本と旅とそれから 「クイーン The Queen」

本と旅とそれから

「クイーン The Queen」


今年はまだろくに映画を見てません・・・これで2本目。
1本目は「マリー・アントワネット」でしたから、どちらもQueenのお話・・・偶然ですが。
私は非常によかったと思います!
淡々とした展開で、別に起承転結になってるわけでもないし・・・ですが、なんだか途中で2回ぐらいうるっときたんですよね。
そもそも私は、主演のヘレン・ミレンという女優さんが大好きなのです。
・・・といっても、何を演じた時の彼女が好きだったかというと、きっと言っても誰もおわかりにならないと思うんですけど――BBCのTVシリーズでシェークスピアの全作品を映像化した時の、「十二夜」のヴァイオラ。マイナーですね。ウィキペディアの「主な出演作品」にも出てないし。NHK教育でずーっと放送してて、かなり見ました。
ちなみに、彼女とハリソン・フォードとリバー・フェニックスが出演した「モスキート・コースト」という映画は、私にとってこれまで唯一、「途中で映画館を出て来たい衝動を抑えるのに苦労した映画」です。あれだけの配役であれほどツマラナイ映画作るなんて、監督天才。

前半で、ダイアナ妃の事故死の日の情景が再現されるのですが、これがまたあの悲劇を生々しく思い出させて涙を誘います(ダイアナ妃は実写のフィルムでのみ登場)。
私は別にダイアナ妃のファンというわけではありませんでしたが、それでもこう、「この地上から煌めきがひとつ消えた」という喪失感みたいなのはありましたからね・・・。

そういえばそうでしたよね。
ダイアナ妃が亡くなった後、英国王室が何のメッセージも発さないといって、「女王は冷たい」という声が結構上ったんでしたね。
この映画は、その間女王は何を考え、どんなふうに過ごしていたのかいうことと、革新を掲げて新しく首相に就任したブレア氏が、次第に保守の象徴ともいえる女王に敬愛の念を抱くようになっていく様子を描いています。(あ、ブレア首相もよかったです。)

ヘレン・ミレンは去年TVドラマでエリザベス1世を演じている(▲)ので、立て続けの「エリザベス女王」役ですが・・・素晴らしい演技でした。アカデミー賞(主演女優)獲るのももっともだわ。
いろいろ苦心した話も伝わっていますが、もう本当に・・・あの名演にうるっときたのかな。

大学時代にイギリス演劇の授業で先生が「イギリスを象徴する単語は"King"。ところが、これをフランス語で言ってもどうも英語のような迫力が出ない。フランスを象徴する単語はやっぱり"Amour"ですねぇ。」と言われたのがとても印象に残っています。
二つの国の個性を一発で言い当てているなあ、としみじみ感心したものでした。

う~ん、ヘレン・ミレン、よかった!

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  1. 2007/05/07(月) 21:45:00|
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No title

コレ観たい!って思っていたんですよー。
TVで紹介されているのを見て。
あまりにもエリザベス女王がリアルだったから
どんなだろうって思って。
私も来週、行けたら行きたいです~。
 
 確かにフランスを象徴する単語は”Amour”
(少し、けだるく言うと効果的かも)ですねー(笑)。
そしてそんな国の大統領がサルコジに決定。
ー大丈夫だろうか。
個人的には「あの顔がねー。」なんて言いたいところなのですが・・。
  1. 2007/05/07(月) 23:42:00 |
  2. URL |
  3. chiyomi #79D/WHSg
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No title

◈chiyomiさん、
ホントですね~、サルコジさんって、私が考えてもフランスのイメージと結びつかないような気がします・・・。
でも、ならロワイヤルさんだったらよかったのか?というと、イメージは別として、ちょっと頼りなかったかも・・・?
でも、ドイツとフランスと両方TOPが女性になって面白かったのに!
ついでにアメリカ大統領もヒラリーさんになったりしたら、サミットが面白かった?

ヘレン・ミレンのエリザベス2世、ほんとにリアルでした。
まるで本物見ているみたいな錯覚に陥ったり。
封切間もないからか、すっごく混んでました。早めにお出かけ下さ~い。
  1. 2007/05/08(火) 00:33:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

もう昨年のことになりますが、珍しく公開されてすぐ見に行きました。よかったなぁと思います。一番面白かったのが、映画全体が「王室支持」ムードというところでしょうか。「女王は、自分で選んでもいない仕事を与えられた義務だと、禁欲的にこなしている、偉い、これこそ倫理の鑑」って言っている感じがしました。あの禁欲さ・献身は、やはり世襲だから可能なんですかねぇ。そういえば、孫のサラなんとかさんが、優勝候補と言われていながらも、馬場の状態が悪くて馬が心配、となんかのトーナメントで棄権したそうです。このお孫さんは、アン王女の娘で、なんでも北京オリンピックで金メダルを狙っているとか。だから馬に怪我をさせたくないんだそうです。ちなみにエリザベス女王ご本人は、アメリカ訪問中。あのどう見てもおバカな大統領とお話したようです。
  1. 2007/05/08(火) 05:23:00 |
  2. URL |
  3. 都子 #79D/WHSg
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No title

◈都子さん、
ちょっと前に「エリザベス」って映画ありましたよね・・・。
TVでやったのを見たんですが(ウロ覚え)・・・あれもどちらかというとエリザベス女王(1世だけど)を肯定的に描いてませんでした?
ヘレン・ミレンのTVシリーズもそうだし、何か私のイメージとしてはエリザベス女王モノって女王に好意的な雰囲気に作られるもの、という気がしてるんですが・・・。
「メアリ・スチュアート」という舞台を見た時は、エリザベス1世がすご~くイヂワル女に描かれていたのを覚えてますが。

英国王室の皆さんて、時々馬術でオリンピック出られてますね。
アン王女ご自身も以前出場されてるでしょ。以前アジア大会にヨルダンかどっかの王女様が出られてたし・・・やっぱ馬術はハイソな方々の競技なんでしょーかーねー。
英国ロイヤルファミリーってアメリカではいつも大人気ですね。
アメリカ人の隠れた王様願望っていうか、そういうのが出るのかしら。
  1. 2007/05/08(火) 22:09:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

英国の女王ってドラマ化されること多いですよね。これは見てないけど、エリザベスはすごいなあって思いながら見ていました。

真っ白になって出てきた女王が、なんともいえなかったなあ。

それにしても、女王に似てますよね。。。凄いよなあ、役者って。
図書館に並んだら見てみよう。

そうだ、今日図書館に行ったら、departedがあった!
めっちゃ嬉しくて、うわ~て思って手を伸ばしかけたら隣の兄ちゃんがそれをチラッと見て戻したので、ササ!っと取りました。カウンターに持っていくと、受付のお姉ちゃんが「これ見た?すごいいい映画よ!最後が凄いんだから!」と言っていました。

私は、見逃したのでめっちゃ嬉しいです。ゆっくり明日見ます。最近、映画見逃しすぎですわ。ヒューグラントは好きじゃないけど、ミュージック&も見たかったけど、こっちはもう終わっていて、既にDVDが出ました。早すぎる。。。。

  1. 2007/05/09(水) 11:03:00 |
  2. URL |
  3. eikita711 #79D/WHSg
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No title

◈eikitaさん、
ほんと、そうですよね、あとアメリカ大統領も。
アメリカ大統領も、比較的正義のヒーローみたいに描かれることが多いかな?

うんうん、役者ってすごい、ホントに。
ヘレン・ミレンはいろいろ本物の女王の映像など見て研究したみたい。
「ディパーテッド」って、あのディカプリオの出てる映画ですね?
私もDVD出たら見てみようかな・・・って、そう思ってる映画がどんどん増える!
昔はもっとフットワーク軽く、映画もちょくちょく見に行ってたのになぁ・・・。
つい出不精になりそうになるので、「見たいぞ!」て思った映画は早めに前売り券を買ってしまいます。ケチな私は前売り券を無駄にしないために出かけることになるから(^^;
(「クィーン」の券も買ってあったの。)

あと、「スパイダーマン3」と「ハリー・ポッター(封切は7月)」を買ってありまーす。
  1. 2007/05/09(水) 19:49:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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