本と旅とそれから 四季/森博嗣

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四季/森博嗣


なんっちゅう分厚い本!約900ページ。思わず辞典とツーショット。有斐閣の経済辞典(英語表記が秀逸)、負けてます。
「すべてがFになる」を読んだ時、仲良くして頂いているGute Reise!のhleavesさん(私のブログ友だちにはホントに本好きの方が多くて楽しいのですが、彼女も半端じゃないですよぉ~!)からこの本の存在を聞き、驚いて図書館へダッシュ。春・夏・秋・冬の四分冊バージョンもあるのですが、奮発して(って、何を?自分の時間か?)4冊を1冊にまとめたものを借りてきました。1年で何冊読めるか、というようなことを考える場合には、「ちぇ~、4冊に勘定したいよぅ」と思う一方、和書3冊につき洋書1冊、の楽しい(?)自己ノルマを思えば、「得した♪」とも言えます。

いや、そういう内容とはなんにも関係のない話はおいといてっ!
この本はとんでもないです~~っっ!!
何がってアナタ・・・。
(以下、本文中空白はネタバレですよん。もちろん、ネタバレ防止タグ使用♪)
四季/森博嗣(講談社)

「すべてがFになる」で、おそらくは多くの人に「天才ってワカラん・・・」とタメイキつかせたであろうDr.真賀田四季。「すべてが・・・」では、自分の両親を殺害したばかりか、実の娘を殺して遺体を切断する、というとんでもないことをやらかしてなお涼しい顔をしていた彼女。
「四季」はその彼女を主人公に持ってきた、いわば拡大版「すべてがFになる」、あるいは「すべてがFになる」の解説または言い訳――との理解を強めつつ読んだのですね、「秋」まで・・・いえ、「冬」の終り近く、800ページぐらいまでは。

そして、最後にびっくり!!いえ、ミステリー的意味でのどんでん返しがあるわけではないのです、別に。それでも私はまず、「ウォーカロン」という単語が出て来た時点で「・・・え?!」と思い、続く数十ページを読んで「なにコレ、うっそぉ~~!!」と、ほとんど大笑いして机をバシバシ叩きました(・・・というか、そんな気分になりました)よ。
その理由を書くことこそ、この本についての究極のネタバレだと思うのですが・・・。つまり、S&M、V、「百年」のシリーズがすべてひとつにつながれているのです。ですので、私のように大笑いしたい方には、「冬」に入る前にまず百年シリーズ(「女王の百年密室」、「迷宮百年の睡魔」)を読むことを強くおススメいたします。
私、思わず「森博嗣・作品リスト」を検索して、出版年をチェックしちゃいましたよ。で、意外だったのですが、「すべてがFになる」から始まる犀川創平&西之園萌絵(S&M)シリーズが完結した後で瀬在丸紅子(V)シリーズが始まり、それから百年シリーズ・・・と、ほとんど重なることなく出版されているんですね。

その後、いつものように感想文に添える本の画像を探していて、何人かの方のブック・レビューを読んで、その両極端に分かれた感想に「だろうなぁ~。」と、ちょっとニヤニヤ。長年にわたって森博嗣ファンやってきて、出版された本は全部読んでます、みたいな方の中には、「ここまで落ちたか」みたいなこと書いておられる方もありました。私は肯定派だったので最初こういう意見は意外でしたが、しばらくすると、「そうかもね。何も無理して三つのシリーズをひとつにくっつけなくてもいいかもねぇ・・・。」とも思えてきました。
大体、「すべてがFになる(1996年)」の時点で「四季・冬(2004年)」を予定していたのだとしたら、森氏は真賀田四季も真っ青な天才じゃないでしょうか。ないでしょ?それ、まさか。

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  1. 2007/02/21(水) 23:42:00|
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No title

おつかれさまでした~。( ^^) _旦~~
そっか、4冊に分かれた新書ばっかり探していたのですが、ハードカバーという手があったのですね!
今度行ったら探してみます。
といっても、一番良く行く図書館が、明日からシステム入れ替え?のため1週間くらい休館なんです。
それを見込んで、先日二人ともどっさり借りてきているので、それらを読んでからだなあ。
  1. 2007/02/22(木) 18:50:00 |
  2. URL |
  3. hleaves #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

おお!900ページはすごいですね!
森先生のお話はぐいっと引き込まれるものと
置いて行かれた感覚になるものと両方を体験しましたので
このご本を読んで私も森ミステリーをまた体験したいと思います。
図書館~しばらく行ってなくて今週中には本を仕入れてこようと思ってます。(すでに自分の本棚扱いです・笑)
  1. 2007/02/22(木) 21:03:00 |
  2. URL |
  3. mattya-genmaitya #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

Mikiさんはハードの方でしたか。私は持ち歩き読書が多いので4分割で読みました。私も他シリーズを運良く先に読んでいたので、Mikiさんと同じように机をバンバン叩きました(笑)

森先生は本当にどんどん書かれるので、都度追いかけて行かなくてはなりませんね。「すべてがFになる」から「四季・冬」を予定しているどころか、もっと先を予定していてもおかしくないんじゃないかしら、とすら思います。ないでしょうけどね、まさか、ね。
  1. 2007/02/22(木) 21:53:00 |
  2. URL |
  3. tmk_hys #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆hleavesさん、
ををっ!
(▲)にコメント頂いたお三方の名前を拝見し、すっごく「壮観!」な思いでおります。私のヒマネタブログにコメントを下さる女性ブロガーさんの中でも、私が心ひそかに「屈指の(って、もともと来て下さる人の数そんなに多くないクセに・・・)本読み!」と尊敬(と羨望・・・)の視線を送っている方々ばかりっ(^‐^)
これでyurinippoさんを加えて、四天王とか・・・(勝手にネーミング考えて喜ぶワタシ)。嬉しゅうございますぅ。

この本のこと、教えて下さってありがとうございました。
どっか~んと分厚いので一瞬たじろぎましたが、咄嗟に「英語の本」のことを考え、こちらを借りてしまいました。
hleavesさんには村上春樹さんの本(これから読みますー)でも、お付き合い頂けたら嬉しいです♪
  1. 2007/02/22(木) 23:30:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆mattyaさん、
でしょー!900ページ。
うちの母、この本見て「げ、読むの何日かかるの?!」ってのけぞってました。
それにしても、mattyaさんもホント、どんな作家さんの名前出しても大抵バッチリ読んでおられて・・・硬軟取り混ぜて、本当に広く読まれてますよねぇ。毎度のことながら、感嘆&尊敬させられます。
まさに、mattyaさんの本棚の役割は、図書館にでもやってもらわなければ足りませんね。
私も追いかけますからね~!!
  1. 2007/02/22(木) 23:36:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◆tmk_hysさん、
この本は持ち歩けませんよねー。無理無理。
以前、宮部さんの「摸倣犯(上か下のどっちか)」単行本を持ち歩いている友人がいて、よっぽどの宮部さんloveなんだなぁと感心したものですが・・・これは無理ですよね。
うちの図書館、文庫本の品揃えが悪くて、その点については本当に不満なんです(`´)田舎の図書館で、都心に出るには40分は地元私鉄に揺られなきゃいけないロケーションなんだから、もっと文庫本を増やして欲しいんですよぅ!

たまげましたよね、「冬」。
「秋」の婚前旅行っていうのも笑いましたけど。
もしかして、森作品全部読破されてたりしますかっ?!
改めて著作リスト見て、何という多作かとびっくりしました。私、結構とろとろ読んでるので、なかなか追いつけないです・・・。
  1. 2007/02/22(木) 23:44:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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