本と旅とそれから 容疑者Xの献身、探偵ガリレオ/東野圭吾

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容疑者Xの献身、探偵ガリレオ/東野圭吾

本ネタ3題。
今月はとにかく読んだ本の冊数だけは多かったです。まあ、「デルフィニア戦記」が5冊ぐらい入っているせいもありますが(感想文はまだちょっと先になりそうです)。
目下、早急に洋書を読まないと「洋書1冊、和書3冊」の自己ノルマが危なくなっております。
(真面目に洋書・和書のトータル数かぞえてるんですね~、A型なワタシ。)
□      □      □

読んだのは「容疑者Xの献身」からでしたが、出版の順ならば、「探偵ガリレオ」の方が早くなり、同じ登場人物を使って続き物を書くことが少ないという東野氏にしては珍しく、同じ探偵を使ったミステリーです。続けて読む必要はまったくありませんけれど。



容疑者Xの献身、探偵ガリレオ/
東野圭吾(文藝春秋)


私にとってはかなり久しぶりの東野作品、「容疑者~」は第134回直木賞受賞作です。
にしても、これだけ多作な作家さんの作品を、これまで私は数えるほどしか読んでいないのです。

その数少ない既読作も大半が初期の作品。比較的最近のものとしては、映画にもなった「秘密」ぐらい。
読んではいないものの、映像化される作品もあったりして何となく内容を聞いたりする限りでは、そして今回の2冊を読み比べてみると、この作家さんも(不遜な言い方とは重々承知のうえですが)進化・成長されているんですね。

「探偵ガリレオ」は、いかにも作者の元エンジニアとしてのバックグラウンドを思い起こさせるような中編集。「世の中には不思議なことなどないのだよ」物理学バージョン。頭のキレる物理学者がちゃっちゃと事件を解決していく様子は、ちょっとだけ犀川先生を思い出したりも。面白く読めますが、まあ、普通にそれだけ、という感じ。

ところが「容疑者Xの献身」。
この作品も、中盤までは初期の頃とさして変わらない普通のミステリかと思っていましたが、終盤ですごく味を出していました。ミステリとしてのトリックもかなり優れていると思いますが、それ以上に人間の内面描写が唸らせました。

そういう意味では、日頃「直木賞の授賞タイミングって結構いい加減」などとエラぶったこと思っている私も、「この作家さんは、ここに到達してまさに権威ある賞を受けるにふさわしくなったんだな」としみじみしちゃいました。
最近作を中心に、もう少し読んでみたいなと思います。

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tag: 東野圭吾 ガリレオシリーズ 直木賞 
  1. 2007/03/31(土) 22:35:00|
  2. 2007
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No title

うんうん、同じ感想を持ちました。

下手な例えですが、『探偵ガリレオ』や『予知夢』はおやつ感覚で
ちょっと小腹が減ったときにいい感じ。
『容疑者~』は主食で、どっしり腰を下ろしてゆっくり味わう作品だと思いました。
ほんと人間の内面描写に唸りましたよ。

  1. 2008/09/18(木) 21:23:00 |
  2. URL |
  3. bananan_bou #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈ばななさん、
トラバ、ありがとうございます^^
(ダブリ送信、私もよくやっちゃうんです。自分で消せないってのが不便ですよねー。)

同じ感想と言って頂けて、なんとなくホッ。
私、「予知夢」の存在、知りませんでした。
さっき図書館の蔵書を確認したら、入っているので、近日中に予約を入れようと思います。
・・・目下ただ今は、予約枠(うちの図書館ったら、たったの5冊なのです)満杯で・・・。

「ガリレオ」はあっさりしてますよね。
そうそう、おやつ感覚、またはサラダ感覚?
「容疑者」はそうそう、メインですね。ゆっくり味わう――そうそう、まさにそんな感じ!
読み物としては、やはり「容疑者」の方が格上だなーと思いました。
  1. 2008/09/18(木) 23:03:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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