本と旅とそれから 大草原の小さな家/ローラ・インガルス・ワイルダー

本と旅とそれから

大草原の小さな家/ローラ・インガルス・ワイルダー


自分の読書歴を振り返って、最も初期の頃ハマった本といえば、このシリーズ。
小学校時代のことです――昭和は遠くなりにけり。
▲昔は、洋書のハードカバーは
ハトロン紙のカバーのついているものが多かったのです

もちろんそれ以前にもすでに、「エルマーとりゅう」や「大どろぼうホッツェンプロッツ」といった、名作中の名作児童文学に出会って夢中になっていたわけですが、大草原シリーズがそれまで読んだ本と目立って違っていたのは、「分厚かった」こと。そして何冊もあったこと。

▲洋書のハードカバーは3冊だけ持ってます

この記事を書くので本の写真を撮ろうと、本棚をがさがさ探してみて驚いた。
あたしゃ一体全体、何冊大草原シリーズを持ってるんだろ?
・・・非常に限りある本棚スペースを考えると、これはまずいかもなぁ・・・。

この大人気の児童書、読まれた方は多いと思いますが、ちょっと並べてみると;

 ①大きな森の小さな家
 ②大草原の小さな家
 ③プラム・クリークの土手で
 ④シルバー・レイクの岸辺で
 ⑤農場の少年
 ⑥長い冬(上)(下)
 ⑦大草原の小さな町
 ⑧この楽しき日々(上)(下)
 ⑨はじめの四年間

もしかして、今は違うバージョンが存在するのかも知れませんが、私が持っている日本語版はこうなっていてます。①~⑤は福音館書店刊、⑥~⑨が岩波少年文庫刊。
出版社が変わると翻訳者も変わるので、メアリーがメリーになったり、父さんが父ちゃんになったりして、最初はかなり違和感がありましたっけ。
NHKのドラマの吹き替えは、福音館バージョンに準拠してたみたいです。

▲不揃いのペーパーバック版

パッチワークで思い出したというのと、先日、eikitaさんのブログでトマトの話が出た時、「『大草原・・・』で、青いトマトでパイを焼く話なかったっけ?」と思ったのが今回記事のきっかけ。

  eikitaさんの、風変わりなトマトの話はコチラ

小・中学生の頃の私は、今のように次々ととっかえひっかえ新しい本を読むというのではなく、気に入った本を何度となく読む、という読書スタイルだったので、この頃読んだ本のことは、何十年も経った今でも、結構覚えているのです。
特にこのシリーズ(日本語ですが)は、何度読んだかわからないくらいですから・・・。

あ、でも、探し出してみれば、パイにしたのは青い「カボチャ」でした(アップルパイのような出来上がりですって)。青い「トマト」はピクルスにしたとありました。

その後、私が中学生の頃にNHKでドラマの放映が始まり、これまた大人気に。
日曜夕方の放送だったので、月曜朝の学校の話題はもっぱらこれでした。

で、こんな本も買いました。
▲大草原の小さな家
―ローラのふるさとを訪ねて―

実在したインガルス一家や、復元された「家」の写真が多く載せられており、また、一家の面々がその後どうなったのか、といったことが書かれていて、興味深い本です。

▲左から、キャリー、メアリー、ローラ

シリーズの中でも、「プラム・クリークの土手で」は一番好きで、高校の時、フンパツしてハードカバーの原書を買いました。今でも洋書のハードカバーは高いけど、当時は今にも増してふところ具合が寂しかったし、大体、本自体、どこでも売ってるわけじゃなかったのです。

▲現在残っているたった1枚のインガルス一家の写真

この記事を書くので、あれこれページをめくってみましたが・・・あー、なつかしー・・・。
中学生になると、同じ児童書でも私の好みは英国ファンタジー系に傾いていくのでした。

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  1. 2007/09/15(土) 21:11:00|
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No title

訳で印象がこんなにも違うのか、とびっくりしたのが、このシリーズでした。いくらなんでも「父ちゃん」「母ちゃん」は、ないだろう、と勝手に思っていました。ドラマでもすてきなお父さんとお母さんでしたから。わが家にも福音館のと岩波のとまぜこぜにありますが、呼び方において、福音館の勝ちかな(勝負なのかい?)、と。
  1. 2007/09/15(土) 22:04:00 |
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  3. barnes_and_noble #79D/WHSg
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No title

懐かしいですね。「大草原の小さな家」。ドラマは、毎週、食い入るように見ていました。
一緒に見ていた妹は、それまで私の事を「おねぇちゃん」って呼んでいたのに、ローラのまねをして何時の日からか「ねぇさん」と呼ぶようになりました。

本の方は、シリーズの中の2冊ぐらい持っていましたが、ドラマと微妙に内容が違っていて、途中で嫌になって読まなくなりました。その本、今はどこに行ったのか?従姉妹か近所の子にあげてしまったのかもしれません。
  1. 2007/09/16(日) 01:09:00 |
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  3. オルサ #79D/WHSg
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なつかしー
幼稚園の時から結構大きくなるまで観てました。NHKのドラマ。
母の「ローラ始まるよ~~」の声がいまだに頭に張り付いてます(笑)
母はちゃんとした番組名を呼ぶ事はあまりなく、これは「ローラ」、サウンド・オブ・ミュージックは「マリア先生」、エースを狙えは「エース」等々。
エースはまだ分かるのですが、ローラやマリア先生はただ登場人物の名前を言ってるだけじゃんって感じですが・・・。

ローラのふるさとを訪ねてってのはすごく興味がありますねぇ~
テレビでローラの役をやっていた女優さんがロブ・ロウと交際していた事は結構イメージが崩れましたが、そんな事言ってもしょうがないですよね(笑)
本に関しては学校の図書室で1,2冊借りたぐらいしか記憶が無いので最初から続けて読みたいですねぇ

それにしても父ちゃんはないわぁ~~
  1. 2007/09/16(日) 08:04:00 |
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  3. lazybug #79D/WHSg
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◈barnesさん、
私、小学生の頃は福音館刊の本しか知らなくて、中学生になってさらに「大草原」の続編があると知って狂喜したのですが、そこでやっぱり訳の違いにつまづきました。
「とうさん」「かあさん」と「父ちゃん」「母ちゃん」は、別に良い悪いではなくて、「違う」んですよね――生み出すイメージが。

さらに言えば、その後TV放映が始まったドラマでは、「とうさん」がカッコよすぎるのが、最初は結構違和感ありました。ヒゲがないのも。
その後は、別モノとして楽しむようになったんですけど。
  1. 2007/09/16(日) 22:24:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈オルサさん、
オルサさんにとっての「大草原の小さな家」は、TVドラマの方なんですね。
「祈りの山」とか、インパクト強くて、今でもかなり覚えてます。
(インガルス家に待望の男の子が生まれるもののすぐに死んでしまい、自分がやきもちをやいたせいだと思い込んだローラが家出してしまう話です。)
再放送も何回もやってましたもんねー。

原作は、ローラ本人が書いたもので、ドラマのような派手さはありませんが、貧しい中にもささやかな幸せを大切に生きていく開拓時代の人々の見事な生き方が綴られていて、素晴らしいですよ。
  1. 2007/09/16(日) 22:30:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈ayakoさん、
そうか、幼稚園か!・・・ですよね~。
そういう世代の人だと、当然、本より先にTVで「大草原」知ることになるわけですよね。
あのドラマは本当に一世を風靡しましたよねー(大げさ?)。
レーガン大統領だったかも、理想の家庭のワンシーンとして、家族みんなであのドラマを見る、というのをあげていたような・・・。

ロブ・ロウって、一体いくつ?!
「ホワイトハウス」に出てた人ですよね?
メリッサ・ギルバート(=ローラ)は、あとで「奇跡の人」見ました。

あらためて読んでみると(今回、一部だけ読み直したんですが)、お料理やお裁縫の細かい描写がすごく多くて、きっとayakoさん、好きだと思うけど・・・。
昔の人は、今ミシンでやってる縫い物を、全部手でやってたんだから、すごいです。
  1. 2007/09/16(日) 22:37:00 |
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  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

こんばんはー!!
「大草原の小さな家」と聞いて、遅ればせながら
登場しました。私は、かなり好きでしたよー。
小さな自慢ですが、ローラ晩年の時にお世話をされていた
その当時の記念館の館長さん・・確かアイリーン・リッチーさん
と言われる方で(「・・訪ねて本」に載ってらっしゃったと思います)
から、お手紙の返事をもらったことがあります!
滅茶苦茶な英語&返信用切手を日本切手にするなど
勢いで出した幼稚な私の手紙に、すごく丁寧にお返事を書いてくださって
今でも、うれしくて宝物にしています。
あの手紙が励みになって中学では英語頑張れたんだと思う。

ドラマも見てましたねー。最近、ローラ役だったメリッサを
テレビショッピングの番組で見かけましたよ。

バーニーケーキ(でしたっけ?)
母さんがホームパーティーで作ってくれた・・
みえっぱりケーキ。って、あのあたりがすごく好き。
クリスマスの食事のシーンとか。
・・・あ、すみません。思わず熱く語ってしまいました。
いやはやMikiさんとは、何かしら「好き」がつながっていますねー(笑)。
  1. 2007/09/17(月) 21:59:00 |
  2. URL |
  3. c_hiyomi #79D/WHSg
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◈chiyomiさん、
え~~!!
すごい、それはすごいですーーー!!
行動力ある!で、「大草原~」への情熱が表れた話ですね!
返事をくれる、というその館長さんもすごい人格者だと思います。
返信用に日本の切手を・・・か、かわいい・・・。
それは間違いなく一生の宝ですねぇ(写真撮って見せて~~)。

メリッサ・ギルバートって、あごがとんがっててあんまり私のローラのイメージじゃなかったなー。メアリー役の子役の子は、大人になってからミステリーもので犯人役をやってるのを見ました。金髪じゃなくて栗色の髪になってました。

バニティー・ケーキですね?確か、口に入れるとすぐしぼんじゃう、とかいう。
食べ物の話はもっのすごくたくさんありましたね。
ドーナツ、昔はねじり型だったのが、当時の新しもの好きの奥さんたちは真ん中に穴の空いた形に作る、でもねじり型なら自分で回転してくれるけど、穴空き型だとひっくり返さないとならないから、忙しい母さんには向かない、とか(こりゃアルマンゾの話ですね)。
むふふっ、ホント、いろいろ共通の「大好き」があって、嬉しい、楽しい~(^^)
  1. 2007/09/17(月) 22:39:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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