本と旅とそれから 昭和の竜宮城見学

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昭和の竜宮城見学


本当なら、これは去年実施するはずだった遊び企画だったのですが・・・私がパリ旅行の準備でばたばたしたため流れてしまい、1年越しで今日ようやく出かけてきました。

着物仲間のTさんと、目黒雅叙園百段階段の見学に。
完全予約制で、食事とセットになったこのイベント。
建物の見学だけできるようにはならないのかなぁ・・・と、古い建物好きの私などは思うのですが。

今も昔も、雅叙園は総合結婚式場。
というより、ここは日本で最初の総合結婚式場なのだそうです。
現役部分は平成3年に新築されたもので、いまだにぴっかぴか。もともと激しく華美だったらしきオリジナルの精神を受け継いで、その装飾のパワフルなこと・・・。
雅叙園の装飾性とセンスに関しては、好き嫌いが分かれるかも。
私は・・・あそこまで開き直って派手に造れば、それはそれで存在価値が生まれるような気もしました。

▼百段階段へと続くエレベーター
45名ほどの団体で、見学スタート。まず乗り込んだエレベーターが、総螺鈿装飾。表の扉もそうですが、それが両側に開くと、中がさらに華麗な螺鈿細工になっていて(写真はブレまくってボツ・・・)、見学者がどよめきます。

「昭和の竜宮城」と称されたもともとの目黒雅叙園は昭和6年に営業を開始しましたが、今日見学した「百段階段」の完成は昭和10年。勾配のある地形に沿って99段の総ケヤキ造りの階段があり、それによって現在公開されている六間の「披露宴会場」がつながれています。
戦災を免れた雅叙園でしたが、昭和63年(最近、という感覚なんですけど?)に、付近を流れる目黒川の改修工事のため、古くなったそれまでの建物のほとんどが建替えのため取壊されました。

・・・ここのところが納得いかないんですけどっ!

百段階段が取り壊しを免れたのは、川から離れた敷地の隅っこの方にあったため、「後で壊せばいいだろ」と後回しにされ、その間学術調査を行ってみたら、建築学的に非常に貴重なものであるとわかって国の文化財指定を受けることになったからとかで・・・。
すでに取壊されてしまったものの写真がたくさん残っているだけに、もったいなくて・・・。

▼百段階段
(見学中の撮影は禁止ですので、これと次の画像はパンフと絵葉書のものです。)

そして、これも今では有名ですが、ここは宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に登場する、例の御殿のようなお風呂屋さんのモデルとなったところ。
次の絵葉書の「漁樵(ぎょしょう)の間」は、ゆばーばの居間のモデルだそうです。
その他にも、「ここが白龍が飛び込んでくるシーンの・・・」などと説明を聞くと、なるほどそんな感じで、あたかもロケ現場を見学している気分。

 「千と千尋」の湯屋のモデルは他にも・・・コチラ

▼漁樵の間
ここは、披露宴会場としては評判が悪かったとか。「花嫁がどんなに着飾っても華やかに見えないので・・・」って、そりゃそうでしょうねえ、このド派手な装飾ではねえ・・・。
両側の床柱全体に色彩された彫刻がほどこされてます。天井は百花繚乱の格天井(ごうてんじょう)。

ちなみに、ここが六間の中では一番派手なお部屋。あとのところはもう少し地味だったり上品だったりいたします。
同じ宴会場建築ということでは、つい京都の角屋が思い浮かびます。もちろん、時代その他の要素が全然違うので比べられはしませんが、やはりどこか通じるものが感じられました。

 角屋についてはコチラ

1時間半の見学はあっという間に終り、セットのランチは何だったかといえば・・・。
(つづく)

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  1. 2007/05/26(土) 22:10:00|
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コメント

No title

一度行ってみたい所の1つです。
私は「行ってみたい行ってみたい」といいながら結局行けてないところがたんまりあるので、それの1つにすぎないんですが、好きなんですよ!「千と千尋・・・」が。

草津の湯畑のまん前の旅館の2階とか3階の窓が外から見ると白(ハク)が竜の姿で飛び込んでくる窓に似ていて、一度泊まりたいね・・・と夫と言っているのですが、お値段がちょっと届きそうもないのでまたこれも先の話になりますね。
まぁ似てるといってもあくまでもイメージで、実際並べたら似てないのかもしれません。

お金がたんまり沸いてくるお財布ってないかしら~~~~
  1. 2007/05/26(土) 22:18:00 |
  2. URL |
  3. lazybug #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈ayakoさん、
ここ、今回のイベントでは食事とセットになってていいお値段だったのですが、去年は確か黒澤明監督(だったかその息子さんだったか)の関連の展覧会をやっていて、それを見ればこの百段階段も見られるんだったと思います。
なんか、展覧会とセットになることもちょくちょくあるみたいですね。

ハクのシーンの舞台となった部屋、案内の人の話では、宮崎監督は長い間そこでいろいろ考えていたらしいです。
私自身は、マイベスト・ジブリアニメは「ハウルの動く城」なんだけど、「千と千尋」はやっぱり映像的に美しかったもんねぇ・・・。ハクもよかったし。
しかし、草津にもそういう雰囲気のところがあるのかぁ~。むかーしに一度行ったことがあるだけなんで、わかんないのですが。

お金の湧くサイフ・・・ドリームジャンボは月曜日まで・・・でしたっけ?
  1. 2007/05/26(土) 22:35:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

「千と千尋の神隠し」はなんだか切なくて、大好きな作品です。
ここやリンク先の建物はほんとに「千と千尋」で見ますよね。
モデルがあったんですね・・・、あっていいですけどね。
作品としては、「千と千尋」のほうが好きですが、ハウル(というかハウルの声)のけだるそうなところにメロっときました。そういう意味でキムタクの声は合ってたと思っています。
  1. 2007/05/28(月) 19:34:00 |
  2. URL |
  3. ruksak #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈ruksakさん、
そうそう、キムタクの声、いいですよね。
けだるそう・・・そう、そういう感じー♪
でも、「千と千尋」がいろいろと賞を取って、特に外国で評判が高く、「ハウル」は大したことなかったのは、キムタクのあの声が効力を発揮するかどうかの違いもあったように思います。吹き替えられちゃったら関係なくなりますもんね。

そういえば、トイレも入ったんですよっ。
実はちょこっと写真も撮ってみたの。でも、取り壊される前の古い雅叙園のトイレはまさに華麗なんですが(写真が残っているんです)、現在の新しいのは、一応太鼓橋もあって天井にもきんぴかの絵があるものの、比べてしまうと安っぽい感じに見えました。
壊されたのが昭和63年なんていう最近なんて、許せないですっ。
  1. 2007/05/28(月) 20:13:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

あらら、期待のトイレは残念でしたね。
今のトイレも何十年かしたら味わい深いものに変わりますでしょうか。
ほかのことに気を向けたほうがよさそうですね。
  1. 2007/05/29(火) 18:45:00 |
  2. URL |
  3. ruksak #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈ruksakさん、
そうなんです。ちょっとね~・・・。
少なくともトイレに関しては、建材や造りがもう昔のレベルには達していないようです。
てことは、何十年か経てば、ボロくなるだけのような気が。
昔はすごい温泉とかもあって、結婚式場&健康ランドでもあったらしいです。
せめて百段階段部分だけはずっと残してもらいたいです。
  1. 2007/05/29(火) 21:08:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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