本と旅とそれから 平山郁夫 祈りの旅路

本と旅とそれから

平山郁夫 祈りの旅路


近代美術館で開催されている平山郁夫画伯の展覧会。
次の日曜に「新日曜美術館」でまた画伯のインタビューなどあるようですし、そうなると来週は混むかも?と、頑張って見て来ました。

  この展覧会の券を買った時の話はコチラ


金曜日は夜まで開いていて、時間を気にせず見られます。
今日のところはとりあえずひとりで見に行ってきました。
もしかすると、もう一度行くかも知れないけれど・・・。

yurinippoさんが行かれた時はとっても空いていたというお話でしたが、今日は、そう、適度に人が入っていた、というところでしょうか。

  yurinippoさんのこの展覧会の記事はコチラ

結構人はいるんだけど、自分のペースで、作品と好きな距離をとって見られる程度。よかったのが、「見ている人と絵の間を横切らない」という、アート・ファン相互の麗しき譲り合いの精神が最大限に発揮できる程度の空き具合だったこと。
「祈りの旅路」という展覧会のオーラにみんなしてどっぷり浸かってましたね・・・。

友人しのちゃんの影響で、最近は私も音声ガイドを借りることが多くなりました。
今回の音声は、平山画伯ご自身が吹き込まれたものです。
自らの作品を美化することなく、淡々と制作背景などを語っておられました。


図録は・・・えー、今回はパス。
すでに本棚から押入れに追いやられている展覧会関係の本ですが、その押入れすら、もはやスペースが・・・(T_T)
せめてポストカードでも、と思ったのですが、私が好きなのがなかったので(サイズがハガキに収まらなかったんでしょうか)、ミュージアム・ショップで小さな画集を買いました(▲)。

やっぱり私の場合、平山郁夫といえば「青と金」。
あ、もちょっと言うなら、青というよりは群青でしょうか。
現在は西域を題材にした作品が多くなったし、そのせいでしょうが黄土色が画面を埋めつくす作品も多いですよね。
初めて平山さんのこのシルクロード作品群に接した頃は――何しろまだひっじょーに若うございましたので~――「埃っぽくてイヤだ」などと思ったものですが、さすがに最近はそんなことはなくなりました。

でもやっぱり、こういうのが好きなの♪
▲「月華厳島」

何しろ私のアート鑑賞の基準は「自分のうちに飾りたいような作品か?」ですので・・・。
もちろん、財力と、飾る壁(ちゅか空間)があるかという話は無視して、ですよっ。

yurnippoさんが好きな作品として挙げておられた「終竟嘉峪関(かよくかん)」も壮大でした。
最近は「中原の虹」にハマっているから、長城というと、「辺境と中原の隔て」という感じが強くて、中原制覇を夢見た騎馬民族の夢の跡・・・に見えるのでした。

平山郁夫という画家のスタンスは、当初から「日本」ではなく「アジア」だったんですね。
バーミアン遺跡の修復に尽力される姿など見ていると、それはもう間違いようもないことなのですが・・・。
なのにしつこくも、私は平山画伯の作品の中では、奈良を描いたものが一番好きです。
(ホントは、だから今回図録買わなかったのかも・・・。)


ポストカードも買わなかったので、「何か買いたい~~」と探し回ったあげく、またしても一筆箋を買ってしまったよぅ。


縦書きと横書きのがあって、どちらもとっても素敵だったのですが、とりあえず横書きのを買いました。
駱駝に乗ってシルクロードを行く隊商のシルエットが、金茶の色合いで描かれてます。

近代美術館の次回の展覧会は梅原龍三郎氏。ひょえ~。
でも、「北京秋天」は好きだから、行くかも・・・。


追記:30日(日)のNHK「新日曜美術館」で、平山画伯のインタビューをやってました。
後半だけしか聞けなかったのですが・・・「『歴史のある自然』、『物語のある場所』に魅かれる」と語られていたのが印象的でした。

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  1. 2007/09/28(金) 22:56:00|
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コメント

No title

ぎゃーーーこの一筆箋すごい好み!
動物のシルエットものに弱いんですよぉ~

近代美術館って、首都高を東名方面に走っていると見えるところでしたっけ?
いつも、行きたいなぁ~と思いつついった事ないんですよね。

ちょっぴりピンと張った空気の中でたまに「はぁ~」とため息が聞こえるってのが私の美術館の印象です(笑)
はぁ~ってのはすごい作品を見た時に出たものと思われます。

  1. 2007/09/29(土) 00:39:00 |
  2. URL |
  3. lazybug #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

私も明日の「新日曜美術館」で回顧展を見ましょうっと。
壇ふみさんのお召し物も楽しみです。平山郁夫画伯の回だと和服? どうでしょう。

次は梅原龍三郎展ですか。こちらも楽しみですね。
  1. 2007/09/29(土) 10:21:00 |
  2. URL |
  3. ruksak #79D/WHSg
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No title

リンクありがとうございます~。
私が見に行ったときも、やはり「月華厳島」みたいな、青っぽい絵が人気があるらしく
(そんな十把一絡げみたいな言い方はないよな…)
それほど多くもないながら人が集まっていましたねー。
埃っぽい絵(笑)も私はけっこう好きです。
エキゾチックというか、旅心を刺激されるというか。
ここへ行ってみたい、自分の目でも見てみたい~、
って、私そんなことばかり言っていますか?(笑)
  1. 2007/09/29(土) 17:13:00 |
  2. URL |
  3. yurinippo #79D/WHSg
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No title

◈ayakoさん、
ね?ね?素敵だよね~~(^‐^)
平山郁夫美術館(ていうのがあるようなのね)の一筆箋らしいです。
「シルクロード~~」って感じでしょ。

えっと・・・首都高から見えるのは日本工芸館の建物のような気が・・・ま、あれも近代美術館の分館ではあるのですが。
工芸館は赤レンガですが、本館の美術館の方は、ありがちな白っぽい建物。
あれも首都高から見えたかなぁ?
にしても、古い建物好きとしては、工芸館も一度じっくり建物を見に行かねば・・・。

ayakoさんの描写される「美術館の印象」って、日本の美術館の企画展ではまずあり得ない素晴らしい環境じゃなかろか。
常設展示ならあり得るけど・・・。外国の美術館ならあるよね~。
あ、企画展でも、仏像とかの地味な展覧会なあるかも。
  1. 2007/09/29(土) 22:12:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈ruksakさん、
壇ふみさんの服、何でしょうね!
先週の日本工芸展の紹介の時は、人間国宝の染めた江戸小紋でしたね。
宝づくし文様・・・ああいう遊び柄の江戸小紋が私も一枚欲しい(人間国宝は無理ですが)と羨望の眼差しを注いでおりました。

梅原龍三郎さん、あの「ぐにぐにぃぃ~」とした線の絵、あまり好みではないのですが、「北京秋天」のあの抜けるような水色の空はすごく好きです。
調べてみたら、もともと近代美術館所蔵の絵らしいので、きっと出展されますね!
  1. 2007/09/29(土) 22:16:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

◈yurinippoさん、
厳島神社は、私にとってちょい思い出深い場所なので、あの絵は一層好きです。
私が見ていた時も、すぐ横でお若い女の子の二人連れが、「厳島神社はいいよ。是非一度は行ってごらんよ・・・」とか語り合っていました。

つくづく私の好みって、「日本人一般」の好みだなって気がします。
印象派やアルフォンス・ミュシャや、東山魁夷さんなど、とにかく「見てストレートに美しい」ものが好きかなぁ・・・。
あ、でも日本人に人気が高いというゴッホやユトリロはさほどじゃないんですが。

中国の辺境やチベット(えー、まあここも中国なんですか・・・)って、ホントに行ってみたいけど、私のような「歩く軟弱・根性レス」には無理でしょうねー・・・。
被爆者の平山さんでさえ頑張って行かれたのに。ああ、自分の軟弱さが憎い(T_T)
  1. 2007/09/29(土) 22:26:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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No title

びっくりです。美術館、一筆箋で検索してたら、このブログにたどり着きました。
平山郁夫美術館の一筆箋が写真入りで掲載されているなんて。
実は、この一筆箋の製作に携わった者ですが、エンドユーザーの皆さんの声が、こういう形で聞く事ができ、大変、うれしく感じています。
通常、作家の先生の作品を図案化(デザイン処理)して、一筆箋のようなグッズを製作するという事はタブー(しかも平山先生)なんですが、美術館の学芸員さんのお取り計らいにより実現した、かなり稀な美術館グッズです。
シルエットだけ残しても平山郁夫作品だと解かるところも、さすが、という感じです。
とにかく、喜んでくれた人がいたという事で、少し、いい気持ちになりました。
ありがとでした。


  1. 2007/10/03(水) 10:26:00 |
  2. URL |
  3. kazumasausagi #79D/WHSg
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No title

?kazumasausagiさん、
びっくりです・・・は私の方ですっ!!
ひゃー、あの素敵な一筆箋の製作に携わった方?!
コメントを残して下さって、本当にありがとうございます、嬉しいですっ。

おっしゃる通り、作品をそのまま小さくしたり部分を切り取って商品に使っているものはよくありますけど、デザイン処理されたものって・・・見かけませんね!
なるほど、そういうのは普通はなかなか許されないことなんですね。
今回買わせて頂いたシルクロード一筆箋(勝手に名付けた)、紙も何となく透け感があるし、全体的に、空気の澄んだ砂漠の夜、みたいな雰囲気がすごく素敵です。
ついでに、NHK「シルクロード」の喜多郎さんのオカリナのメロディーまで聞こえて来そうです~。

もし、もう一度会期中に行くことができたら、今度はタテ書きのも買いたいな(^^)
ただでさえ綺麗で「いいな~」と思っていた一筆箋が、kazumasausagiさんにこうしてコメント頂けたおかげで、一層思い出深いものになりました♪
  1. 2007/10/03(水) 22:49:00 |
  2. URL |
  3. lazyMiki #79D/WHSg
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