本と旅とそれから 私の好きな京都スポット①

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私の好きな京都スポット①

このところ、かなり頻繁に「近畿在住の人がネタマシイ!」と思います。以前はせいぜい「羨ましい!」でしたが、最近はそれで済まなくなってきて、頭に浮かぶ単語もちょっと攻撃的になってきました・・・。

だって、「日帰り」とか「毎週末」とかで京都に行けるんだもの!京都に住んでる、なんていう人に至っては、ああ、どうしてくれましょう。

仕方ない、次に彼の地を踏むまで(大げさね~)、うじうじと写真やら本やら眺めようっと・・・。

角  屋(すみや)


なお、この記事内の写真は、角屋のガイドブック(▼)その他から拝借しています。


私がここ角屋を見学したのは1999年なので、またしても、以来ずい分と年月が経ってしまいました・・・。でも、この時も一応旅の記録を書いておいたのが、今になって思いがけず役立ちます。

それにしても、京都で好きなところは、と自問して最初にここが頭に浮かんだっていうのも、我ながらちょっと意外です。好きなお寺とかお店とかもあるのに。
ここのところ、ブログに自分の好きなもの、場所、作品・・・などをひとつひとつ書くようになって、私はどういうものが好きなのかなー、とつらつら考えているうち、「古い建物」というのがかなり好きだゾ、と思い始めました。多分、その関係でしょう。まあ、お寺や神社の方が古さにかけては何枚も上手でしょうけど・・・。

さて、角屋。
ご存知の方ももちろん多いでしょうが・・・ここは揚屋(あげや)です。芸妓さんたちを呼んで遊ぶ、料亭みたいなもの。旧花街・島原の一画に残る建物です。今は「角屋もてなしの文化美術館」という名前になっていて、予約制で見せてもらえるはずです。

素晴らしいです。
本当に、江戸末期の人々の浮かれ騒ぐ声が遠く聞こえそうな空間です。
私が行った時は(多分今でも、でしょうが)、説明の方がついて内部ツアーをして下さったのですが、この説明の方がまた見事で・・・。流暢な喋り、それも「自分の言葉」で話しておられる、そして何より角屋を愛している、という気持ちがぐんぐん伝わってくる説明ぶりでした。

   ▼クリックすると大きくなりまーす。



私は、司馬遼太郎さんの作品のファンで、その影響もあって幕末の群像、というのがとても好き。なので、ここ角屋の説明を聞いていると、新撰組や西郷隆盛、久坂玄瑞などの名前がポンポン出てくるのもたまりませんでした。

島原という花街は何度か移転をさせられており、そのせいで角屋の建築様式もかなりつぎはぎ風になっているそうです。また、移転後、繁盛してくるにつれて次々と建増しをしたので、一層統一のとれていない造りになったのだとか。

(障子の桟の形が珍しい。こちらもクリック→)
講釈はさておき・・・。
西郷隆盛が行水に使った盥(たらい)、なんていうのも大切に展示してありました。ただの木の盥なんですけど。角屋の近くには山陰本線が通っているのですが、第二次大戦の末期に、主要交通手段に近い建物は火災を防ぐためにすべて取り壊せ、という命令が出て、角屋にも視察の役人が来たのだそうです。その時、角屋の人が盥を見せて、「維新の元勲までもお越しになったところなのです!」と訴えたところ、取り壊し一時留保となり、そうこうするうちに終戦となり、角屋はからくも生き延びた、という、「角屋を救った盥」なんだとか。


そして、この部屋(↑)が圧巻。「青貝の間」といって、一面ぼうっとした青い色調の螺鈿がちりばめられています。その他の部分はすべて煤で真っ黒なんですが、これは毎夜行灯にローソクをともしたからだそうです。他の部屋は後に煤を取り除いて綺麗にしてあるのですが、この部屋だけは、螺鈿の技法が解明されていないためそれができず、黒いまま残されています。

・・・でね。床柱に、刀傷が残されています。これが、新撰組の隊士が酔って暴れてつけたものなのだとか。私などはそれを聞いて「おぉっ!」と感動したのですが、角屋の説明の方の姿勢は違います。「大事な角屋に傷をつけおって、あのならず者どもめが!」って感じなのです。
新撰組壬生屯所は角屋から徒歩25分くらいのロケーションだったそうですが、説明の方ときたら、「--ですから、彼らもしょっちゅう来てました。」って、4、5年前の話してるみたいで・・・それがまたよくて。

本当はもう150年も昔のことなのですが。あの説明の方、まだ現役かしら。まさに歴史の語り部とでも言うべき人ーーこれは、大げさではありません・・・。
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tag: 角屋 
  1. 2006/06/09(金) 23:40:00|
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No title

京都にはここ最近興味をもち始めたので角屋さんも知らなかったのですがとても興味深く見せて頂きました。
盥のお話もいいですね~!こういうお話を聞くとその頃の杓子定規ではなかった昔のよさに思いを馳せますね。
角屋さんの説明もとっても面白そうです。新撰組をならず者どもめが!な~んて感じに表現するのは非常に面白いですね。
京都には建物だけではなく人も歴史のある素晴らしい方がいますね。
感動です。
  1. 2006/06/10(土) 01:20:00 |
  2. URL |
  3. mattya-genmaitya #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

mattyaさん、
さあ、これから一緒に「京都中毒」の道を歩みましょうねえ(私は強引)。
私は、1年ぐらいで禁断症状が出ますよ。パリ旅行を終えたら、次は京都になるでしょう。
角屋の説明の方、本当に感心させられました。角屋に関することである限り、何を聞いても即座にバッチリ答えてくれるんです。何人か説明の方はおられたようですが、きっとみんな上手なんだろうと思いました。
でも、話をしてるとますます行きたくなります~。
  1. 2006/06/10(土) 11:19:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

ふむふむ・・・なるほど~おお!行ってみたい!

実は明日の夜から京都なんです。友人が一時帰国してて京都に泊まるので私も行きます。火曜日は有休!
また火曜日京都堪能予定で色々行くところを考えていますが、時間があったら行ってみたいなあ。

しかし、ちょっと火曜日は無理かもしれないけど、いつか行ってみます。
Mikiさんほんまに京都好きなんですね!分かりますわ、私もほんまにだいすきおす~←変な京都弁

また、たくさん発信して下さいね。楽しみにしています!
  1. 2006/06/11(日) 22:52:00 |
  2. URL |
  3. eikita711 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆eikitaさん、
ほらほらほら~~!!
近畿在住の人はぁ~っっ!!そゆこと言っちゃうんですよっ。
eikitaさん、ついこないだも大原とか行ってたでしょー(血圧UP)!

私もよく「・・・おす」とか、「・・・どすえ」とか、ブキミな京都弁もどき語尾を使ってみることがありますが・・・我ながらヘンです。ちなみに、私はかつて仕事でご一緒した大阪の人に、「大阪弁4級」をもらったことがあります。でも、最近ブラッシュアップしてないから、落ちたかも。

また、京都のこと、書きたいです。そしたら読んで下さいね~。
  1. 2006/06/12(月) 00:02:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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