本と旅とそれから 着物のシーズン到来!

本と旅とそれから

着物のシーズン到来!


秋、といえば芸術、読書、スポーツ、そしてモチロン食欲だったりするわけですが、涼しくなって汗っかきさんもホッとひと息のこの季節は、そろそろ「着物でも着ようか」という気分が出てくる季節でもあるんですよね。

最近、自分で着ることにはご無沙汰の私ですが(「着物を着てお出かけ」イベントの幹事をおおせつかって、すでに一年以上が経過しています・・・)、秋はひとに「着付ける」ことでも、シーズンです。七五三、年末年始、成人式、そして卒業式、と、続くので。本格的なプロの人は、それに加えて秋・春に結婚式シーズンとかも入ると思いますが、私のようなアルバイト・レベルはそこまでいきません。

一時期は七五三も手伝わせて頂いてましたが、本業の方も秋はシーズンなので、最近は専ら成人式と卒業式のハカマの着付けのお仕事をさせて頂いています。
以前にも書きましたが、今私が着付けの修行にうかがっているのは、M美容室。80歳を超えてなお元気いっぱいの大先生と、大先生をサポートするT先生をはじめとする数名のバリバリの先生方が、かなりの数の生徒に稽古をつけて下さいます。
真夏8月はさすがにお稽古も1回休みだったのですが、今月から再開。
ところが、休み前の7月、いきなりT先生からお達しが。
「9月、振袖のテストするねっ。」

えぇぇぇ~~っ!
なんですか、それ!着付け教室を卒業して以来、タイムトライアルとはずい分ご無沙汰してたんです!
「補正から計って○分(一応、企業ヒミツとさせて頂きます)ね。」
げ、補正から!

ご存知かとは思いますが、着物を着るうえで理想の体形は、電信柱型と言われております。
でこぼこ皆無のズンドー型、ですね。ので、その形状にできるだけ近づけるため、タオルだ何だと巻くわけです。人によっては鎖骨がくっきり出ていたり、肩甲骨の間がボコッとヘコんでいたり(特にガイジンさんには多い)、スポーツやっている人だと肩の高さが左右で違ったりと、当然ながら人の体形は十人十色。それは、綿花を貼り付けたり、ガーゼやさらしを巻いたりして、出来る限りなめらか~な形を作っていくんです。

これが結構たいへん。
足りないとシワの原因になるし、多すぎれば帯が浮いたり、おデブになって嫌がられるし。
これをとっさに判断して加減していくのって、なかなか難しくて・・・未熟者の私など、時間かかっちゃうんですよ。

振袖は普通の着物に比べて袂(たもと)がぞろっと長く重いうえ、伊達襟(襟元にひと筋色を添えるために差挟む細い布。重ね襟ともいいます)を使うし、帯は飾り結び、帯揚げ・帯締めも豪華に結ぶのが普通なので、そのすべてをきちっと綺麗に仕上げるのはなかなかたいへん!

となれば、練習あるのみ!
・・・のハズなのですが。

夏の間は旅行に行ったり暑かったり、それが終われば仕事がちょっと忙しかったりと、家でいつも練習に使う着物(冒頭の写真)を出す間もないまま、テストの当日に。
「先生はちょっと脅しをかけただけかもよ。テストなんてやんないかも。」
と、Tさん、Uさん、Yさん、私のいつもの4人組がそんな勝手なことを話しつつちょっと遅めに出かけてみると。

美容室のドアを開けたとたんに目に飛び込んできた光景は・・・。
チェックシートを抱えてあちこちと監督して回る先生方の姿と、真剣な面持ちで着付けをするそれぞれの生徒の前に置かれたタイマー(どこからあれだけ多くのキッチンタイマーを集めてきたのやら・・・)がチッチッチと動く様子。
やっぱりやるのかぁ・・・。

練習なしのぶっつけ本番で、私はYさんと組んで、交代に着付けテストに臨んだ結果。
○分を、ちょびっとオーバーしちゃいました~。やっぱり補正に時間かけすぎたなー。
(←)テストの時に私が結んだ飾り結び(別の時に撮った写真です。テストの時には余裕はないので)。見た目の豪華さの割には簡単にできます。

まあ、成人式まではまだ時間があるので、もっと練習を積むように、ということで何となく放免されましたけど・・・。もっと補正を手際よく。それと、おはしょりをもうちょっと丁寧にしなくちゃ・・・今回は襟を抜きすぎたし・・・カンペキに出来たと思えたためしはありません。

□      □      □

最後に、冒頭写真の着物と、以前の大失敗のことをちょっとだけ。

冒頭の着物、もともとは亡くなった祖母が、私の大学の卒業式のために、ハカマと併せて作ってくれた色無地です。ですので、ひとつ紋の入った格式的には高いもの(▼)で、もとは小振袖ぐらい袂も長かったんです。
ただ、色がすっごく派手な黄色だったため、着付教室時代に袂を短くし、色もかけ直して今の色にしました。

でも、それからかなり年数が経ち、今ではこの色でも私には結構派手。渋めの帯を合わせても、これを着てお出かけとなるとかなりキツイ。大体、お茶やってるわけでもないし、紋付きの色無地着る機会ってあんまりないんですよね。それぐらいならつけ下げとか訪問着とか着てしまうので。だもので、もったいないと思いつつ、つい家で練習に使ってしまいます。

失敗談の方は・・・。
着付の上の失敗は掃いて捨てるほどありますが、この失敗談はそれとは違います。

まだ着付教室に通い始めて1年も経たないうちのこと。
教室の後で直接仕事に行かなくてはならないことがあり、駅のホームにあったコインロッカーに着物や帯、小物一式をウコンの風呂敷に包み、カバンに入れて預けたんです。
その日はその後かなりの雨になりました。

夜になってコインロッカーを開けてみると、雨が浸み込んで内部もかなり濡れてしまっていたんです。そして家に帰って来てカバンを開け、風呂敷を開いてガクゼン!!
ウコンの黄色が、内の着物と帯にどぁぁ~と移ってしまっていたんです~。
その時はそれでも、「染み抜きをしてもらえばいい」と高を括っていたのですが、後にあちこちの呉服屋さんに見てもらい、帯の方は何とか元通りになったものの、着物の方は「抜けるとは思えない」と、どこの呉服屋さんにも受け付けてもらえず・・・結局、まだ数回しか着ていない着物を一枚ダメにしてしまいました。

以来、雨が降りそうな日は、必ず風呂敷ごとビニールに入れてからカバンに入れるようにしています。ウコンは防虫にはいいけれど、濡れるとヒサンです。ご注意を。
▲ウコンの風呂敷

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  1. 2006/09/16(土) 10:42:00|
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やった~着物ブログが出た!うれしいな。

なるほど。雨の日要注意ですね!覚えておきます。しかし、それってかなり悲しいですよね・・・泣くわ、マジで。

テスト!そういえば着物検定試験が11月にありますね!4,5級だから問題外だと思いますが勉強してうけたいな~って思いました。どう考えても無理だけど。でも、すごく今、着物楽しいです!

今日も着付け教室でした。上手に着れるようになったな~と自画自賛。まだまだ頑張ります。

ところで、草履って1足ぐらい持っていたほうがいいですよね。実は夏の祇園さんで2000円で下駄を買った上、今日も何故か下駄を買ってしまいました。草履にしたほうがよかったかなあと、思いながら。。。。草履1足もない私でした。
  1. 2006/09/16(土) 21:50:00 |
  2. URL |
  3. eikita711 #79D/WHSg
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No title

◆eikitaさん、
めきめき上達中、ですね?
習い始めてまだ大して経っていないのに、上手になったと実感できるなんて、やっぱりeikitaさん、スジがいいんですよ。
私なんてホントに時間かかってるもの~。

草履はやっぱり必要でしょうねぇ。でも、着物と比べれば気軽に買える値段じゃないかな?足袋履いたら、やっぱり草履でしょ。

着付教室時代には、上のクラスに進級する度に筆記試験もあってねー。「問題集」なんてやりましたよ。おかげで江戸小紋の柄の名前なんかも覚えたけど・・・それ以外の大半はすでに忘れております。

ダメになった着物、ホントに私にeikitaさんのような手作りの才能があったら、ほどいて綺麗なところだけ使って何か作れるのに、と思います。つくづくもったいなかったよぉ。
  1. 2006/09/16(土) 22:32:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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