本と旅とそれから 太陽の塔/森見登美彦

本と旅とそれから

太陽の塔/森見登美彦


北海道旅行&旅行記のおかげでたまったBooksネタ。前回からほぼひと月ぶりです。
自分的には思ったほど読めてないんですが・・・なんて言ったら呆れられますかしらん。
太陽の塔/森見登美彦(新潮社)

実際には時々くすっと笑っただけですが、ハラの中では、かなり爆笑しつつ、時にはひぃひぃ涙を流すくらい笑いつつ読んだ感じ。

こういうの、昨今の流行なのかな~、クレバーな笑い、とでも言いますか。ちょこちょこと何気ないふうに挿入される固有名詞(本のタイトルとか、作家名とかね)等にぷんぷんとインテリぶりを匂わせながらも、主人公たちのやらかしてることというのは、どうしようもなくどんくさいというか。
このギャップがある意味、プライドの裏返しかなって気がします――それはかなり共感覚えるというか。上手く言えませんが・・・。

多分ね、ここで表面的に笑ってちゃダメなんでしょうね。作者がどういう意図で書いたかはわからないけど、何かこう、いま一歩深いものを察知しないといかんのでしょうなぁ・・・。

にしても、ゴキブリ・キューブはひどすぎ。
生きたコキブリが絨毯のように敷き詰められた下宿の部屋なんて、バルサン焚くみたいな面倒くさいことしないで、建物ごと焼き払うべきでしょっ(こと昆虫―なかでもゴキブリ―や多足類の話になると、理性が100%消え去る人って私だけじゃないと思う)。

それと、ソーラー・パワーで腕を動かす招き猫、ね。
以前姪っ子宅で、同じソーラー・パワーでくぃくぃと動く双葉の鉢植えみたいなのを初めて見た時、衝撃で思わず「あっ、MM!」と、迫力の声を出してしまったんです。
それがあまりに怖かったらしく、当時まだ5歳にならなかったMMは、「ね・・・ねね?!」と叫ぶなり、母親Kちゃんに走りより、その後ろからそっと首を出して、 楳図マンガによく見られるような恐怖の視線でこちらを見たのでした。
ソーラー・パワーで動くものとはかくも摩訶不思議(強引・・・)。これで動く招き猫もらえば嬉しいはずなのだけど・・・昨今の若者ってわかんないわ。

けど、あれですね。岡本太郎氏の「太陽の塔」といえば1970年大阪万博。これを万博と結びつけて思い出すか、移転先の万博公園と結びつけて思い浮かべるか・・・年代によって分かれるんですねぇ~。私はもちろん(大阪万博には行ってませんが)、そして悲しくも、前者です。考えてみれば、実物見たことない・・・見に行ってみたいなぁ。
お馴染みの京都の地名がたくさん出て来るのも楽しいです。

関連記事
tag: 京都の本 森見登美彦 
  1. 2007/08/09(木) 20:55:00|
  2. 2007
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

トラックバック

トラックバック URL
http://lazymiki.blog110.fc2.com/tb.php/476-4c35d990
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメント

No title

すごい!奇遇です!
今、私もこれ読んでるんですよっっ!(←なんだか嬉しい♪)
なんか学生時代の自分の青さとかも思い出しちゃったりして、
甘酸っぱいような気持ちになってるところです‥
(もちろん、こんな賢げな学生ではなかったですから、行動のおバカなところとか、
本筋とかじゃない派生的なトコだけがリンクするんですけどね。もちろんGキューブとかは思いつかないし‥)
  1. 2007/08/10(金) 00:42:00 |
  2. URL |
  3. 花侍 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

うふふ、Mikiさんも相当笑ったみたいですね♪
もうこの人たち、頭いいんだかおバカなんだか…。
ゴキブリキューブは、鳥肌立ちました、マジで。絶対やめて欲しい。

ところで「きつねのはなし」は、同じ森見さんが書いたとは思えないほど
なんというか雰囲気のあるお話なんです。
Mikiさんならこちらも、読みながら地名がピンと来たりして
楽しめるんじゃないかなー。ちょっと暗い感じですけど。
  1. 2007/08/10(金) 15:03:00 |
  2. URL |
  3. yurinippo #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈花侍さん、
どうにも地味ぃぃ~なBooksネタではありますが、時々この、
「あ、偶然ですねー、私もこれ読んでるんです/好きなんです!」があるのがたまりませんわっ(^^)
学生生活を題材にした小説って、振り返って読む年代の人間にとっては(振り返る距離の個人差は結構ありそうですが・・・)、眩しいような切ないようなタメイキ出るような、なんとも言えない感慨ありますよねー。
ちぇ~、私もな~、後から小説ネタになるような学生生活したかったですよぅ。
(ゴキブリはご免ですけどっ。)
  1. 2007/08/11(土) 00:31:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈yurinippoさん、
インテリ&おバカって両立可能なんですねぇ。勉強しましたぁ。
ゴキブリキューブなんて、大体なんで、自分ちのドアの取っ手にぶら下がってる「色違い」の袋見て、ソレと気付かないかなぁ?
「おのれ遠藤!」とか言うてないで自分をののしれ!ですよ。

森見さん、面白そうですね。
人気作家さんだから予約待ちの列が長そうなのですが、少し読んでみたいです。
・・・が、もう、予約枠結構満杯!って、いつものことなんですけどねー。
これが、回って来る時はなぜか大抵何冊も同時に来るしね~。
  1. 2007/08/11(土) 00:43:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

こんばんは。
僕もトラバさせてもらいまいた。

それにしても、Mikiさん、たくさん本を読んでらっしゃいますねー。尊敬します。
僕は本を読むこと自体は好きなのですが、どんな本を読もうか決めるのに時間がかかって、ついつい面倒になってしまうんです。
読まれた本の題名を拝見していると、もしかしたら僕の好みと共通してる本が多いかも!?と思ったので、これからはMikiさんの記事も参考にさせてもらって、本に親しもうと思います。
  1. 2008/06/28(土) 22:13:00 |
  2. URL |
  3. bananan_bou #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

◈ばななさん、
トラバ、どうもです~(^‐^)

私の本読みは、趣味にして現実逃避手段ですので・・・尊敬なさると損しますよー。
本選び、ブログを始めてから、いい方法を見つけましたんですよー。
それはズバリ、「他力本願」!!
自分と本の趣味が合いそうなブロガーさんを何人か見つけましてね、その方々が強力に賞賛しておられる本を追っかけで読むんですの。
複数のそういうブロガーさんが褒めておられる本はもう間違いなし。
まったく主体性のない本選びの方法ですが、まずハズレがないのでグーですよ。

ワタクシの方こそ、これからはばななさんの読まれる本に注目してます~^^
  1. 2008/06/29(日) 21:02:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する