本と旅とそれから 桃源郷の桜の滝≪MIHOミュージアム≫

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桃源郷の桜の滝≪MIHOミュージアム≫

MIHOミュージアム


3日目。この日も「奈良に泊まっているのに滋賀県に観光に行く」という、非効率極まりないことからスタート。でも、石山駅まではさほど遠いわけでもありません。京都駅から15分ぐらいです。

MIHOミュージアムというところは、マイカーや観光バスを別にすると、交通手段は石山駅と信楽駅からのシャトルバスしかありません。片道50分かかるとか。
その第1便が9:10分、というので石山駅前のバス乗り場に9時前にやって来ると――あらびっくり!ガイジンさんの大群で、バス停大混雑。
これは何か別の観光地向けのバス停が同じ場所とかなのか?と思って、最後尾にいた女の人に「これはMIHOミュージアム行きのバスを待っているのですか?」と訊いてみると、おっと、この方も日本人ではなかった。向こうも一人旅とのことで、結局、ミュージアムに着くまでずっとお喋りしてました(言語は、日本語と英語のちゃんぽん)。韓国から来られたそうで、日本が好きで、今回で12回目(!)の日本観光とのことでした。

私は桜が目当てでこのミュージアムに行ったわけですが、この韓国の方の主な目的は建物と収蔵美術品だとか。私は桜以外のことはまったく不勉強だったため、バスの中でこの方からいろいろ教えて頂きました。
それによると、MIHOミュージアムの建築物は、パリ・ルーブル美術館のガラスのピラミッドなどで有名なI.M.ペイ氏の設計で、その基本コンセプトは「桃源郷」。見せて頂いた辞書アプリ(かな?)には、「別世界」とか、あとは日本語じゃなく中国語かなという四文字熟語などが並んでましたっけ。

それにしてもすごいガイジンさん比率。しかも、今回は欧米人比率高し。バスは通常の路線バスのサイズでしたが、満員のその中で、往きはたぶん8割方が外国人、帰りはもしかすると日本人は私だけだったんじゃないかと思うほどでした。

そして、ミュージアムのロケーションがまた独特。島根の足立美術館なども、市街地からはかなり離れたところにあるなと思いましたが、このMIHOミュージアムは、まさに深い山の中に、それ「だけ」が存在する感じでした。


MIHOミュージアム


到着すると、まずはレセプション棟でチケットを購入。その後、遊歩道を歩き、トンネルを抜け、吊り橋を渡ると美術館棟へと至ります。遊歩道のうち、入口からトンネルまでの部分の両側が紅枝垂れ桜の並木になっており、訪れた日は満開でした。確か、その前日に「満開」の表示が出たのだったと思います。

日本人ももちろんですが、外国人の方々は、その枝垂れ並木の圧倒的な迫力にあちこちで歓声をあげておられました。これほどの量の枝垂れ桜って…うーん、二条城よりはるかにすごいし。半木の道…より、木が大きいような。それに、半木の道は木の枠みたいなものが作られていますが、MIHOミュージアムはそうしたものはなく、ただ、木が並んでいます。とにかく、その桜の花の量のすごさは――ホント、花の滝が続いているようでした。

MIHOミュージアムといえば、トンネルの向こうに満開の紅枝垂れ、という桜風景が有名ですが、これは入口から美術館を目指した場合、振り返って見える風景なのですね。たくさんの人がその構図で写真を撮っておられました。それでも、こんな山の中にあればこそ、人の流れが渋滞することを免れているんだろうなぁ。


MIHOミュージアム
トンネルを出ると吊り橋


そしてトンネルを抜けるとそこは吊り橋の上。ここまで来ると、もう桜はなくて、景色はがらりと変わります。なるほど、別世界か。向こう側を出るときは桃源郷(まあ、桜ですが)ってことなのですね。
この日は、午後から雨の予報が出ており、何とか降らずにもっておくれ思いながらの観光。残念ながら青空バックとはいきませんでしたが、でも、この建築はすごいスケール。美術館を作るという時に、山を貫くトンネルだの、吊り橋だのって作らないでしょ、普通。しかも、先刻の韓国の方が「建築が見たい」とわざわざ訪れるだけあって、吊り橋のケーブルの配置なども、すごくデザイン性が高くて、美しい…。


MIHOミュージアム
美術館棟入口


桜目当てで訪れたこともあり、建物の写真はほとんど撮らなかったのだけど、桜の季節以外の、人の少ない静かな季節に訪れて、もっとじっくり建築物を鑑賞するのもよさそうです。レストランやカフェにもこだわりがあるようなので、それも利用してみたいし――この日は、すべて大混雑の長蛇の列だったため、まったく入れませんでした^^;。

展示品については、ミュージアムのHPをどうぞ(►コチラ)。
そう、あの(?)アフガニスタンの麗しい仏像にもお目にかかれます。懐かしいなー、パリのギメ美術館…。そうだ、草彅剛さんに似てるんだった(もちろん、同じ像ではありませんけど)。
この日は人の多さにあまりゆっくりできませんでしたけど、建物内部の造りなどにも、建築家のこだわりが詰まっているようです――というようなことは、帰って来てから後になって知ったのですが。


MIHOミュージアム


私ももちろんですが、今年のように桜が異常に早く咲いて散ってしまった年に、桜を見るためにはるばる日本にやってきて他所でがっかりした外国の観光客の方々は、ここを訪れて、これほどの桜を見ることができて、きっと嬉しいことでしょう。
それにしても、こんなすごい美術館、いったい誰が、どんな組織が建てたのだろう、イメージ的に熱海のMOA美術館に似てるし、やっぱり宗教団体かしら、と思ってちょっとググってみましたら、あ、なるほど。

あれですね、手を・・・かざす、あの宗教か。やっぱりね。MOAとも系列が同じなんですね。
そういえば、美術館棟の大きなガラス窓から、遠くの山の中に、独特の形をした大きな建物が二つ見えて、こんな山の中にあれは何だろうと思っていましたが、それもその宗教団体の施設だとわかりました。あの一帯の広大な土地はすべてそこが所有しているようです。やっぱりねー。宗教でもないと、あのスケールはできないわねー。

でも、美術館自体に、宗教色は、少なくとも今回私には、まったく感じられませんでした。


MIHOミュージアム


とにかく今年の桜旅は、桜を楽しめる場所自体が限られていたため、どの桜を見ても「散らないでいてくれてありがとう」という思いがまず湧きました。しかも、こんな状況でもなければ足を運ぶのはいつかずっと先になっていたかも知れないところに二か所も行けたし。
巡り合わせってものでしょうか。

でも、奈良はまた行くぞ。奈良も、レンタカーが便利だよって言われそう(誰に?)だなぁ。

「そらはな」はコチラ
ジグソーパズルもあります►コチラ
京都・奈良旅INDEX 2018



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コメント

奈良に泊まって滋賀に行く。
それも旅の醍醐味⁈
車だと1時間も走れば信楽ですよ(笑)
それにしても壮大なミュージアムですね。
そしてこれまた素晴らしいサクラ。
当初の予定とは違ったようですが、こんなに美しい風景に巡り会えて良かったですね!
  1. 2018/04/24(火) 23:53:23 |
  2. URL |
  3. ばなな #5BHOKMt2
  4. [ 編集 ]

ばななさん、

そもそも、もしこのとき私に「レンタカー」という選択肢があったら、滋賀に行かずに奈良県内で観光したいところがあったのでした。
その場所への最寄駅からのタクシー料金をネットで検索してみたところ、片道8000円くらい、とか出たので断念したのでしたが・・・(さて、どこでしょー)。

まあでも、MIHOミュージアムもいつかは行ってみたいと思っていたところなので、よしといたします。
評判に違わぬ、ゴージャスな桜でした^^。
  1. 2018/04/25(水) 22:33:22 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

難問ですねぇ(笑)

行かれたかった場所、2箇所想像したんですが。
曽爾高原か、天川村あたりですか⁉︎
  1. 2018/04/27(金) 21:34:40 |
  2. URL |
  3. ばなな #5BHOKMt2
  4. [ 編集 ]

ばななさん、

曽爾村はピンポーン。屏風岩公苑行きたかったです。
もうひとつは高見の郷というところ。吉野エリアみたい?
7日から見頃になっていたのに、シャトルバスの運行は14日からで^^;。早すぎる開花だったんですねぇ。バスの手配はそうそう機動的に調整できなかったんですね。
レンタカーか?レンタカーしかないのかーっっ?
  1. 2018/04/27(金) 21:56:48 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

そっかぁ。高見ですか!
東吉野村ですね。ニホンオオカミが最後に目撃された村です。
あそこは車がないと厳しいかも。
でも、温泉もあって良いところですよ。
  1. 2018/04/28(土) 14:50:22 |
  2. URL |
  3. ばなな #5BHOKMt2
  4. [ 編集 ]

ばななさん、

2回読んだのに内容をほっとんど覚えていないのにこんなことを言うのも何ですが、谷崎の「吉野葛」に描かれる、吉野山に至る前の、吉野の里の雰囲気がすごく素敵に思えて、でも、もうあのような世界は現実には残っていないのだろうなと思ったりします。
あの谷崎の頃には、ニホンオオカミもまだ存在していたのかな。
(地理的にズレてたらごめんなさーい。)
  1. 2018/04/29(日) 11:34:44 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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