本と旅とそれから 興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」≪東京国立博物館≫

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興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」≪東京国立博物館≫

運慶


うむむ~。なるほど~。ひと言で言えばこれはつまり、「天才」ですね。
彫刻は3Dであるだけに、何だか一層その「天才」が際立ったような。

彫刻って――まあ、仏像も彫刻と言ってしまうのですが――正直なところ、これまであまり興味がなかったというか、良さがよくわからないというか、鑑賞してもあまり楽しめなかったという感じだったのですが。
なんか「運慶」は、運慶の天才がとても自然に納得できて、心地よかった。


運慶
国宝 制多伽童子像(金剛峯寺)


素晴らしい彫刻はホントにたくさんあったのですが、画像を探してくるのが面倒で^0^;。
もー、行きたいお寺が増えました。
出展されていた彫刻の多くは奈良県、中でも興福寺のものが多くて(それはもちろん、そういう展覧会なわけなのですが)、何のかのいっても興福寺は何度か訪れているはずなのに、見ていないというのは――いや、見たことあるかな?あるとしてももう何十年も前になるはずで…うむむ。同じものを見ても、印象に残るときもあれば残らないこともある――の、でしょうか。

興福寺がすごい数の宝物を持っていることは、立派な宝物館が建っていることからもわかっているつもりでしたが、宝物館に収蔵されていないものもたくさんあったのですねー。でも、興福寺って今何か大がかりな修復やっていなかったかしら?先日近くを通ったときに、そんな表示があったような…。

あとは、北円堂なんて、私はちゃんと拝観したことなかったかも。つくづくマヌケでした。
いずれにしても、修復が終わって、仏像が本来の場所に戻った暁には、興福寺をよっくよく拝観しようと、固く心に誓いました。

それから。
静岡県の願成就院とか。神奈川県の浄楽寺とか。どうやって行けるのか、どんなお寺なのか、拝観できるのかすら現段階ではわかりませんが、とにかく素晴らしい仏像の数々。
特に浄楽寺の「毘沙門天立像」が素晴らしい~!なぜこれが国宝でなく重文なのかまったくわかりませんが、そんなことはどうでもよくて、とにかく魅力的。


運慶
重文 毘沙門天立像(浄楽寺)


運慶などの慶派の仏師というと、ひたすら「奈良のヒト」というイメージでしたが、こうして静岡や神奈川のお寺に傑作が多くあることからもわかるように、彼らは鎌倉幕府に近いアーティストだったのですねえ。

それから、和歌山県・金剛峯寺の国宝 八大童子立像。
そのうちのひとつ制多伽童子像(↓)は興福寺の無著菩薩立像と並んで展覧会ポスターにも採用されて目玉といえる存在ですが、そのポスターの迫力ある目付が印象的だったので、実物を見てちょっと意外でした。


運慶


見る角度でこんなに印象が違うとは。像そのもののサイズも予想より小さかったのですが(高さ103cm)、正面から見ると、そんなに睨んでない…。
といっても、場内かなりの混雑だったので、すぐ傍までは寄れなかったのですけれど。
これも…本当ならば、金剛峯寺に行ってじっくり拝観したいところです。

彫刻なのに動きそう。彫刻なのに、童子の頬はつつけば張りを感じられそう。逆に、年老いた人の頬は、その乾いた感触が伝わるようです。

あちこちのお寺や博物館に散在している彫刻をこうしてひとつの展覧会で見ることができるというのは、改めて考えてみれば本当にありがたいこと。ここに集められたもののうちの主なものだけでも、本来の所在地で見ようと思ったら大変です。
――今さっきテレビで言っていましたが、現時点で、運慶作と判明している仏像は30体ほどしかなく、そのうち22体が今回の展覧会に出展されているのだとか。少しは会期中の入れ替えもあるとは思いますが、それでも大したものだと思います。

本当はもう一度行きたいぐらいですが、今後ますます混雑しそうだから、無理かな…。

►東京国立博物館・特別展「運慶」HPはコチラ


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