に出ると日本の絵や模様がとっても恋しくなります。
ちりめんとか和柄には悲鳴を上げるほど好きです。
  1. 2006/05/01(月) 22:32:00 |
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  3. eikita711 #79D/WHSg
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こんばんわ。 拙ブログにコメントいただきましてありがとうございます。
早速 リンク貼らせて頂きました。

植物単体がクローズアップされている「絵」が珍しいですよね。
「静物画」という部類とも違うし、いわば「植物の肖像画」といった趣。

インテリアとしては「いいんじゃないか」と思えるものもありましたね。
シクラメンや薔薇は単純に「好き」な絵でした。
  1. 2006/05/02(火) 02:00:00 |
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  3. green_feels #79D/WHSg
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あ、あと残念だったのが「図録」が充実していなかったことです。
いいのが売っていたら買いたかったのに......。
売っていたのは英語表記だったし....値段が高い。
  1. 2006/05/02(火) 02:02:00 |
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  3. green_feels #79D/WHSg
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eikitaさん、
細密画ばかりを集めた展覧会って初めてだったので、私も何となく不思議な感覚がありました。
絵自体は様々な国の人の手になるものですが、コレクションはイギリス人のもの。eikitaさんがおっしゃるように、モリスとか、何か、ガーデニングの国の雰囲気ありますよね。

横文字に浸っていると和のものに魅力を感じるようになるっていうの、私もそうなんです。
実は私は、副業(アルバイト、ですね)が、着付けなんです~。
成人式とか、卒業式でひとにキモノ着付けてます。
ここのとこ、ちょっと自分では着なくなってますが。
  1. 2006/05/02(火) 19:47:00 |
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  3. lazyMiki #79D/WHSg
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green_feels さん、
おいで下さってありがとう!
TBも感謝です。green_feels さんのように植物がご専門の方の感想をうかがえるのは貴重です。
「植物の肖像画」かぁ。言い得て妙・・・。

私、どんなものでも絵を見ているとすぐ、
「この絵を自分の部屋に飾って、いつでも見ていたいかな?」
と考えて、それが自分にとっての価値判断基準になってしまうみたいなんです。その観点からいうと、私もシクラメンとか薔薇とか、あのテの美しいのは好きでした。

「図録」、確かに高かったですね!
「画集」とは違うんだから、もちょっと何とかして欲しかったです。

これからもよろしくお願いします!
  1. 2006/05/02(火) 19:56:00 |
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  3. lazyMiki #79D/WHSg
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はじめまして!この企画展、あまりblogでも取り上げられていなくて、うれしくなってTBしました。…が、失敗…(^^ゞ

絵も植物も詳しくないのですが、空いているのでじっくり見られて、とてもよかったなあと思っています。長々とブログを書いてしまったので、よかったら見に来て下さいませ。

http://www.ayanosuke.net/mt/archives/2006/05/post_461.html
  1. 2006/05/31(水) 23:20:00 |
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  3. ayano #79D/WHSg
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ayanoさん、
ようこそおいで下さいましたっ!!
・・・が!!私もTBしようとしたのですが、なぜだか上手くいきません。まだブログ初めて浅いもんで、ayanoさんのとこにコメント残させて頂くやり方もよくわかんなくて・・・ごめんなさいー。

でも、読ませて頂きましたよぉ。ayanoさんも「ぜんまい(シダ?)」にひかれて見に行かれたんですねぇ。これからもまたうかがいますね。こちらにも、おヒマがあったらおいで下さい♪
  1. 2006/05/31(水) 23:47:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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どもっ。ブログの方に来てみました(今回は文字制限内に納める!)。
ボタニカルアートに心惹かれるなら沖若(ジャクチュウ)もきっと気に入るよ。一緒に行く??実現できたらめちゃ嬉しいなー。とにかく始まったらすぐ行くでぇー(こないだの大絵巻展、会場を出た頃には入場待ち3時間、入場後に鳥獣戯画・源氏物語絵巻の間に到達する迄に更に1時間!)。で、フランス菓子&紅茶して、それからまったりと飲みに行って...

他の写真(「霜降り松阪」バラも含め)も綺麗に撮れてるね!噂でしか聞いてなかった着付けもどんな感じか実感できたし。
  1. 2006/06/19(月) 00:15:00 |
  2. URL |
  3. しのせーこ #79D/WHSg
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◆しのせーこさん、
てか、しのちゃん(NY小町みたいね)!!
やー、嬉しいよん♪ホント、来てくれてありがとね。うるうる。

一緒に行くっ!!!!万難だろーが億難だろーが、排して行くっっ!!
それまでに勉強だって(こういうことなら)するよっ。日本の文化を学びましょう、だよ。
それから、おフランス風サロン・ド・テ&一杯じゃな!すんばらし~。
今から待ちきれない。

写真、褒めてくれてありがとね。でも、まだ失敗作が多すぎてさ。ものすごくヘタな鉄砲なので、半端じゃなく撃たねば当たらぬのでした。
ヒマネタの嵐で呆れただろうけど、ぐーたら気分を味わいたくなったら、いつでも寄ってね。待ってるよっ!!
  1. 2006/06/19(月) 01:42:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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