本と旅とそれから 感動の江戸東京たてもの園(午前の弐)

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感動の江戸東京たてもの園(午前の弐)


▲吉野家(江戸後期)

古いものというのは、建物に限らず、それに触れるとき「ずっと昔にもこうしてこれに触れた人がいたんだなぁ・・・」という思いがわきます。そんなふうに昔に思いを馳せることが、歴史を感じさせるものに触れる時の醍醐味かな、と思います。
(←軒先に吊るされているものを見て、「あれ、何だろう?」と私が言うと、Tさんは間髪入れず、「ドクダミ!」。)

それが、比較的近い過去の話となると、「はるかな昔に誰かが」ではなく、かすかながらも自分自身の思い出に関わってくるので、ノスタルジックな思いが一層つのります。
やー、それって年取ったってことかしらっ!?

ま、ともかく。
Tさんはご実家が農家だったということで、とっても小さい頃は、この公園に保存されているような茅葺き屋根の建物は生活の場だったそうです。私などは物珍しげな顔をして
あちこちきょろきょろ見てしまうのですが、Tさんはそんな私にしみじみ、「小さい時は、こういう家が、暗くてヤだな~と思ったりしたよぉ・・・」。でも、そんな当時の思いも、今は懐かしいーーーそんな感じのTさんの声。

(←玄関上の飾り)
ここ吉野家は、江戸時代には名主を勤めたほどの家ということで、農家とはいえ式台のついた立派な玄関があり、奥座敷も立派。今日はそのお座敷では、七夕イベントとして、見学の人たちが飾りに吊るす願い事をお習字で書いていました。

(←)八王子千人同心組頭の家(江戸後期)
こちらは一応武士の家・・・といっても、半士半農というところだったようで、確かにあちこちに格式の高さを示す家の造りになってはいるものの、別段大きくはない家。
これに道場付ければ近藤勇の家って感じ?
▼内部はこんなふう

江戸時代の農家の建物はひとまずここまでで、ここからは大正以降の、「当時としてはモダンな家」が並びます。

▼前川國男邸(昭和17)
前川國男という人は建築家で、これは自邸。建築家が建てる自分の家って、今でも時々TVネタになっていますが、これは戦前、というかほとんど戦中に品川に建てられた家だと思うと・・・すごぉい。

ロフト、とか吹き抜け、といった要素がすでに取り入れられていて、とても開放感があります。「こういう家に住んでたら、うつ病にだけはならないんじゃないかな」という感想。今だに、建築を学ぶ人が見学に訪れる建物だそうです。

▼大川邸(大正14)
大川邸、ではなく、実は「田園調布の家」と呼称されているこの家。当時としては珍しい、全室洋間。「畳が恋しくならなかったのかしらね~。」と、Tさん。田園調布はすでにこの頃から「そういう」エリアだったのかなー?

さて、午前中最後となったのが、こちら。

▼旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおたまや)(慶安5)
慶安5年は、1652年なんだそうで・・・いきなりめちゃ古い。尾張藩主徳川光友の正室千代姫がその母(三代将軍徳川家光の側室)の供養のためたてた霊屋なんだそうです。どういう経緯かは知りませんが、西武鉄道が持っていて、ぼろんぼろんになっていたものを、近年になって見つけ出してきてきれいに整備したとかで、色はすごく鮮やか。見た目はあまり古くありません。

この屋外博物館は、敷地のちょうど真ん中に入り口を設けたレイアウトになっています。私たちは午前中かけてちょうどその片側を見終わりました。これからお昼を食べて、午後は昔懐かしいお店の再現されたエリアに入ります。ちょっとだけ、「千と千尋」ワールド。
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  1. 2006/06/25(日) 22:38:00|
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コメント

No title

私の父の実家が農家で、上の家みたいな感じでした。
ここ最近行ってないので今どうなってるのかはわかりませんが、子供のころ遊びに行ったときは、やはり暗くて怖いという感じでした。
今行ってみたら、情緒を感じると思うのですけどねえ。
  1. 2006/06/26(月) 18:24:00 |
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  3. hleaves #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

江戸時代から大正まで様々な様式の建物があるんですね。
残念ながら私には田舎がないので
写真を見せて頂いてるとタイムスリップした気分です。
大正時代にロフトや吹き抜けなんて取り入れたお屋敷があるのもすご~い!
かなり広いのでしょうか?
午後の部のお話も楽しみにしております。
  1. 2006/06/26(月) 21:47:00 |
  2. URL |
  3. mattya-genmaitya #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

ひえ~すごい!前川國男さんの家がいいわ。
あの木の色がとっても好きです。あ~いいな~落ち着きますよね。

我家も築50年の古い家ですが、モダンなお洒落な家だったらよかったのに。。。冬は寒い隙間風ピープーの家です(涙)
でも、震災の時、倒れなかった=昔の家は基礎がしっかりしてるだそうです。(by建築家)

夏行けそうだったら、そのときはよろしくお願いします。
友だちが来るようだったら、東京行く予定なんで!

ここから千と千尋ワールドに入るのですか?
うっわ~楽しみ!
  1. 2006/06/26(月) 22:33:00 |
  2. URL |
  3. eikita711 #79D/WHSg
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No title

◆hleavesさん、
そうでしたかー。今もそのおうちが健在でありますように!
昔のものがそのまま残されているというのは、もうそれだけでとても価値があると思います。
その時には特に価値を感じられなくても、なくなってしまうと、きっとすぐに惜しむようになるんだと思います。
今どき、暗くて怖いおうちなんて、希少価値がある気がします!
  1. 2006/06/26(月) 23:29:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◆mattyaさん、
読んで下さってありがとう~♪感謝。
ロフトのおうちは、すっごくモダンな雰囲気で、なんだか、窓の外には海でも見えるんじゃないかっていう開放感がありました。
広さは・・・んー、それほど広いっていう感じでもないけど・・・ただ、昔の家って、空間をすごく贅沢に使っているなと思いました。今だったら、そこに収納棚を作ったりとかして、「効率的に」空間を使っちゃうんだと思います。仕方ないこととは思うけど、そこがねー、違うんだな~、今と昔。
  1. 2006/06/26(月) 23:34:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆eikitaさん、
基礎のしっかりしたおうち、すごいですよね。今どきの「耐震強度偽装」の建築家や不動産会社に見せつけてやらなくちゃ!

京都伏見の寺田屋(坂本竜馬の)に行った時、「ここは冬は隙間風がつらそうだな~」と思いました。最近の家の方が、気密性は優れてるのかな。

夏に来られたらいいですね~♪うまく予定が合ったら楽しみぃ!

「千と千尋」、こんな身近にモデルがあったとは知りませんでした!
  1. 2006/06/26(月) 23:42:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

数々の写真を見てると、なんだかタイムスリップしたみたいです!
前川國男邸の写真を見ていて、宮部みゆきの『蒲生邸事件』を思い出してしまいました。あの小説に出てきた蒲生邸はどんな造りだったのかしら?と。
今夜あたり、もう一度読み返してしまうかも。
  1. 2006/06/30(金) 12:14:00 |
  2. URL |
  3. rose_soleil #79D/WHSg
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No title

◆roseさん、
「蒲生邸」かぁ~。あれ、2・2・6事件がらみの物語ですよね。
実は、私が初めて宮部さんの本を読んだのは、あの作品なんです。
ところが!私はあの本の主人公がなぜかキライで~!おかげで、その後しばらく、宮部さんの作品を好きになれない時期が続いたんですよー!
今はとても好きな作家さんなんですけどね。今また読んだら、違う感想を持つかも知れません・・・。
  1. 2006/06/30(金) 19:32:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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