本と旅とそれから 特別展 三国志≪東京国立博物館≫

本と旅とそれから

特別展 三国志≪東京国立博物館≫

三国志01


東博で開催されている「特別展 三国志」に出かけてきました。
小説としての三国志のファンだから、というのが一番ですが、展覧会の宣伝のこの(▲)関羽像のカッコよさに引き寄せられ、「こんなカッコいい彫刻がいっぱい見られるのか??」と、我ながらうわついた動機で見に行ったのでしたが。
三国志08


・・・思い返せば、この前この同じ東博を訪れたときは、「カッコいい仏像」が見たくて来たんだったな~(►コチラ)。うわついた動機はブレないというか…。

平日なのに、かなり混んでいました。会期も終わりに近づいてましたし、つい先日、NHKの「歴史秘話ヒストリア」でやってたしね。
今回も音声ガイドを借りることに。というのも、ナビゲーターが吉川晃司さんだったので。あのカッコいい声を聴きながら、カッコいい彫刻を鑑賞するなんて、さぞ楽しいことでしょう、と。


三国志02


で。
結論から言うと、この(▲)関羽像が、カッコよさという点では唯一といいますか。これが目玉。
これほど大きな彫像はほかにありませんでしたし。いろいろ展示されていましたが、大半は歴史的――というよりむしろ考古学的に重要な文物が多くて、道具類とか装身具とか、ウットリ見とれるというようなものはほかにほとんどなかったわ~。


三国志03


でも、あちらこちらで吉川晃司さんが朗読して下さる吉川英治の「三国志」の文章がステキ。内容がというより、声が。

この展覧会は、フラッシュさえたかなければ写真OKという珍しいものだったので、ひっさびさに一眼レフを持って出かけたところ、最初のうちは(というか、最後まで、だけど)操作を忘れかけていてあたふた。展示物には強いライトが当たっているので明るすぎちゃって、「えーっと、こゆ時はどうやって暗くするんだっけ?」とアセりまくりました。
スマホで撮った方がはるかに簡単に上手く撮れただろうとは思うのだけど・・・。


三国志04


思ったよりかなり混んでいたので、モタモタしておられず、さっと撮ってさっと下がる――としなければならないのに、「うわっ、暗い」、「おわっ、ブレた」などとやっているので、さらにアセる…。
そのうち、後ろの方で人の頭越しにまず撮ってみて、カメラの調整が済んでから前に出てパシャっとやってささっと下がる、というリズムができました^^;。

ただ、展示物を見てその説明書きを読み、気が向けばあたふたしつつ写真を撮り、といったことをしながらなので、せっかくの吉川晃司さんのナビゲーションをあんまりじっくり聞けなかったのがもったいなかった…。ほとんど内容は頭に入らず、BGMみたいに音声として楽しんでました。


三国志05


NHKの番組でやっていて「へー」と思ったのがこれ(▲)。
当時の弓矢を使った戦いでは、このくらいすごい密度で矢が飛び交っていたらしいですよ、の再現です。
ん?今、写真見て気づきましたが、これって矢が一方通行ですね。本番は当然、向こうからも飛んで来てたはずで――ということは、この2倍の密度だったの?

展示では頭上のみでしたが、本番ではもっと低いところでも飛んでたのでしょうから、盾になるものがなければ、あっという間にハリネズミ。恐ろしや。そういえば、明治時代の西南戦争では、両軍が撃った弾の密度がものすごくて、空中で鉄砲の弾同士がぶつかって、そういう状態の弾が実際に残っているとTVで見たけれど――この矢も、間違いなく空中でぶつかり合ってたでしょうね。


三国志06


さて、展覧会には、かつてNHKで放映された「人形劇 三国志」の人形も多数展示されていました。あれって、1982年10月から84年3月までの放映だったのだそうですね。すごく面白かった記憶が。細野晴臣さんのテーマ音楽もとてもよかったし。

人形劇でも、やっぱり一番ステキだったのは諸葛孔明(▲)。


三国志07


声は森本レオさんでした。失礼ですが、最近は森本さんをTVでたくさん見たり聞いたりするものですからありがたみがなくなってしまったけれど、人形劇の当時の私は森本レオって俳優さんをほとんど知らなかったため新鮮さも感じられて、人形の姿も、その声も、それはステキに思えたものです。
孔明の人形は、以前別のところで展示されていたのを見たことがありましたが、今回再会。

ほかの人形たちもすべてそうですが、もう、本当に、素晴らしい芸術作品。これを動かすのですからねぇ…。

にしても、三国志って、最後は三国のうちどれか一国が生き残って天下統一するのではなく、別に興った国にすべてが呑み込まれてしまうというのが、寂しいような虚しいような。そういえば、吉川版「三国志」でも、最後にわずかにそれについて言及されているだけだったと記憶しています。ホント、「兵どもが夢の跡」。



首から、音声ガイドの機械と一眼レフを提げ、耳にヘッドフォンを付け、聴いたり見たり撮ったりとバタバタしながら1時間半。落ち着かなかった割には楽しかったな、という感覚が残りました。

►東京国立博物館「特別展 三国志」HPはコチラ

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  1. 2019/09/06(金) 22:00:00|
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コメント

ああ、これも行ったんだね~。
行きたかったけど、やっぱり激混みでしたか。私も関羽様の像を拝みたかった…
ヒストリアは見なかったのだけど、そんな矢密度だったの!?うえ~(涙)。
吉川晃司さんは、NHKの「フランケンシュタインの誘惑」のナレーションもよかったねえ。歳取ってかっこよくなったわ~。
  1. 2019/10/17(木) 10:51:28 |
  2. URL |
  3. しの #-
  4. [ 編集 ]

しのちゃん、

たくさんコメントありがとうね~^^。

吉川さんは、池井戸潤さん原作の「下町ロケット」シリーズの財前部長がカッコイイのよー。あんなにウエストしぼって逆三角形体形を強調した背広を着てるサラリーマンなんてホントにいるんだろーかとは思うけども。
その後、何年も前に録画した「精霊の守り人」シリーズで主人公の父親役もなかなかシブくてよいかな。「フランケンシュタイン」は見てないなー。見たかった。
ホント、年取ってからの方がなんかいい感じするね。
  1. 2019/10/18(金) 21:58:37 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #Dud4.962
  4. [ 編集 ]

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